股間の解放記

普通の社会人PEKOの、日々思うことをつづっていきます。

007/カジノ・ロワイヤル

2006年12月10日 19時19分00秒 | 映画評論タ行
製作年 : 2006年
製作国 : イギリス=チェコ=ドイツ=アメリカ
2006年12月1日公開
監督 : マーティン・キャンベル
出演 : ダニエル・クレイグ,エヴァ・グリーン,マッツ・ミケルセン
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暗殺の仕事を2度成功させたジェームズ・ボンドは“00(ダブルオー)”の地位に昇格し、最初の任務で、世界中のテロリストの資金源となっている“死の商人”ル・シッフルの存在を突き止める。高額掛金のポーカーで資金を稼ごうとするル・シッフルと勝負するため、モンテネグロに向かうボンドの前に、国家予算である掛金1500万ドルの監視役として財務省から送り込まれた美貌の女性ヴェスパー・リンドが現れる。
新ボンドのキャスティングを巡ってはワールドワイドに物議を醸したが、ダニエル・クレイグという選択は間違いではなかった。原作はイアン・フレミングのボンド・シリーズ第1作。ゆえに殺しのライセンスを与えられた諜報員としてはまだまだ未熟で、これまで描かれたボンドたちとは違い、失敗もするし、本気で恋にも-ヴェスパーはシリーズ最高のイイ女かもしれない-落ちる。アクションやセックスアピールだけではない一人の男の複雑な魅力がよく出ている。引き続きジュディ・デンチが演じるMとの辛辣でウィットに富んだ会話もいい。
おすぎが大絶賛していた新ジェームズ・ボンド役のダニエル・クレイグ。彼はスピルバーグ監督の「ミュンヘン」にも脇役として出演していました。やっぱり僕らの時代はピアース・ブロスナン=ボンド役というイメージが強いですが、本作を観てダニエル・クレイグも意外とハマり役だと感じました。男前では無いけれどブルーの眼が印象的だし、脱ぐとめちゃくちゃマッチョだし、でも何気に人妻好きだし前作「ダイ・アナザー・デイ」まではカッコいいボンドっていう印象が強かったのですが今回は男気の濃い、少々強引なボンドでした。失敗してばかりいるので今までボンドとは違いますが、やっぱボンドも人間なんだなと妙な親近感が湧きます(笑)カジノのシーンでは“さすがボンド!”ってぐらいクールでした。話は1人の男がジェームズ・ボンドになるまでの話なので女性の方でも十分に楽しめると思います!とくに迫力満点の追走やアクションシーンは久しぶりに興奮しました!!“CGなんじゃないの?”って思うぐらい凄いシーンもあったしね話のテンポも良くて展開が二転三転あるので予想外の展開に飽きずに楽しめますよ。こりゃあ次回作もすっごい楽しみです♪てか、あの拷問のシーンはかなり痛そうだったけど…。まぁ男しか分からない痛みですな(笑)

