股間の解放記

普通の社会人PEKOの、日々思うことをつづっていきます。

不都合な真実2:放置された地球

2018年05月22日 00時03分03秒 | 映画評論ハ行
製作年:2017年
製作国:アメリカ
日本公開:2017年11月17日
監督:ボニー・コーエン,ジョン・シェンク

『不都合な真実』に出演したアル・ゴア氏はその後、地球環境問題における功績によりノーベル平和賞を授与される。また同作がヒットして環境問題は改善されていくと思われたが、映画が公開されて約10年が過ぎた今、状況は悪化の一途をたどっていた。ゴア氏は精力的に世界を飛び回り、必死の形相で人々に環境問題を訴え続ける。
地球環境問題に警鐘を鳴らすアル・ゴア元アメリカ合衆国副大統領の姿を描いた『不都合な真実』の続編。前作からおよそ10年が過ぎ、さらに深刻な危機を迎えている地球の姿を突き付ける。『南の島の大統領 -沈みゆくモルディブ-』のジョン・シェンクが共同監督として参加。

第79回アカデミー賞長編ドキュメンタリー映画賞を受賞した「不都合な真実」から約10年を経て製作された続編。本作でもアル・ゴア氏が地球環境問題に関する警告を訴え続けています。しかし世の中はあまり真剣に考えておらず…。アル・ゴア氏の本気度が前作に続きよく伝わってきます。地球温暖化が進み、氷河が解けて水位があがり、世界中で街が沈んでいっている現状。大洪水によって街が川のようになっている映像を見るとCGなのかと思ってしまうくらい信じがたい光景でした。先進国からの反対意見も多くなかなか進まない問題。さんざん先進国が化石燃料を使っていたくせに、インドに対して“使うな”と言われたら、そりゃあインドだって怒りますよね。パリ協定がいかに重要な会議だったのかがこの映画を観るとよく分かります。オバマ政権だったから良かったことも、トランプ政権になった今、世界がどうなってしまうのか恐ろしい…。他人事ではこの問題を全人類が最優先で取り組んでいかなければいけないと思いました。これからも美しい地球を守り続けるためには一人一人が出来ることをしないといけない。1作目ほどの衝撃は無かったけど、観て損はない作品でした。

この作品の評価・・・・★★★★★★☆☆☆☆(満点は★10)
コメント
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