股間の解放記

普通の社会人PEKOの、日々思うことをつづっていきます。

親指さがし

2007年02月09日 17時37分05秒 | 映画評論ア行
製作年 : 2006年
製作国 : 日本
2006年8月26日公開
監督 : 熊澤尚人
原作 : 山田悠介
出演 : 三宅健,伊藤歩,松山ケンイチ,永井流奈,尾上寛之,佐野史郎
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12才の武ら仲良し6人組は、野原に立つ廃ホテルに忍び込んでは、そこで遊んでいた。ある日、ホテルの屋上で遊んでいる時に「親指さがし」をすることになる。それは親指を失った少女のために知らない部屋で親指を探すという、学校で噂の怖い遊びだった。6人が呪文を唱え目を開けると、6人の一人、由美子が消えていた。警察が捜査に乗り出すが、由美子は見つからなかった。それから8年後の夏、5人は同窓会で久しぶりに再会する。事件が忘れられない武は、もう一度「親指さがし」をしようと彼らを誘う。
「山田悠介原作の同名の小説を、熊澤尚人監督が映画化。「親指さがし」とは、子供たちの間で知られる「都市伝説」のひとつである。“口裂け女”や“こっくりさん”など、子供ならではのネットワークで町から町に広がる怖い話。口コミゆえの恐ろしさで夜も眠れなくなったことは、誰でも一度は経験があるだろう。このような噂は、世代ごとに受け継がれ、伝説として残っていく。大人になった今、子供の想像力と感性の豊かさを改めて思い知る。主役の6人組を演じるのは、三宅健、伊藤歩、松山ケンイチら若手実力派。そして、佐野史郎、手塚理美らベテランが脇を固めた。
親指を返せ…親指を返せ…親指を返せ…何でそんなに親指が欲しいんだと思ったら交通事故で親指を無くしてしまったらしいです。さて今回は今注目の山田悠介原作の同名の小説を映画化!彼の作品は初めて観ました。前半は“呪い”という要素が盛り込んであって、同窓会で偶然同じテーブルに親指さがしをした5人が集まったり、“消えた子は大人になったら戻ってきて、親指さがしをした子はみんな殺されちゃうんだよ”という都市伝説までネットに書き込みされてて、まさにホラー映画って感じですね。でも面白いのはここまで!最初に死んだ男は何でいかにも何か出そうな公衆トイレに入っていったのか理解できませんそして三宅健が働く会社にFAXが届くけど、送った男は何でその会社を知っていたのか…。そんで一番気になったのが8年前に由美子がいなくなった時に警察は200人も動員して捜索したのに何故見つけられなかったのかネタバレになりますがラストで排気口であっさり見つかりましたよ(笑)そこら辺は警察のずさんな捜査ですなホラー映画かと思いきや人間の心の闇を描いた、ありがちな作品だと思いました。こんな作品今まで何本も観てきましたよ…。山田悠介はまだ映画界には参入してこない方がいいのでは?これが小説ならまだ許せるかもしれませんが映画で観ると、まとまりが無くてかわいそうに思えます。でも一番かわいそうなのは親指を切り落とされたのにその後の手の具合がどうなったのか描かれていない松山ケンイチでしょうか(笑)なんならその親指を由美子の墓に…えっ?ちなみに佐野史郎はこの映画の中では何も活躍してません

この作品の評価・・・・63点
コメント
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