小幡憲仁 議会活動日記

よく考える政治!
20年後の高浜をイメージし、今の政治を考える。

自治体破綻法制

2006年04月30日 | 政策調査
溜まっていた新聞記事のスクラップを行いました。地方自治に関する記事を中心にスクラップしていきますが、その中で「自治体破綻法制」に関する記事が目を引きました。

竹中平蔵総務大臣が主宰する「地方分権21世紀ビジョン懇談会」が、4月28日に「自治体の破綻法制の数年内の導入」などを柱とする中間取りまとめを発表しています。

地方の財政規律が働く交付税制度への改革や、地方債の発行を自治体の判断で自由とする代わりに国の保障をなくし市場原理が働きやすくする改革。
さらには、財政指標が悪化した自治体に対して財政再建を義務付ける仕組みの創設などです。
今後は今まで以上に行政運営に経営感覚が求められていくことになります。議会のあり方も当然変わらなければなりません。

決してあきらめない

2006年04月29日 | 私の考え
北朝鮮による拉致被害者、横田めぐみさんの母親、横田早紀江さんがブッシュ大統領に直接面談し、拉致問題の解決に向けた協力を要請されました。
横田早紀江さんは大統領の面談に先がけて、アメリカ議会下院の公聴会でも、拉致被害の解決に向けた協力を要請しています。

新潟県で横田めぐみさんが北朝鮮の工作員に拉致されて29年の歳月が経過しています。拉致された娘を助けるため、拉致被害者救済の訴えはとうとうアメリカ大統領にまで届きました。
日本政府はこのことを重く受け止めて、拉致の解決のため経済制裁を含むあらゆる手段を早急に講じてもらいたいと思います。

平成9年に西村真悟議員が国会で質問して、始めて拉致問題の存在が認められてからでも9年の歳月が流れています。
「決してあきらめない」と言葉で表現するのは簡単ですが、横田早紀江さんの行動には、本当に頭が下がります。
こんな日本人がいたのかということを改めて感じ、誇りに思います。
横田早紀江さんの姿を見ていると、とにかく自分も、もっと頑張らなければならないと勇気付けられます。

メーデー

2006年04月28日 | 活動日記
第77回のメーデーに来賓として出席しました。
メーデーは、1886年5月1日にアメリカで当時12時間~14時間労働が当たり前の時代に、1日8時間の労働時間を求めて行ったデモが起源です。
8時間は労働に、8時間は睡眠に、8時間は自分のために使おうというものです。
日本では1920年に第1回のメーデーが行われてから、戦時中の一時期は開催されませんでしたので、今年で77回ということになっております。

メーデー(May Day)ですから、本来は5月1日に開催されるべきものですが、そうすると平日開催となり集まるのが困難なこともあって、やむを得ず今回は夜6時半開始により小浜市文化会館で開催されました。

連合福井の大きな課題のひとつに組織の拡大があります。連合の組織率は年々低下傾向にあって、現在では全国大で18.7%、連合福井では16.6%です。
今後、組織拡大に向けた取り組みが必要ですが、明るい話題としては、今年新たな産別労組としてサービス連合(ホテル、旅行会社等)が加入しました。また、福井市内を中心にパート従業員の組織化を進めています。
今後の一層の組織の拡大が期待されるところです。

熱燗

2006年04月27日 | その他
夜、居酒屋で開かれた広報特別委員会の懇親会に出席しました。
広報特別委員会の任期は1年間となっており、今号の議会だより第86号の発刊によりその役目を終えますので、今日は一年間の慰労をかねた懇親会です。

ところが懇親会とはいえ、それぞれ考えを持った議員の集まりですから、静かに酒を酌み交わすという訳にはいきません。
喧々諤々の議論とともに熱燗をぐいぐいとやってしまったので、終わり頃には相当酔っ払ってしまいました。

地域医療

2006年04月26日 | 私の考え
現在、衆議院厚生労働委員会で、医療制度改革法案の審議が行われています。崩壊寸前の地域医療の問題についても議論が行われているようで、昨日と今日は医療関係者から参考人質疑が行われて模様です。