この作品の評価・・・・85点
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硫黄島からの手紙

2006年12月10日 19時14分17秒 | 映画評論ア行
製作年 : 2006年
製作国 : アメリカ
2006年12月9日公開
監督 : クリント・イーストウッド
出演 : 渡辺謙,二宮和也,伊原剛志,加瀬亮,中村獅童
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戦況が悪化の一途をたどる1944年6月。アメリカ留学の経験を持ち、米軍との戦いの厳しさを誰よりも覚悟していた陸軍中将・栗林が硫黄島に降り立った。着任早々、栗林は本土防衛の最期の砦である硫黄島を死守すべく、島中にトンネルを張り巡らせ、地下要塞を築き上げる。そんな栗林の登場に、硫黄島での日々に絶望していた西郷ら兵士たちは希望を見出す。だが、一方で古参の将校たちの間で反発が高まり…。
イーストウッド監督、スピルバーグ製作の『父親たちの星条旗』に続く、硫黄島2部作の第2弾。日本の最南端にほど近い太平洋に浮かぶ、東京都小笠原村硫黄島。山手線一周ほどもないこの小さな島は、太平洋戦争末期に米軍の本土攻撃を食い止める最期の砦として重要な拠点だった。米軍は当初、圧倒的な戦力の違いから5日で陥落できると踏んでいたが、予想以上の日本軍の抵抗によって激戦は36日間に及んだ。この硫黄島の戦いを率いた日本軍の栗林中将、若き兵士・西郷ら何人かの人物に焦点を当て、硫黄島での戦いを明らかにしていく。戦後61年が経ち、地中から発見された数百通の手紙。届かぬとわかっていてしたためられた家族への思いが、余りにも悲痛で胸を打つ。
「父親たちの星条旗」はどちらかと言えば戦争後の苦悩を描いた作品に仕上がってましたが、本作は戦争の残酷さが細かく描かれています。その残酷さは予想以上でとくに玉砕のシーンは本当に生々しく悲し過ぎて自然と涙を流してしまいましたとにかくアメリカ人監督が撮ったと思えないほど上手く日本の視点から描かれています!そこら辺の日本人監督なんかより上手いよ♪やっぱクリント・イーストウッドはさすがだね。もしこの作品を日本人が描いたらきっと堅っくるしい作品になってたと思います。アメリカ人監督だからこそ変な愛国主義みたいな雰囲気が無いわけです。主要キャストはもちろん全員が日本人です。この戦争で日本軍の総指揮を務めたのが栗林中尉。彼の勇敢な行動は心に刻み込まれました。彼の「本土にいる私たちの家族が1日でも長く安全に暮らせるのなら、私たちが戦う1日にも意味があるんです」という言葉は心に残ったね。しかし本作は渡辺謙が演じた栗林中尉より二宮が演じた西郷が主役のような作品になってます。二宮の演技は本当に素晴らかったよ!!アカデミー賞で助演男優賞にノミネートされてもおかしくないと思います。兵士にスポットを当てることで、戦争で苦しんだ人々の姿がより鮮明に映し出されていて良かったと思います。ちょっとお涙頂戴みたいな場面は幾つかあったけどその辺はあんまり気にならなかったよ。中村獅童の演技が何となく作品に合ってなかった気もするけど…。ラストの方はちょっと手を抜いたかな?って感じでテンポが少し速すぎた気がしました結末はだんだんと悲しい方向に進んでいって、観終わった後は暗い気持ちになると思いますが、それでも考えさせられる事はたくさんありました。一言で言えば“戦争はしちゃいけない”って事ですが、もしあの時代に自分が生まれていれば自分もあの戦場に行ってアメリカ軍と戦うわけです。そう思うと胸が熱くなります。今回「父親たちの星条旗」「硫黄島からの手紙」を観て思った事は、日本軍もアメリカ軍も同じ気持ちで戦っていて、その気持ちっていうのは「戦争なんて無意味な事なんだ」ってこと。兵士1人1人に大切な家族がいたち思うとそれだけで泣けてきます。“敵を殺さないと自分が死ぬ。だから敵を殺す”そうあの時代の人は思っていたと思います。そんな気持ちを二度と持たないような未来がくることを切に願います。

この作品の評価・・・・89点
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ラストサマー3

2006年12月10日 19時10分45秒 | 映画評論ヤラワ行
製作年 : 2006年
製作国 : アメリカ
監督 : シルバン・ホワイト
出演 : ブルック・ネヴィン,デヴィッド・パートコー,トーリ・デヴィート

