小幡憲仁 議会活動日記

よく考える政治!
20年後の高浜をイメージし、今の政治を考える。

海浜清掃

2004年10月31日 | その他
午前中、地区一斉で側溝清掃がありましたので作業に参加しました。側溝の清掃終了後、和田浜に台風23号の影響で大量のゴミが漂着して美観を損ねていることから、和田観光協会会員総出で浜の清掃が行われましたので参加しました。
ほぼ昼前まで作業を行った結果、細かいゴミ以外の主だったゴミは全て除去され、元の綺麗な砂浜となりました。作業開始直後は、膨大なゴミでとても今日中に終了するのかと思いましたが、大勢で作業すると以外に早く綺麗にるものです。
作業は大変ですが、このように地元の方たちの奉仕作業で和田浜は常に綺麗に保たれています。誇るべきことだと思います。夏は綺麗でも、その他のシーズンはゴミだらけの浜では興ざめします。
(写真は本日の作業で集められた浜のゴミ)

海浜組合役員会

2004年10月30日 | その他
海浜組合役員会に出席しました。三役の改選と年末の総会開催について打ち合わせしました。
今年度、和田海水浴場に来ていただいたお客さまは、291,000人で昨年度の44%増です。高浜町全体の海水浴客の約7割のお客さまを集めました。(但し中長期的なトレンドは、はっきりと減少傾向を示しています)
また、夏季の主なイベントのお客さま数の報告もありました。最もお客さまが多かったのは、30万発ロケット花火で約3万人を集めました。

夏季のイベントのあり方や、浜の漂砂対策などについて少し議論がありました。
今日の役員会に限ったことではありませんが、夏季イベントについて人それぞれ様々な意見があると思います。私自身はどんな形が良いのか今のところ分かりませんし、意見を述べる方々もなんとなく感じたままを話している場合が多いと思います。従って意見を集約するのは難しいのかもしれません。
ただ、夏季イベント全体で多額の税金を使っている訳であり、少しでも効果的なイベントのあり方を考えていかねばなりません。財源も厳しく、他に実施したい事業はいくらでもある訳ですから。

大阪出張

2004年10月29日 | 活動日記
リーガロイヤルNCBで開催された、関労政治活動委員会総会に出席しました。
関労政治活動委員会とは関西電力労働組合が政治活動を支援するための団体です。
総会では平成15年度活動報告・会計報告・会計監査報告と、平成16年度活動計画、会計予算等の議案が審議され可決されました。

総会の挨拶などを聞いて感じたことを少し紹介します。
今の時代は勝ち組と負け組みの二極化の時代にあります。1年間働いても200万円以下の年収しか得られない者が増えている一方で、若くして数千万円の年収を得る者も珍しいことではなくなりました。こうした傾向はここ数年で顕著になってきました。日本は急激にアメリカ化が進んでいるともいえます。
こうした時代にあっては、愚直に社会正義を主張していく組織の存在意義は高いのです。
効率優先ではなく、効率と公正という、ある意味相反することを調和していくことが政治の努めです。



高浜町立図書館協議会

2004年10月28日 | 活動日記
高浜町立図書館協議会の定例会に出席いたしました。この協議会は、高浜町立図書館の運営などを審議する会議体で、私は町議会代表としてメンバーに加わっています。(町議は私だけ)
他には学校教諭、公民館長、婦人会長、保育所長、読書会の方などです。
通常の図書館の運営状況の審議と併せて「高浜町子どもの読書活動推進に関する基本計画(案)」の審議を行いました。

全国的にも県内でも、厳しい自治体財政を反映して公立図書館費は削減傾向にあります。実に情けない話です。高浜町は今のところ(平成16年度予算までは)図書館費の削減はありませんが、今後予算が厳しくなっていきますので、予算削減という愚策をしないようしっかりと監視してまいります。

ところで、図書館活動(特に学校図書館)などは、民間ボランティアなどに比較的容易に手伝いをお願いできる分野だと思います。現に和田小学校の図書館ボランティアなど成功事例のひとつといえます。
これからの行政は、公共領域の仕事の担い手にNPOや民間ボランティアの参加を進めていくことが必要です。この点、高浜町は決して民間との協働が進んだ町ではありませんので、図書館活動などを通じて民間との協働を進めていければと思います。

また、以前この日記にも書きましたが、私の選挙公約のひとつに「児童が自然に本に親しむ環境づくり」があります。従ってこの協議会に議会代表で委員に就任したのも公約実現のためであり、当選後初めての一般質問の項目のひとつに、この「子どもの読書活動推進計画」を取り入れました。
時間はかかりましたが、本日、(案)として協議会に提出されるところまで来たことを嬉しく思いました。県内の市町村では高浜町が少し先行している状況にあります。子どもの読書活動などは後回しにされがちなのかもしれません。
基本計画(案)の内容的には、まだ足らないところもあると思いますし、もっと突っ込んだ議論も必要です。図書館協議会委員にこだわらず、関係者から幅広い意見を聞くとともに、この計画だけで集中論議の場を持つよう提案しておきました。