先日も、ある地方議員と地域医療の厳しい現状について意見交換をしました。
今、地方ではとにかく医者が不足しています。地方には医者が来てくれないのです。
特に、小児科、産婦人科の医師に関しては不足しているというよりも、いないといった方が現状を正確に表しています。

高浜町においても、高浜病院の医師確保について病院関係者はもとより理事者、議会とも懸命に取り組んでいますが厳しい状況です。また、高浜町は舞鶴市の医療圏に属しますが、この舞鶴市の医療体制が大変な危機に直面していることは周知の通りです。
こうした状況は、今や、一地方自治体の努力ではどうにもならないところまで来ているように感じます。
格差社会と言われますが、私はこの医療サービスの都市部と田舎の格差ほど腹立たしく感じるものはありません。政府与党の無為無策に憤りを感じます。

教育基本法改正

2006年04月25日 | 私の考え
自民・公明両党が教育基本法の改正案を了承しました。28日に閣議決定し国会に法案が提出されることになります。
現在の国会の勢力図と、郵政法案が成立した時のことを考えれば(気骨のある自民党議員がいなくなった)、すんなり成立することと思います。

教育基本法は連合国の統治下にある昭和22年に制定され、その後60年近くを経て始めて改正されることになります。
今回の教育基本法改正は、戦後教育の改革の大きな一歩になります。連休明けには国会に特別委員会を設置して審議入りとなるようですので、今後国会審議を注目してまいります。

最大の焦点だった「愛国心」の表現については「伝統と文化を尊重し、それらをはぐくんできた我が国と郷土を愛するとともに、他国を尊重し、国際社会の平和と発展に寄与する態度を養う」としています。
愛国心は、公明党の反対により「国を愛する態度を養う」となりました。
「国を愛する心」はダメで「国を愛する態度」とすべきとはどういう理屈かよく分りません。一度聞いてみたいものです。

なお、高浜町議会では「教育基本法早期改正」の政府への意見書を提出しています。私も意見書採択の賛成討論を行っていますが、今回の改正案の愛国心の表現には賛同できません。

政策について

2006年04月24日 | 政策調査
最近、今後の取り組み政策を検討しています。以下の通り考えていますが、少しパンチに欠けるように感じています。また、少し欲張り過ぎて焦点がぼけているようにも感じます。今後1年間かけて練り上げていきますので何か意見があればコメント下さい。

■ 政治への取り組み姿勢

・次代を担う子どもたちのために、20年後、30年後を見据えたまちづくりを目指します。
・勤労者、生活者の視点で税金の無駄遣いをチェックいたします。

■ 取り組む政策

1.情報公開の推進
 本格的な地方分権時代を迎えて、自己決定・自己責任の自立したまちづくりが必要です。
自立したまちづくりには、行政への住民参画が必要であり、真の住民参画のためには行政情報の公開が何よりも大切です。
行政の情報公開の推進に取り組みます。
①町の情報公開への取り組み姿勢をチェックします。
②町民講座、座談会開催、ホームページ充実など情報公開の推進施策を提言します。

2.子育て支援の充実
 少子化は地域の活力を失う大変重大な問題です。子育て世代への支援の充実に取り組みます。
①次世代育成支援行動計画に基づく各重点施策が確実に実行されることをチェックいたします。
 (子育て支援センター、保育サービスの充実、小児医療サービス、児童虐待防止)
②幼保一元化総合施設(認定子ども園)の開園に取り組みます。

3.行財政改革の推進
 人口減少社会を向かえ、効率的な行政組織の再構築が求められます。
①第3次行政化改革大綱、集中改革プランに基づき確実に行政改革が推進されていくことをチェックします。
②行政評価システムの早期導入と健全な運用について取り組みます。
③財政の見通しを明らかにし、健全な財政運営の確立に取り組みます。

4.公共施設の最適な運用
 今後の公共施設の維持管理のあり方、低コストで最大の住民サービスが提供できる運用のあり方が問われています。
 既存の公共施設の効率的で効果的な運用に取り組みます。
①指定管理者制度の適正な運用と、幅広い活用について取り組みます。
②公共施設維持管理のあり方について提言するとともに、町の取り組み姿勢をチェックします。

