股間の解放記

普通の社会人PEKOの、日々思うことをつづっていきます。

プリズン・エスケープ 脱出への10の鍵

2021年02月11日 11時07分28秒 | 映画評論ハ行

製作年:2020年
製作国:イギリス/オーストラリア
日本公開:2020年9月18日
監督:フランシス・アナン
出演:ダニエル・ラドクリフ,イアン・ハート,ダニエル・ウェバー
映画『プリズン・エスケープ 脱出への10の鍵』公式サイト

南アフリカ。白人でありながら、反アパルトヘイト組織であるアフリカ民族会議(ANC)の隠密作戦に参加したためにプレトリア刑務所に投獄されたティム・ジェンキン(ダニエル・ラドクリフ)とスティーブン・リー(ダニエル・ウェバー)。最高レベルの警備体制が敷かれる所内で脱獄の手段を模索するティムたちは、木片を集めて作った鍵で出口までの扉を一つずつ解錠しようとする。木製鍵を次々と作成する二人だが、看守の監視の目が厳しくなっていく。
『ジャングル ギンズバーグ19日間の軌跡』などのダニエル・ラドクリフらが出演した、実話をベースのスリラー。南アフリカのアパルトヘイトに反対して投獄された男たちが、脱獄に挑む。メガホンを取るのはフランシス・アナン。『ふたりの女王 メアリーとエリザベス』などのイアン・ハート、『デンジャー・クロース 極限着弾』などのダニエル・ウェバーのほか、ネイサン・ペイジ、スティーヴン・ハンターらが共演する。

アパルトヘイトに反対して投獄された男たちが、脱獄に挑む実話を基にしたスリラー。実話ということには驚きましたが、刑務所での暴力的なシーンはほとんど無いので意外とあっさりしています。脱獄劇というと、やはり思い浮かべてしまうのが海外ドラマの「プリズンブレイク」でしょう。どうしても比べてしまうので、本作の地味さが目立ってしまいました。しかし地味ながらも、ドキドキ感はあり、備品倉庫に隠れたり、次々と鍵を開けていく展開だったり、脱獄の緊張感を感じられました。木で鍵を作るという発想が凄いし、手の器用さや記憶力や運の良さも、ティムも頭の回転の速さに驚きました。まぁあの時代だからこそ出来た脱獄かなと。今じゃ監視カメラだらけだろうから無理でしょう。そして状況は違うけど掴みにくいツマミってあるよね!!(笑)
当時の南アフリカでは差別を無くそうとした白人に対しても、このような酷い仕打ちをする時代があったなんて、とても勉強になりました。欲を言えばもう少し登場人物たちの背景を描いてくれたらと思いましたが…。

この作品の評価・・・・★★★★★☆☆☆☆☆(満点は★10)
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