股間の解放記

普通の社会人PEKOの、日々思うことをつづっていきます。

間宮兄弟

2006年12月23日 18時39分01秒 | 映画評論マ行
製作年 : 2006年
製作国 : 日本
2006年5月13日公開
監督・脚本 : 森田芳光
出演 : 佐々木蔵之介,塚地武雄,常盤貴子,沢尻エリカ,戸田菜穂
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兄・明信と弟・徹信の間宮兄弟は、マンションで2人暮らし。一緒にご飯を食べ、野球観戦で熱くなり、ビデオを観ては涙する。もういい大人の2人だけれど、仲の良さは子供の頃と全く同じ。いや、むしろ人生を共にしてきた太い絆の分だけ、さらに仲良くなっているかも。ある日、彼らは行きつけのレンタル屋さんの店員、直美ちゃんと、徹信の務める小学校の依子先生を誘ってカレーパーティーを開くことを決意。頑張って彼女たちに声をかけるのだった。
『黒い家』『阿修羅のごとく』などで知られる森田芳光が、人気作家、江國香織の同名小説を監督。互いを思いやりながら、誠実に暮らしている間宮兄弟が、日頃のストレスを忘れる一時を与えてくれる作品だ。本作には特別な事件は何も起こらない。ドラマチックな展開があるわけでも、泣きの場面が待っているわけでもない。綴られていくのは、間宮兄弟のただの日常。しかし大人になっても自然に互いを思いやっている2人の姿は、ずっと観ていたくなる不思議な魅力を放つ。テレビドラマ「離婚弁護士」などで人気の佐々木蔵之介と、お笑いコンビ、ドランクドラゴンの塚地武雄が主演。息の合った演技を見せている。また出演作の続く沢尻エリカなど、取り巻く女優たちも豪華だ。
ハッキリ言っちゃえば“日常にある幸せ”を描いた盛り上がりのない作品です。刺激が欲しい人は決して観ないでください。前半は笑えるシーンが多くて楽しめましたが中盤から何も起きない事に気づき、すごく退屈でしたぁ。時間も内容の割には長すぎると思いますキャストはすごく良かったと思いますよ。とくに母親役の中島みゆきは違和感なし!(笑)しかし内容を見れば少々物足りません浴衣パーティーのシーンは笑えたけど、後半のストーカーまがいの行動はちょっと引きました。そもそも常盤貴子や沢尻エリカみたいな美女があんな30代の兄弟の家に誘われて即OKするのか?ってのが疑問。