まずは、しっかとした基本計画を立案して、本好きな子どもを育む環境作りを進めていきたいと思います。今日の協議会では良い議論ができました。

原子力対策特別委員会視察研修:2日目

2004年10月27日 | 研修報告
視察2日目は、四国電力伊方原子力発電所を視察いたしました。伊方原発が立地する愛媛県伊方町の周辺地域はみかんの産地として有名です。
発電所へ行くバスの車窓から、山の頂上付近までみかんを栽培しているのをあちらこちらで見かけました。この辺の地形は非常に急峻で平地が少ないため、みかんはほとんどが山の斜面で(結構急斜面)栽培されています。私は山の頂上付近までみかん畑が作られている風景を初めてみたので少々驚きました。

伊方原発は、関西電力の原子力発電所と同じ加圧水型軽水炉(PWR)といわれる炉型です。1,2号機がそれぞれ56万6千KW、3号機が89万KWの出力です。出力としては余り大きな発電所ではありませんが、四国電力管内の電力需要がそう大きくないため、この原子力発電所だけで四国電力の年間発電電力量の約4割をまかないます。

伊方原発の構内見学と、見学後には伊方原発の副所長との懇談などを行いました。
ところで伊方原発でも高浜発電所と同様にプルサーマルを導入する計画があります。今年5月に原子炉設置変更許可を国に申請するための事前協議を愛媛県と伊方町に対して行っており、今月22日に伊方町議会の原子力対策特別委員会で全会一致で申請を了承しました。このためちょうど本日、伊方町長が町として申請を了承する考えを県知事に伝えております。
今後、県知事の申請了承判断が下されば、国に対して原子炉設置変更許可申請を行い、これが許可されれば燃料の発注、製造、輸送、装荷といったステップが出てまいりますが、当然、ステップ毎に様々な了解や確認等が発生いたします。
伊方原発のプルサーマル導入時期(MOX燃料の装荷時期)は、計画では2010年頃となっております。

プルサーマルに関しても伊方原発の副所長と意見交換することが出来て有意義な研修となりましたが、時間があれば伊方町の行政や議会とも意見交換したかったと思います。
しかし委員会の視察は1泊2日のバスを利用した研修予算しかありませんので、時間の関係で行政・議会関係との意見交換までは行程に組むことが出来ませんでした。


原子力対策特別委員会視察研修:1日目

2004年10月26日 | 研修報告
議会の原子力対策特別委員会の視察研修に行ってまいりました。1日目の今日は、阪神・淡路大震災記念「人と防災未来センター」を見学しました。この施設は昨年の消防議会でも一度見学しておりますので、私自身は2度目の見学となりますが、先日、新潟県中越地震が発生したこともあって改めてじっくり見学いたしました。

この施設の1番の見所は「1.17シアター」で見る映像です。1995年1月17日にどんなことが起こっていたのか、崩壊するビルや高速道路などの様子をCGで再現して迫力あるマルチビジョンで伝えます。地震の恐ろしさを本当によく伝える内容となっています。また、大震災ホールでは震災から復旧・復調していく人の姿をドキュメンタリー映像で伝える内容や、震災直後の街の様子を伝える実物大のジオラマや、様々な震災に関する記録を集めたコーナーなど、言葉だけでは伝えきれない震災の生々しい状況が理解できる展示内容となっています。震災を風化させることなく、震災から多くのことを学ぶための施設です。

阪神大震災では6千名以上もの死者を出しましたが、死亡原因別で一番多いのが建物の倒壊(屋内)によるもので1,850名です。次が屋内での何らかの圧迫によるもので1,364名です。震災では大火災が何日間も発生いたしましたが、火災による死者は579名でした。

地震で命を失いたくなければ、もしあなたが古い木造家屋に住んでおられるのであれば2階で就寝すべきです。(震災語り部の方から聞きました)1階で就寝していて、古い木造家屋が倒壊して亡くなるケースが非常に多かったのです。2階で就寝していた方は、怪我はしても命は助かっています。
また、家族がいつも集う部屋(リビングなど)は、少なくとも耐震構造にしておくべきです。(写真参照)そして背の高い家具なども出来るだけ置かないことです。あなたの大切な家族を守るため、ぜひ自分の家を再チェックしてみて下さい。

地震が発生すれば最も不足するものは水です。特にトイレの水洗水に苦労します。お風呂のお湯は流さずに、翌日お風呂を張るまでそのままにしておくべきです。阪神大震災では震災後1ヶ月経過しても17万戸で給水がストップしていました。

地震後は様々なボランティアが活躍しますが、なるほどと感心したのがペットの救護です。避難所にはペットを連れていくことができません。神戸でも多くのペットが街に取り残されました。ペットの救護も重要な仕事です。
避難所でよく見かける食事の炊き出しですが、これは被災者に非常に喜ばれます。冷たい弁当やおにぎりばかりの食事が続くと、一杯の暖かい味噌汁は単に空腹を満たすというだけではなく、心に安らぎを与えるのです。

とにかく、地震直後は行政に頼ってはいけません。行政は直ぐには何もしてくれないと考えておくべきです。家族の安全は自分で守るほかないことを肝に銘じておくことです。このためには地震が起こった時、何をどのようにして自分たちの安全を確保するのかを、常日頃から考えておくことが家族の身を守るために最も大切なことです。

