股間の解放記

普通の社会人PEKOの、日々思うことをつづっていきます。

エスター

2010年05月16日 00時45分25秒 | 映画評論ア行
製作年 : 2009年
製作国 : アメリカ
2009年10月10日公開
監督 : ハウメ・コジェ=セラ
出演 : ヴェラ・ファーミガ,ピーター・サースガード,イザベル・ファーマン
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赤ん坊を死産したショックから立ち直れずにいたケイトとジョン。この傷を癒すため、二人は養子を迎えることを決意する。訪れた孤児院で二人は他の子と交わらず一人で絵を描く少女に出会う。彼女の名はエスター。この聡明で絵が上手な少女を喜びとともに迎え入れたケイトだが、その直後から奇妙な事件が頻発する。ケイトはエスターに違和感を感じて周囲に警告するが、逆に孤立してしまう。そして、事件は家族にも及び始めた…。
無垢な子供が大人の目に触れないところで危険な事件を引き起こす…というのは、古くからあるスリラーのモチーフである。ある意味手垢がついているとも思われるこのテーマに対し、本作は従来の作品とは違った角度で解答を出している。ややもすると設定だけが一人歩きしかねないエスター役を、子役時代から豊富なキャリアを持つイザベル・ファーマンが見事に演じきっている。そして、様々な演技賞を受賞してきたベラ・ファーミガ、ピーター・サースガード、CCH・パウンダーらが作品にリアリティを与え、観客を作品世界に引きずりこんでいく。中盤から終盤にかけて怒涛の勢いで進むストーリーは圧巻。最初から最後まで目が離せない一作だ。

久しぶりの当たりなんじゃないか?
このエスターという女の子、序盤はドレスが似合うとっても可愛い女の子なんだけど、この子が怖い怖い!怖いというか怖すぎる!!上質のサイコホラーです。3人の子供たちの演技、すげぇ上手いよなー。
エスターを養子として家に招き入れてから起こり続ける不幸…。細かいところに気にせず、本作はとりあえず何も考えずに観ることをおススメします。お母さんや子供たちはすぐに気付くのにお父さんが鈍すぎる感じもするけどさ…。エスターの目的もハッキリ描かれてはいないけど、それはエスター自身が誰かの傍で尽くしたい気持ちが強すぎたのではないでしょうか。ラストの衝撃はなかなかです!まさかそういう事だったとは…!?
おススメです☆

この作品の評価・・・・83点
コメント
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