この作品の評価・・・・70点
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日本以外全部沈没

2006年12月23日 18時34分22秒 | 映画評論ナ行
製作年 : 2006年
製作国 : 日本
2006年9月2日公開
監督 : 河崎実
出演 : 小橋賢児,柏原収史,松尾政寿,藤岡弘,村野武範
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2011年。原因不明の大規模な天変地異によって、アメリカ大陸が一週間で海に沈んだ。世界各国が合衆国からの難民を受け入れたものの、犠牲者の数は天文学的数字に。ペピトーン合衆国大統領と政府首脳はエアフォースワンで脱出、日本の沖縄米軍基地にやってくる。しかし異常事態は終わらなかった。一週間後、中国大陸が沈没を始め、立て続けに各大陸が沈没。結局数週間で、日本以外のすべての陸地が沈没してしまう…。
小規模なB級作品なのを逆手に取り、かなり過激なブラック・ユーモアをシレっとブチかました衝撃作。世界中からやってきた外国人が、国外追放されないように日本人にゴマをする。国際社会で軽んじ続けられてきた日本がチヤホヤされる図は、不謹慎だが何とも小気味よく痛快だ。このパロディが生まれたのは、小説「日本沈没」がベストセラーとなった1974年。SF作家仲間で小松左京の成功を祝う会が開かれた時に、星新一が筒井康隆をつかまえて「君、「日本以外全部沈没」を書きなさい」とけしかけたのが発端だとか。つまり、原作者も公認のパロディなのだ。
今年興行収入60億円の大ヒットを収めた草なぎ剛主演の「日本沈没」の逆バージョン。改めて言うほどのことじゃないですがB級……いやっZ級……いやっここまでやってくれれば逆にB級まで上がるかなって作品です(笑)でもただのB級映画というわけではなく、どこか吹っ切れてる感じがするので観ているこっちもボケェ~っとしながら観れるので楽ですよ。開始40分はあまりの馬鹿らしさに笑ってしまい気づけばハマってましたが、そんな気持ちが1時間半も続くわけもなく、その後の1時間はもう我慢との戦いでした(笑)話はタイトルの通り、地震大国の日本以外が全部海に沈んでしまいます。ということはもちろん全世界のみなさんが日本に移住してくるわけですが、ちょこちょこ微妙に引っかかることが多くてすごく気になりました。元大統領がボディガードも無しでバーで飲んでたり、編集者のテレビが異様に小さかったり、大統領の緊急会見でバニーガールが出てきたり…でもまぁそこら辺はB級なので許されます(笑)その他にもB級要素はたくさん!!とくに特撮のヒドさにはあまりのヒドさに呆れるどころか感動を覚えました。朝にやってる戦隊モノの特撮もヒドいけどそれ以上にヒドかった(笑)そのあと日本は、外人で溢れかえるわけなんですが大量にいる外人を何とか減らそうと安泉総理大臣は恐ろしいことに国外追放することを思いついちゃいますまるでリアル鬼ごっこの王様みたいな考えだね(笑)まぁ日本しか残ってないんだから、各国の首相は安泉総理大臣の言いなりになるしかないんです。そんな恐ろしい外国人抹消計画でブルース・ウイルス(?)とかシュワちゃんは果たして助かったのかが気がかりです。外人の話では追放されたらチベットに流れ着くらしいけど日本以外全部沈没してるんだからチベットとか無いんじゃないの?って思うんだけども…そして忘れてはいけないのがそぅ北朝鮮のアイドル、金正日!!彼は日本に来てからも暴れまくります。ただし最初から姿を現すのではなくバーのボーイに変装してるのです!!!そんな金正日に人質として捕らえられた総理と各国首相。一方同時に国会議事堂では藤岡弘施演じる石山防衛庁長官が人質に捕らえられました。しかしさすがは防衛庁長官、腹に爆弾を付けているのです♪……えっ?(笑)次の瞬間、国会議事堂もろともボォ~~~~~~~~ン!!!おいおい何をやっとるのですか防衛庁長官まぁそれこそB級だぁ!ラストは結局日本も沈んでしまうんですが終わり方もまた微妙。あっけなくみんな死んじゃいましたよ。たぶんラストは平和になれっていうメッセージも込められてた気もしたけど、それでもこの終わり方はひどかった!!普通に考えればZ級の作品ですが、作品の馬鹿らしさを考えれば決して低い評価ではないです。