最後になりましたが、新潟県中越地震で亡くなられた方々のご冥福と怪我された方々のご回復、それに避難されている方々が1日も早く普通の生活に戻られることを心からお祈りいたします。

明日から視察研修

2004年10月25日 | その他
明日から1泊2日で原子力対策特別委員会の視察研修があります。神戸の震災記念館と四国電力伊方原子力発電所を視察する予定です。伊方原発について、概要と最近の状況について少し下調べしておきました。震災記念館は昨年消防議会の視察で行ったことがありますが、新潟の中越地震直後ということもあり、再度じっくりと研修してまいります。
高浜に帰り次第視察研修結果を報告させていただきますが、2~3日は日記の更新が出来なくなりますのでご承知願います。

お年寄りの買物

2004年10月24日 | 私の考え
大飯町福谷で営まれた妻の祖母の葬儀に参列しました。参列されているお年寄りの世間話が聞こえたので何気なく耳を傾けてみると、結構考えさせられる内容の話でした。

最近ではどこでも、昔ながらの地域密着型の個人商店が町から消えています。買物は車で5~10分も走ればスーパーマーケットがあって、日本全国ほとんどの地域で何不自由なく生活必需品が揃うようになりました。
ところが、今日のお年寄りの話では(恐らく一人暮らしのお年寄り世帯と思われる)、このスーパーマーケットへ行くのがとても大変だというのです。朝9時に出かけ、時には帰るのが午後3時頃になるそうです。ひたすら自転車を押して、歩いて買物に出かけるのです。荒天が続くと食べるものがなくなり、ご飯と梅干だけで済ませることもあるといっていました。
昔なら、自宅で味噌を作ったり漬物やその他いろいろな保存食もありましたが、生活だけは現代風になってしまったのでそうした食べ物が今は自宅にありません。車などの移動手段を持たない世帯では、昔より現代の生活の方が不便になったのかもしれないと感じました。

福祉バスなど行政も様々なサービスを提供していますが、果たしてあの方たちがそうした公共の乗物を便利に使いこなせることが出来るのかなと考えてしまいました。

町民座談会のレジメ

2004年10月23日 | その他
昼前に、瓦屋さんが来てやっと自宅の屋根の修理が完了しました。夕方、議会REPORTを配布しました。やっと和田地区の配布対象分が完了しました。

昨日、西部地区で町民座談会を実施しましたが、初めてのことでもあり、冒頭に議会報告ということで、現在、高浜町が実施する主な事業の状況について説明をいたしました。
しかし、いざ意見交換を始めてみるとこうした事業に関することはあまり議論の対象にはなりませんでした。座談会終了後に飲み屋で実施した反省会でもこの点について話題になりました。
今日はその点も踏まえて、町民座談会のレジメの全面作り直しに取り掛かりました。
現在の市町村をめぐる状況や、高浜町が置かれている現状を踏まえて、これからの高浜の町づくりとして取り組んでいくべき課題についてまとめてみようと思います。

町民との座談会

2004年10月22日 | 活動日記
和田駅併設観光振興施設建設工事の安全祈願祭が、工事現場で実施されたので出席いたしました。工事は名工建設株式会社北陸支店が施工し、来年3月末には旧駅舎の撤去も含めた工事が完了します。施工会社代表者からは、鉄道利用者の安全確保を最優先に工事施工する旨の挨拶がありました。私も経験がありますが、高校生などは電車の発車時刻直前に駆け込んでくるケースも多々ありますので特に安全の配慮が必要です。

その後、台風で土砂崩れの被害があった舞鶴野原港高浜線の現場を確認しました。かなりの規模で土砂が崩れていましたが、既に重機による復旧作業が始まっていました。(写真)
また、現地は神野浦の分岐点で通行止めの措置が取られ、ガードマンも配置されていました。
他にも片側の土砂崩れ箇所などもありましたし、風倒木なども数多くあり台風の傷跡が数多く残っておりました。

夜、野瀬豊氏の後援会が主催する座談会に高志会のメンバー4名で参加しました。
以前から高志会で町民との座談会を計画しておりましたが、野瀬豊氏の後援会が座談会を開催するのでそこで議会報告をやってみないかとのお誘いがあり、参加させていただいたものです。
午後8時過ぎから9時半までの1時間半でしたが、充実した意見交換会を実施することができました。
参加者からは、特別養護老人ホーム、有害鳥獣対策、台風23号の被害、原子力問題、高浜病院存続問題、公共施設の運営・管理のあり方、宅地分譲、町の将来ビジョン作り、町財政の今後の展望と課題、人材育成、市町村合併、議会に対する注文などあらゆる分野で議論させていただき、貴重なご意見を頂戴することが出来ました。有意義な座談会の場を提供していただいた野瀬豊氏後援会に感謝申し上げます。
町民との座談会は、今後とも継続的に実施していきたいと考えております。もし座談会開催のご希望があればお知らせください。(2~3名のグループでも構いません。)

連絡先:k671150@wakasa-takahama.tv