小幡憲仁 議会活動日記

よく考える政治!
20年後の高浜をイメージし、今の政治を考える。

議会REPORT配布など

2005年04月30日 | 活動日記
議会REPORTを配布。今日でほぼ全ての配布が終了しました。
夜、妻の実家で京都と大飯町・高浜町の親戚が集まって宴席を開きました。

今年は日露戦争100周年です。あるメールマガジンで知りましたが、日露戦争当時日本の人口は約6千万人でしたが、今から100年後の日本の人口も約6千万人まで減少することが予測されています。
酒がすすむにつれて、少子化に伴う人口減少問題や、国の財政問題などについて議論をしてしまいました。

住民予算説明書

2005年04月29日 | その他
北海道のニセコ町では、毎年、新年度予算成立後に、「もっと知りたい今年の仕事」と題した、住民向けの詳細な予算説明書を作成して町内全戸に配布しています。

これは、住民一人ひとりが自ら考え行動することによる自治が基本であり、「情報共有」の実践によりこの自治が実現できる(ニセコ町まちづくり基本条例前文より引用)との考え方により、本来町民のものである予算を、町民に分かりやすく説明することは行政の責務であるとして、ニセコ町では平成7年から毎年続けておられます。
そして、今では全国で多くの自治体が同様の取り組みを行うようになりました。

参照=>平成16年3月議会一般質問

この予算説明書は町外の人でも有料で入手可能で、早速、インターネットで申し込みをして購入しました。(写真参照)
ちなみに、価格は1冊千円です。予算説明書によると住民予算説明書は2千5百冊印刷し、印刷費が93万円ですので1冊当たり372円ということになります。歳入で町外の販売収益を5万円計上してありますので、50冊程度販売する計画のようです。

予算説明書には、今年度実施する事業が非常に分かりやすく写真入りで詳細に記されております。また、事業だけでなく町の財政状況についても詳しく説明されております。
一例ですが、ニセコ町の特別会計の借金(起債)に、過疎対策事業債というものがあります。この借金の残高は3億97万円となっており、このうち実際に町が負担する額は9,029万円で残りの2億1,068万円は国から交付されます。この借金で最近行った事業は福井地区簡易水道整備事業で、この事業の返済期間は平成16年から28年である、といったことがたちどころに分かるのです。
また、例えば町営の堆肥センターで生産される堆肥の量や生産量の推移、小学校費として児童一人当たりに使われている予算額など、ありとあらゆることを簡単に知ることができます。
変な話ですが、この予算説明書を読めば、高浜町の予算や財政状況よりもニセコ町のことの方が詳しくなってしまうほどです。
何とか高浜町も見習っていきたいと思います。

議会報告会

2005年04月28日 | 活動日記
高志会による議会報告会を城山荘で開催しました。特に動員などはしませんでしたが、35名程度の参加がありました。
午後7時30分に開始し、まず福永議員が開会挨拶し、その後粟野議員が30分程度の時間で高浜町の財政状況や平成17年度予算の説明を行いました。
説明後は会場からの質問に答えるとともに、会場のみなさんとの意見交換を行いました。非常に活発な意見交換となり、9時の終了予定時刻を15分程超過して終了しました。始めての試みでしたが非常にうまく出来たと思います。

住民に対し議員が議会の報告をすること、また、その報告に対する住民の意見を聞くことは議会の責務です。今後とも続けていきたいと思っております。

【座談会】
高志会では、今日のような議会報告だけではなく住民との座談会も開催しております。人数には全くこだわりませんので(1名さまでもOK)、座談会を希望される方はぜひ高志会の議員に声をかけて下さい。



選挙

2005年04月27日 | 私の考え
昨日、若狭町の町長・町議会議員選挙が告示されました。町長選挙は無投票で旧三方町長の千田氏が当選し、町議会議員選挙は定数1名オーバーの選挙戦に入りました。

合併して初めての町長選挙が無投票とは意外です。どういう経緯か知りませんので若狭町のことをとやかくは言いませんが、一般的に町村の首長選挙は無投票当選が多いのが気になります。
そしてこういったケースでいつも耳にするのは「町を二分する選挙は避けた。これで町にしこりを残すことはない。」というものです。

私に言わせれば、首長選挙をやったくらいで町にしこりが残るのであれば問題です。それこそ毎回選挙をやって民主主義の勉強をしてもらいたいものです。
無投票となって喜んでいる方々には、選挙もしないで首長選びを繰り返す弊害の方がはるかに恐ろしいことだということに気付いてもらいたいものです。

議会REPORT配布

2005年04月26日 | 活動日記
今日、議会REPORT第8号の印刷(コピー)が出来上がったので、ポスティングを始めました。いつもより少し遅くなりましたが、何とか4月中に配布しようと思っています。

【議会報告会】
4月28日(木)19時30分から、城山荘3Fホールで高志会の議会報告会を開催します。
参加者との意見交換会も予定しております。高浜駅舎のご意見など聞かせていただきたいと思っております。もちろんお聞きした意見は確実に行政に伝えます。
どなたでも参加できますので、多数のみなさんの参加をお待ちしております。