この作品の評価・・・・54点
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NANA2

2006年12月23日 04時10分59秒 | 映画評論ナ行
製作年 : 2006年
製作国 : 日本
2006年12月9日公開
監督・脚本 : 大谷健太郎
原作 : 矢沢あい
出演 : 中島美嘉,市川由衣,玉山鉄二,姜暢雄,丸山智己,成宮寛貴
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大崎ナナ(ナナ)と小松奈々(ハチ)は、東京での共同生活を楽しんでいた。ナナのバンドBLACK STONESは、プロデビューに向けて精力的に動き出し、ハチはナナの成功を心から願っていた。ある日、ハチはレンの所属するTRAPNESTのタクミと再会。二人は付き合うようになるが、タクミの冷たい態度にハチは、すぐに別れを決意。その後、BLACK STONESのノブに告白され、付き合い始めるが、ハチはタクミの子供を身ごもっていた…。
コミック、映画、音楽と大ブームを巻き起こした『NANA』の続編にして、完結編の『NANA2』。「デビューしたブラストとハチの成長を描きたくて、『NANA』を頑張った」と大谷健太朗監督が語るように、「NANA」の最もせつない部分が『NANA2』に凝縮されている。オリジナルとは違うエンディングが用意されているのも必見。前作とキャストが変わった役は奈々、シン、レンの3人。3人も中心メンバーが変わっちゃうと何かヌルい感じがして最初は続編とは思えませんでしたとくに宮崎あおいは奈々にハマリ役だったから市川由衣はパッとしなかった気がします…。“ハチが妊娠するから自分のイメージと合ってない”ってことで降板した宮崎あおいですが、そこまで今回のハチはディープな感じでもないし、そのまま続けた方が良かったと思うんだけどもさて内容はと言うと、物語は前作のすぐ後っていう設定らしいんだけど、なかなか話が展開せずに少し退屈してしまいました。でもハチが妊娠したあたりから面白くなってきたけどね♪個人的にタクミの言動は許せないよ!! 劇中でNANAが“何で大切なものは全部TRAPNESTにとられちゃうんだろ…”って言ってたけど、俺が思うにはTRAPNESTの方が歌唱力もカリスマ性も、ビジュアルもBLACK STONESより上だからなんじゃね?(笑)今回の曲だってBLACK STONESの「一色」よりTRAPNESTの「Truth」の方が断然上だし今回の作品は前作の“自分たちの力で這い上がっていく”というテーマが全く消えていて、有名人との熱愛でBLACK STONESが有名になっちゃうっていう、今までの努力は何なのさ!?とツッコみを入れたくなる流れになってます。NANAだってカッコいい事言っておきながら結局は有名人のレンに便乗するのかと知った時はすごく残念でした…。そしてそんな調子のいい話にかき消されそうなヤスの記者に対する暴力。たぶん彼はあの後訴えられただろうけど、その事は一切触れてません(笑)終わり方だって、果たしてハッピーエンドなのかバッドエンドわからないまま上映終了色んなシーンで“えっ?えっ?”と思わせてくれた作品でした♪もう一つ言っちゃえば、ラストに映画の中で使われた歌(一色とTruth)が記録を塗り替えられないほどヒットしたって言ってるけど、そこまでの名曲じゃないし何だかなぁって感じです(笑)

この作品の評価・・・・68点
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犬神家の一族

2006年12月23日 04時05分26秒 | 映画評論ア行
製作年 : 2006年
製作国 : 日本
2006年12月16日公開
監督・脚本 : 市川崑
出演 : 石坂浩二,松嶋菜々子,尾上菊之助,富司純子,松坂慶子
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信州の製薬王・犬神佐兵衛が亡くなった。血縁関係者が揃った場で公開された遺言状には、3人の孫のいずれかとの結婚を条件に全財産を、佐兵衛の恩人の孫娘・野々宮珠世に譲渡するという内容だった。珠世をめぐる3人の男たちによる争奪戦が繰り広げられ、遂には殺人事件が。遺言状を預かる法律事務所から仕事の依頼を受けた名探偵・金田一耕助は捜査に乗り出すのだが、第2、第3の殺人事件が起きてしまう。
1976年に角川映画の記念すべき第1弾として製作された『犬神家の一族』は、現在の興収に換算すると50億円に相当する大ヒットを記録。その後しばらく横溝正史ブームが続いたことを覚えている方も多いことだろう。そして30年の時を経て、監督・市川崑×金田一・石坂浩二の黄金コンビが復活した。当時のセリフ、画面の構図、カット割りを踏襲しながらも、フレッシュなキャストでまた違った作品の雰囲気を醸し出している。石坂=金田一だけでなく、30年前と同じ役を演じる加藤武と大滝秀治、そして犬神三姉妹の次女と三女を演じた草笛光子と三條美紀が違う役で出演している事など、ファンには嬉しい気配りも多数ある。
わざわざ映画にするほどの作品では無かった気がします例えればお正月の目玉特番としてテレビで放送して視聴率20%ってぐらいって感じの作品でしょうか(笑)何故に市川崑は30年前の自分の作品を今更になってリメイクしちゃったのか…それが事件が解決した今でも謎です(笑)30年前の作品を観てないので何とも言えませんが、それでも良い意味で言えば懐かしさが、悪い意味で言えば古くささが漂ってきそうな作品でしたやはり松嶋菜々子や深田恭子を起用したとしても昔の古くささは取り除かくことは出来ませんでしたよ…それにしても深田恭子は見ていて富豪刑事を思い出させるような演技でしたまぁ自分はテレビで稲垣吾郎版の「犬神家の一族」を観たんで内容は薄々知ってました。でも犯人を忘れてしまってたんでそこは不幸中の幸いだろうか。まぁそれなりに楽しめたと思うよ♪しかし出てくる出演者が多いのに加え、名前がみんな似ているからよぉ~く耳を凝らして聞かないと誰が誰だか分からなくなりそうですそんで、上映時間が2時間ということですごく長く感じました。話がダラダラしていて事件と事件の間の時間が空きすぎていたようなもうちょいテンポよく殺人事件が起きてくれれば良かったです。それと特殊効果のちゃっちさが全体的にありましたぁ!血糊や死体は大学生が映像コンテストに出品する程度のレベルでした。犯人を知った時は多少の驚きはあったものの、その後の展開が金田一シリーズでは有りがちな設定で先が予想できてしまったのが残念ですスケキヨは個人的には好きですが、さすがに風呂で逆立ちは出来ないね(笑)

