股間の解放記

普通の社会人PEKOの、日々思うことをつづっていきます。

ブラック・スキャンダル

2016年02月29日 21時09分30秒 | 映画評論ハ行
製作年:2015年
製作国:アメリカ
日本公開:2016年1月30日
監督:スコット・クーパー
出演:ジョニー・デップ,ジョエル・エドガートン,ベネディクト・カンバーバッチ
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1970年代、サウスボストン。アイリッシュ・マフィアのボスとして同地一帯を牛耳るジェームズ・“ホワイティ”・バルジャーに、FBI捜査官のジョン・コナリーが接触を図ってくる。彼はFBIと手を組んでイタリア系マフィアを駆逐しようとホワイティに持ち掛け、密約を交わすことに成功。両者の連携によってイタリア系マフィアの勢力は弱まるが、その一方でホワイティは絶大な権力を持つようになる。
ジョニー・デップが主演を務めた実録クライムドラマ。実在するアイリッシュ・マフィアのボス、ジェームズ・“ホワイティ”・バルジャーが裏社会でのし上がっていく姿を追う。メガホンを取るのは、『ファーナス/訣別の朝』などのスコット・クーパー。『エクソダス:神と王』などのジョエル・エドガートン、『イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密』などのベネディクト・カンバーバッチらが共演する。さまざまな思惑が渦を巻く人間模様に加え、圧倒的存在感を放ちながらホワイティを演じるジョニーにも目を奪われる。

実在したマフィアのボスをジョニー・デップが演じたクライムドラマ。ジョニー・デップと言えば、「パイレーツ・オブ・カリビアン」や「アリス・イン・ワンダーランド」など誰からも愛されるようなキャラクターを演じることが多い俳優。しかし今回はジョニー・デップ史上、最も凶悪なキャラクターだと思います。冷酷非道なジェームズ・“ホワイティ”・バルジャー。彼は全てを自分の思い通りにしようとする。仲間を作り、裏切り者には容赦ない制裁を。バルジャーという人物が如何に凶悪だったかを実感させられます。自分の子供、そして母親の死から、さらに悪へと落ちていく姿は恐ろしかったです。しかし展開としては盛り上がりに欠ける。バルジャーの極悪っぷりを2時間見せられただけで、盛り上がりも無く終わってしまった。ジョニー・デップや、他の俳優たちの怪演っぷりを見れたことで後悔は無いけれど、映画としては退屈かもしれません。マフィア・FBI・政治家という3つの視点から、もっとドロドロした展開を期待していたのに…。実話だから仕方ないかもしれない。マフィアと手を組んでしまったせいで破滅してしまったFBI捜査官は自業自得だけど、なんだか可哀そうな気もする。

この作品の評価・・・・★★★★★☆☆☆☆☆(満点は★10)
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