議員としての基本的な考え方とは

2005年04月25日 | その他
先日、舞鶴市で開催された研修会で聞いた「議員としての基本的な考え方」を紹介します。

①多数住民の幸福を考えること
②十分議論を尽くした上で決定すること
③議員には任命権者はいない。議員は住民から選ばれるのである
④議員は特別職の公務員である。与えられた職責に忠実公正であるべき
⑤議長を尊敬し、議長を中心とすること
⑥自己の意見を自由に述べ、他の議員の意見を傾注すること
⑦自己の立場や自会派の党利党略から、住民に対し背信行為をとることは政治道義に反する
⑧住民の代表を過剰意識して、議会こそがオールマイティーと勘違いして議会の権限を逸脱しないこと
⑨執行者(首長)に対しいたすらに迎合しない。十分批判の眼を向け、執行部の行き過ぎを批判、監視、牽制すべき
⑩自己の研鑽を怠らないこと。研究と修養を積み、住民の尊敬を集め、真の代弁者として信頼される人物となれるよう励むこと

以上の10カ条です。肝に銘じることにいたします。

介護施設の負担額

2005年04月24日 | その他
今日の日経に、介護保険制度改革(現在、国会で審議中)に伴う平成17年10月以降の、介護施設の自己負担額の試算に関する記事が掲載されていました。
現在、高浜町和田で(社)嶺南福祉会が平成17年6月オープンを目指して建設中の、特別養護老人ホーム「高浜けいあいの里」をモデルに自己負担額の比較を見てみます。

まだオープン前の、「高浜けいあいの里」の利用料ですが、私の手元にある「サービス利用の総合案内」で介護保険制度改革前の現行制度で予定している料金は次の通りです。
「たかはまけいあいの里」は、全室個室の老人ホームですので、利用料には①介護福祉施設サービス費 ②食費 ③居住費の3つ費用で構成されます。

●現行(予定)の自己負担額【要介護5の一般世帯の場合】(月額:30日で算出)
①介護福祉サービス費(目安):29,220円
②食費:23,400円
③居住費:45,000円
合計:97.620円となります。

●これが介護保険制度改革後の平成17年10月以降は以下の通りとなります。(あくまで試算です)
①介護福祉サービス費:29,220円(現行通り)
②食費:60,000円
③居住費:48,000円
合計:134,220円となり、36,600円の増額となります。(但し、家族や本人の収入に応じた段階的な軽減措置が設けられます。)
 

民主党県連大会

2005年04月23日 | 活動日記
福井県国際交流会館で開催された、民主党福井県連の定期大会に出席しました。
平成16年度活動報告、会計報告、会計監査報告、平成17年度活動方針、予算、県連規約改正、役員の改選の各議案は全て可決しました。
私は、平成16年度に引き続き福井県連の幹事に就任いたしました。
なお、主な役員は以下の通りです。
代表:若泉征三衆議院議員
副代表:笹木竜三氏、安居喜義県議、鈴木宏治県議
幹事長:玉村和夫氏

来賓として西川知事、酒井福井市長などがお見えで、民主党本部からは中井衆議院議員(民主党副代表)が来られていました。


原子力対策特別委員会など

2005年04月22日 | 議会活動報告
【原子力対策特別委員会】
午前中、原子力対策特別委員会に出席し関西電力から「美浜発電所3号機事故再発防止に係る行動計画」について説明を受けました。
昨年8月9日に発生した蒸気管破損事故を反省し、このような事故を二度と起こさないために関西電力が実施する具体的な取り組みについて詳細な説明があり、その後質疑などを行いました。

【議員研修会】
舞鶴市議会主催の議員研修会に、近隣市町と共に高浜町議会も招待を受けていましたので参加しました。
研修会は全国市議会議長会次長の向田氏による「地方議会をめぐる諸課題」と題した講演です。
演題テーマは以下の3つで興味深い内容でしたので、後日、機会があれば紹介します。
①三位一体改革 残された課題と展望
②議会活性化への課題
③議員年金制度の現状と諸問題

【意見交換】
議員研修会終了後、舞鶴市議会の岡本議員と綾部市議会の塩見議員とで意見交換の機会を持ちました。議会の活性化に必要なことは議員の資質の向上です。議員の資質を高めるための方策(議員報酬のあり方、議員定数、ネット、活動の評価など)について意見交換しました。

地産地消

2005年04月21日 | その他
支持者の方からゴミの分別リサイクルに関することと、保育所の給食に関することについて意見を頂戴しました。

保育所の給食は、米飯給食が少なくパンが多いのです。保護者とすれば米飯給食を増やして欲しいが、パン食が多いのは供給側の論理(パンの方が手間がかからない)ではないのかというものでした。

帰宅後、現状を子どもたちに聞いてみると、保育所の米飯給食は週1回(パンは4回)、小中学校では週3回(パンは2回)でした。どちらも高浜町立の保育所・小中学校ですから、この米飯給食の比率は町の方針ということになります。

そこで少し疑問を感じました。

何も高浜町だけに限りませんが、毎年、水田の維持や農業振興に多額の税金が投入されています。しかし一方で、減反政策により多くの休耕田があります。理由は簡単で米が余っているからです。
ではなぜ米が余るのかといえばこれも簡単で、日本人があまり米を食べなくなったからです。
ではなぜ日本人があまり米を食べなくなったのかといえば、これは一概には言えませんが、戦後、学校給食でパン食を推進したのも大きな理由のひとつだと思います。
…パンは小麦から作られますので、ほとんどは海外からの輸入です。

なぜ、多くの休耕田を抱えながら水田の維持に多額の税金を投入しているにも関わらず、公立の保育所や学校の給食で地産地消の基本である米飯給食を推進しないのかを疑問に感じた次第です。