高校最後の夏を楽しもうと、アンバーたち5人は伝説の「謎のかぎツメ男」をふざけて再現する。ところが仲間の一人が誤って転落死してしまい、自分たちの将来を考えた彼らは、原因が悪戯だったことを永遠の秘密にするのだった。その1年後、彼らは恐ろしい脅迫状とともに「謎のかぎツメ男」に次々と命を狙われていく・・・。
ジェニファー・ラヴ・ヒューイット主演で大ヒットを記録したサスペンスホラー
「ラストサマー」シリーズの第3弾。しかし今回はジェニファー・ラヴ・ヒューイットは出演しておらずパート1もパート2も予想以上に面白かったので3作目も期待してレンタルしちゃいました。しかし…笑えちゃうぐらいB級な作品に驚かされました(笑)話は前回と変わらず、秘密を持っている若者にかぎツメ男が襲ってくるという都市伝説を無邪気に話す若者たちがいて、その直後にヤバい秘密が出来るという調子の良い話。今回はパート1とパート2の続きという設定になっていて1と2の話は既に都市伝説になっちゃってます。最初の遊園地のシーンでいきなり公の場にかぎツメ男が出てきた時は驚きましたが、そこでは何も起きずまぁその後に本物のかぎツメ男が出てくるわけですが、「危ないから一緒にいましょう」と言ってるくせに“私を殺してください!!”と言わんばかりに皆さん単独行動(笑)これで死んでも観ているこっちは何の同情も感じないのですが…。それに加え、皆さん身を守る道具を所持してないのがまた面白い(笑)犯人っぽい人が数人出てくるので「誰が犯人なんだ!?」と驚愕の結末に期待しましたが、なんと犯人は………   悪霊   ……!?えっ?(笑)そうなんです、パート1パート2の犯人は人間だったので犯人が分かった時は「おぉ!こいつが犯人だったのかぁ」と驚かされましたが、今回の犯人は悪霊(笑)なのでショットガンで撃たれても、斧で刺されても、ショベルカーでミンチにされても死にません(笑)んじゃあこのシリーズは100作でも1000作でもいけちゃうんじゃね?と思いました。というわけで本作はB級の中のB級作品でしたぁ!こんなに矛盾だらけの作品を作れる監督を尊敬します

この作品の評価・・・・45点
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夢駆ける馬ドリーマー

2006年12月10日 16時53分06秒 | 映画評論ヤラワ行
製作年 : 2005年
製作国 : アメリカ
2006年5月27日公開
監督・脚本 : ジョン・ゲイティンズ
出演 : カート・ラッセル,ダコタ・ファニング,クリス・クリストファーソン
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牧場経営とトレーナーを生業としているベンは、娘のケールとともに馬の調教へと出かけた。彼が担当している馬の一頭がソーニャドール。走る姿を見て、ケールは一目でその牝馬を気に入ってしまった。しかしレース当日、ベンはソーニャの異変に気づく。オーナーに出走をやめるよう進言するが却下され、結果ソーニャはレースで足を骨折。オーナー安楽死を命じるが、ベンはギャラと引き換えにソーニャを引き取ることにするのだった。
奇跡の復活を遂げた競走馬を巡る実話をヒントに、骨折した競走馬と少女の友情と、馬の再起に壊れかけた家族の再生を託す調教師の姿を描いた感動ドラマ。ソーニャドールとはスペイン語で“夢見る人”の意。走るサラブレッドの美しさは古今を問わず人間を魅了し続けているが、この作品は夢見ること、夢に向かって邁進することも、それと同様の輝きを持っていると教えてくれる。主演はカート・ラッセルとダコタ・ファニング。「コーチ・カーター」の脚本家ジョン・ゲイティンズの初監督作。
「シービスケット」と同じ流れなので微妙かと思いきや、馬を思いやる娘の姿とそれによって少しずつ変わっていく父親の姿に意外と感動してラストではホロっと泣いてしまいました何故か馬が走る姿って何度観てもグッとくるものがあるんだよね(笑)「シービスケット」では多くの人に夢や感動を与える話ですが、本作は家族の再生をテーマにしていて家族愛がすごく伝わってきたので良かったです。馬が関係した作品って終わり方がだいたい決まっているし驚くような展開は無いので刺激が欲しい人にはおススメできませんが、それでも一頭の馬とその周りの人間だけにスポットを当てて描いているところは、無駄な場面が無く最後まで飽きずに観れるので「何でもいいから映画が観たい!」って人にはおススメできる作品だと思います♪アイスキャンディーをあんなに毎日のように食わせてて大丈夫なのかと不安になったけど、とりあえず元気になって良かったねぇ(笑)娘役のダコタ・ファニングの演技は改めて凄いなと思いました!主役のカート・ラッセルなんかより全然演技上手いし感情が観ている側まで伝わってきます

この作品の評価・・・・82点
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