股間の解放記

普通の社会人PEKOの、日々思うことをつづっていきます。

レディ・イン・ザ・ウォーター

2007年02月23日 21時51分40秒 | 映画評論ヤラワ行
製作年 : 2006年
製作国 : アメリカ
2006年9月30日公開
脚本・製作・監督・出演 : Mナイト・シャマラン
出演 : ポール・ジアマッティ,ブライス・ダラス・ハワード,ボブ・バラバン
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フィラデルフィア郊外のアパート。住み込みの管理人クリーブランドは、日々雑用や修繕に明け暮れていた。そんなある夜、中庭のプールに女性が潜んでいたのを発見したクリーブランドは、彼女を自室に連れ帰って休ませる。まだあどけなさの残る美しい彼女が一体どこからやってきたのか、何者なのか、“ストーリー”という名前以外は何もわからない。その謎を解く鍵は、意外なところにあった。韓国人の女子大学生が語る東洋の伝説に、彼女が奇妙なほど合致していたのだ。そしてすべては、伝説通りに動き始める……。
『シックス・センス』の1作で、ハリウッドの寵児となったM.ナイト・シャマラン最新作は、監督が2人の娘を寝かしつけるため、即興で語っていた物語から生まれた。これまでも自作に顔を出していた監督が、初めてメイン・キャラクター(作家のタマゴ役)で登場。退屈な日常に突如として不可思議な存在が現われ、ごく普通の市民が奇跡を体験する筋書きは、『未知との遭遇』を彷彿とさせる。舞台となるアパートには何の変哲もないが、そのすべてが一から組まれたセットだとか。住民の個性まで伝えるインテリアに、是非ご注目を。主演は『シンデレラマン』でオスカー候補となったポール・ジアマッティ、『ヴィレッジ』で一躍注目を浴びたブライス・ダラス・ハワード。ちなみに彼女、ロン・ハワード監督と女優シェリル・ハワードの娘というサラブレッドだ。
自分の中で最も嫌いな監督であるM.ナイト・シャマラン。「シックス・センス」「サイン」「ヴィレッジ」と数多くの意味不明な作品を観てきたので今回も相当つまらないだろうなと思ってましたが、まぁそこまでの駄作ではなかったです。水の精と人間との繋がりを描いたファンタジー作品ですが、まぁ考えてみれば話が上手くいき過ぎてるような気もしますね。韓国人親子からの情報通りにすれば上手くいくような単純な流れアパートの住人みんながここまで真剣になれるってのも凄い!これならご近所トラブルなんてなさそうですね(笑)怪物などのCGはまぁ良かったと思います。“守護神は誰だぁ!”って言われたら、自分だったら真っ先に“ケビン・コスナー!”って言っちゃいそうです(笑)最後に、こんなおとぎ話を寝かしつける時に言われたら絶対寝れません…

この作品の評価・・・・66点
コメント (2)
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出口のない海

2007年02月23日 14時17分06秒 | 映画評論タ行
製作年 : 2006年
製作国 : 日本
2006年9月16日公開
監督 : 佐々部清
出演 : 市川海老蔵,伊勢谷友介,上野樹里,塩谷瞬,柏原収史,香川照之
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時は1945年4月。青年が、一隻の潜水艦に乗り込んでいく。彼の名は並木浩二。戦況苦しい日本を前に、自ら志願した極秘任務を果たそうとしているのだ。野球ボールを握る彼の胸に、思い出が去来する。高校時代、甲子園優勝投手として周囲の注目を集め、大学に進学したこと。大事な肩を痛めたこと。しかし夢をあきらめなかった日々。そして日米が開戦。同級生らが志願しはじめ、並木も海軍への志願を決める。彼の任務は人間魚雷“回天”としての、敵艦への激突だった。
『半落ち』の佐々部清がメガホンを執り、再び横山秀夫の小説を基に映画化。仰々しさに陥ることのない演出で、人間ドラマを細やかに紡ぎ、感動を喚起させる。『半落ち』原作・監督コンビに加え、脚本を日本映画界が誇るふたりが担当しているのも見逃せない。作品の土台を、『たそがれ清兵衛』の山田洋次と、海外でも高く評価された『うなぎ』の脚本家・冨川元文が、きっちりと作り上げている。主演の市川海老蔵は、満を持しての映画デビューで、戦争に身を投じた青年・並木を熱演。並木と想いを寄せ合う女性・美奈子を演じた上野樹里も、これまでのイメージとは違う表情を見せる。戦争を通じ、生きる意味を深く問いかける大作。
こういうジャンルの作品には涙脆い自分でも今回は泣けませんでした…。まずテーマが曖昧すぎる戦争モノにするなら“若者たちの悲劇”って感じで描けばいいのに“野球”とか“ラブストーリー”とかが中途半端に盛り込んであるから感動が薄れました。肝心の戦闘シーンだって毎度毎度“隊長!故障で発進できません!”ばっかり。迫力が全く伝わってきませんでしたぁ。もうちょい戦闘シーンに金かけても良いのに。主演の市川海老蔵だって演技力は上手いような気がしたけど名演技ってほどじゃなかった。やっぱ歌舞伎出身の俳優を起用したのは間違いだったんじゃないか?彼にはもうちょい似合った作品が他にあると思います。ラストは少しは感動する終わり方かと思いきや、あっけない終わり方最後は敵艦に突っ込んで欲しかったです。でもやはり戦争をテーマにしているだけあって考えさせられる作品でした。人間魚雷という恐ろしい兵器で多くの若者が亡くなった事を忘れてはいけないなと思いました。

この作品の評価・・・・65点
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