製作年:2018年
製作国:日本
日本公開:2019年2月1日
監督:福澤克雄
出演:野村萬斎,香川照之,及川光博,片岡愛之助,藤森慎吾,朝倉あき,北大路欣也
OFFICIAL SITE
都内の中堅メーカー、東京建電の営業一課で係長を務めている八角民夫(野村萬斎)。最低限のノルマしかこなさず、会議も出席するだけという姿勢をトップセールスマンの課長・坂戸宣彦(片岡愛之助)から責められるが、意に介することなく気ままに過ごしていた。営業部長・北川誠(香川照之)による厳格な結果主義のもとで部員たちが疲弊する中、突如として八角がパワハラで坂戸を訴え、彼に異動処分が下される。そして常に2番手だった原島万二(及川光博)が新課長に着任する。
「半沢直樹」シリーズなどで知られる作家・池井戸潤の小説を原作にしたミステリードラマ。部下によるパワハラ告発を機に起こる波乱をスリリングに映し出す。メガホンを取るのは、池井戸の原作のドラマ「半沢直樹」「下町ロケット」などの演出を務めた福澤克雄。『のぼうの城』などの狂言師・野村萬斎、歌舞伎役者としても活動している香川照之、『相棒』シリーズの及川光博のほか、片岡愛之助、音尾琢真、立川談春、北大路欣也らが出演。
作家・池井戸潤の小説を原作にしたミステリードラマ。部下からのパワハラ告発を機に会社全体を巻き込んだ波乱が巻き起こる物語。半沢直樹と下町ロケットのキャストが勢揃いしており、まさに池井戸潤ワールド全開でオールスター集結といった感じでした。序盤は難しい展開かと思いきや、話が進むにつれて結末がどうなるのか気になって引き込まれていきました。日本にはここまでのブラック会社はなかなか無いと思うけど、他社との競争や成績やノルマに追われて過労死寸前までに働かさせる職場はきっとあるだろう。八角が言うように日本人にはサムライ魂があって、耐え凌ぐことが正しいという考えを持っているのだろう。世間の常識よりも会社の常識を優先してしまう考えは分からなくもない。正義を貫く人間の気持ちも、悪事を隠蔽しようとする人間の気持ちもなんとなく理解できてしまうから観ていて面白いです。不正をする人間側の気持ちがよく描かれています。真面目に生きることも大変だな…。ラストに八角が語りだす言葉が現代の日本社会の現実を表していると思いました。
キャストが演じる役にやや既視感があったのと、野村萬斎の癖のある喋り方がやや気になりましたが2時間で上手くまとまっていて見応えがある映画でした。
この作品の評価・・・・★★★★★★★☆☆☆(満点は★10)
製作国:日本
日本公開:2019年2月1日
監督:福澤克雄
出演:野村萬斎,香川照之,及川光博,片岡愛之助,藤森慎吾,朝倉あき,北大路欣也
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都内の中堅メーカー、東京建電の営業一課で係長を務めている八角民夫(野村萬斎)。最低限のノルマしかこなさず、会議も出席するだけという姿勢をトップセールスマンの課長・坂戸宣彦(片岡愛之助)から責められるが、意に介することなく気ままに過ごしていた。営業部長・北川誠(香川照之)による厳格な結果主義のもとで部員たちが疲弊する中、突如として八角がパワハラで坂戸を訴え、彼に異動処分が下される。そして常に2番手だった原島万二(及川光博)が新課長に着任する。
「半沢直樹」シリーズなどで知られる作家・池井戸潤の小説を原作にしたミステリードラマ。部下によるパワハラ告発を機に起こる波乱をスリリングに映し出す。メガホンを取るのは、池井戸の原作のドラマ「半沢直樹」「下町ロケット」などの演出を務めた福澤克雄。『のぼうの城』などの狂言師・野村萬斎、歌舞伎役者としても活動している香川照之、『相棒』シリーズの及川光博のほか、片岡愛之助、音尾琢真、立川談春、北大路欣也らが出演。
作家・池井戸潤の小説を原作にしたミステリードラマ。部下からのパワハラ告発を機に会社全体を巻き込んだ波乱が巻き起こる物語。半沢直樹と下町ロケットのキャストが勢揃いしており、まさに池井戸潤ワールド全開でオールスター集結といった感じでした。序盤は難しい展開かと思いきや、話が進むにつれて結末がどうなるのか気になって引き込まれていきました。日本にはここまでのブラック会社はなかなか無いと思うけど、他社との競争や成績やノルマに追われて過労死寸前までに働かさせる職場はきっとあるだろう。八角が言うように日本人にはサムライ魂があって、耐え凌ぐことが正しいという考えを持っているのだろう。世間の常識よりも会社の常識を優先してしまう考えは分からなくもない。正義を貫く人間の気持ちも、悪事を隠蔽しようとする人間の気持ちもなんとなく理解できてしまうから観ていて面白いです。不正をする人間側の気持ちがよく描かれています。真面目に生きることも大変だな…。ラストに八角が語りだす言葉が現代の日本社会の現実を表していると思いました。
キャストが演じる役にやや既視感があったのと、野村萬斎の癖のある喋り方がやや気になりましたが2時間で上手くまとまっていて見応えがある映画でした。
この作品の評価・・・・★★★★★★★☆☆☆(満点は★10)