小幡憲仁 議会活動日記

よく考える政治!
20年後の高浜をイメージし、今の政治を考える。

第126回若狭消防組合議会定例会

2004年10月13日 | 議会活動報告
若狭消防組合議会の定例会に出席しました。
本定例会に提案された議案は、平成15年度若狭消防組合一般会計決算認定と平成16年度一般会計補正予算です。何れも慎重審議の結果、全員賛成で議決いたしました。
今回の議案審議で私が注目したのは、救命救急士についてです。以下に少し紹介いたします。

救命救急士は、平成3年4月に救命救急士法が施行されて誕生した資格ですが、若狭消防組合で救命救急士を養成したのは平成6年度からです。その後、平成8年度に若狭消防署に高規格救急車(救命救急士が乗車して、救命行為を行うことができる器具を装備した救急自動車)が配備され、高浜分署、上中分署にも順次配備されてきました。(大飯、名田庄は今後配備する計画)
救命救急士も平成6年度以降計画的に養成を続け、平成15年度末では12名を養成し今年度に更に2名を養成することになります。

平成15年4月に救命救急士法が改正され、除細動(心停止患者への電気ショック)を医師の指示なしで実施できるようになり、平成16年3月の法改正で(施行は7月)、救命救急士が気管内チューブによる気道確保を実施できるようになりました。

除細動の実施にはメディカルコントロール体制(医師の包括的指示体制)の整備が必要であり、気管内チューブ挿管には一定時間の講習の受講や、気管内挿管を医師の指導のもと実際に30症例以上の経験を積むなどの実績が必要です。
当然、こうしたことには予算が必要であり、今後とも救命救急士の養成等には多くの予算が必要です。しかし、こうした予算というのは、最優先に捻出しなければならない種類の予算であることはいうまでもないことです。

夜、明日の新宮神社例祭の宵宮の席に参加させていただきました。この日記のことや他にも様々な貴重な意見を拝聴しました。