この作品の評価・・・・72点
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森のリトル・ギャング

2006年12月23日 04時00分44秒 | 映画評論マ行
製作年 : 2006年
製作国 : アメリカ
2006年8月5日公開
監督 : ティム・ジョンソン
声の出演 : 役所広司,BoA,武田鉄矢,友近,石原良純,夏木マリ
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ずっと1人ぼっちで生きてきた流れ者のアライグマRJは、ある日ついに空腹に耐えかね、冬眠中のクマ・ヴィンセントがため込んだ人間のスナック菓子に手をつけてしまう。RJが食糧奪取に成功したと思った矢先、目を覚ましたヴィンセントは激怒!お菓子のかわりに食べられたくないRJは、1週間で蓄えてあった食糧を取り戻すと約束。偶然出会ったお人よしで世間知らずな動物たちを上手くだまし、新興住宅地での食糧集めに協力させるのだが…。
『シュレック2』と『マダガスカル』のドリームワークス アニメーションが贈る、かわいい動物たちの冒険アドベンチャー。静かに森で暮らしていた“善良”な動物たちが世慣れたアライグマにそそのかされ、人間の食べ物の味を知ってしまう…!タダでさえ危険な人間の世界に、残酷な害獣駆除会社までやってきたから、さあ大変!スリル満点の“お菓子争奪戦”が繰り広げられていく。主人公RJの声は、ブルース・ウィリス/声優初挑戦の役所広司。おシャマなオポッサムの娘ヘザー役にアヴリル・ラヴィーン/BoAなどなど、日米両方とも豪華なキャストです♪しかしBoAの声が片言の日本語で少し気になったけどね(笑)それとカメ役の武田鉄矢、どうしても金八先生になってたような…!?さて内容ですが、どうもドリームワークス・アニメーションの作品は好きになれない自分でも今回は意外と楽しめました!ただ菓子が奪うっていうテーマだけではなく、前半は森林保護を訴えるような“自然が無くなってきているんだ”的な雰囲気で、後半は友情や家族愛をテーマにしていてすごく分かりやすくて良かったと思いますそれに加えて笑える場面も多いです!マイナスポイントを言うと、どのシーンも少し大袈裟過ぎたんじゃないかぁ?って思います。爆発したからって宇宙まで映さなくてもいいと思うが…その辺はやはり子供向けだよね。基本的には内容も上映時間83分という部分から子供向けといった感じですでも大人が観ても十分楽しめる作品なので観る価値はあると思います!

この作品の評価・・・・80点
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