5.安全・安心で快適なまちづくり
 住民の生命・財産を守ることは行政の最も大切な責務です。
 安全・安心で快適なまちづくりに取り組みます。
①個人住宅の耐震診断の推進、耐震改修の助成制度導入に取り組みます。
②地域の自主防災体制づくりに取り組みます
③住宅火災の低減対策に取り組みます
④子どもの安全対策に取り組みます
⑤美しい景観のまちづくりに取り組みます。

6.原子力発電の健全な推進
 高浜町の基幹産業である原子力発電が、今後も地域共生のもとで健全に推進されるよう取り組みます。


■ 議員としてのマニフェスト

まじめに働く勤労者、まじめに暮らす生活者のため議員としての責務を果たします。

1.議員活動の情報公開
有権者に対し自分の議員活動の情報公開に努めます。
①年1回以上は議会報告会を実施します。
②定例会ごとに「議会REPORT」を作成し配布します。
③インターネットを利用して日々の活動をタイムリーに報告します。
④重要案件の議案の採決にあたっては判断理由を討論など適切な方法で明らかにします。

2.積極的な質問
政策の実現や行政のチェック機関としての責務を果たすため積極的な質問を行います。
①全ての定例会で一般質問を行います。
②各委員会などの議案審議でも積極的な質問を行います。

3.議会改革への取り組み
議会改革に積極的取り組みます。
①議員定数削減の実現に向けて努力します。
②議員政治倫理条例の策定に向けて努力します。
③議会の一層の情報公開の推進に努力します。


千葉7区補選

2006年04月23日 | 活動日記
【奉仕作業】
朝から、海岸の砂防ネット撤去の奉仕作業に参加しました。冬の季節風で砂が地区内に吹き込むのを防ぐ目的で、あの広い和田浜に多重で設置されています。
これを撤去するわけですから、どれ程時間が必要かと思ってしまいますが、和田地区住民がほぼ総出で作業しますのであっという間に終了しました。

【議会REPORT】
昼間は議会REPORTを配布しました。今日までで約8割の配布が終わりました。

【海浜組合臨時総会】
夜は海浜組合臨時総会に出席しました。以前からの懸案である、廃業した浜茶屋店舗の解体撤去に関して執行部案が組合員の了承を得ることができました。これでひと安心いたしました。

【千葉7区】
激戦の千葉7区衆議院議員補欠選挙で民主党の太田かずみ候補が当選しました。開票率99%の段階で票差が1千票ありません。本当に僅差による勝利です。
実際、自民党と民主党の基礎的な集票力に差はなく、公明党の支援や浮動票の行方などで勝敗が決まっていく現実がよく分りました。今日の選挙結果は、政権交代があり得ることだと感じさせる結果でした。

議会だよりの編集

2006年04月21日 | 活動日記
今日の午後から、議会だよりの編集作業を行いました。最後の校正と追加の写真撮影などを行い印刷会社と打ち合わせを行いました。
これで全ての編集作業を終了しました。

【決算資料の説明】
昨日の議員会で、今年9月の決算議会から決算資料の様式を変えて作成することに関する説明がありました。
施策の成果説明について事業別の説明書を作成し、この説明資料に沿って決算審議を行うというものです。(従来の決算書も併用する。)
事業別に施策の説明を受けるほうがはるかに理解しやすいので、私はこの変更には全く異存がありません。

【坂田グリーンタウン】
同じく昨日の議員会で、坂田グリーンタウンの住宅地の販売状況と今後の課題について説明がありました。
6月議会に向けた大きなテーマのひとつであり、慎重な審議が必要です。
現時点では議会に事前説明を行った段階でもあり、詳しい内容については正式に議案として公開された段階で報告することといたします。

【カメラを持った不審者】
今日、ある用事で現場の写真撮影をすべく車の中でカメラを準備しておりましたところ、小学生の集団下校が私の車の脇を通り過ぎました。すると一瞬子どもの警戒した視線を感じました。(気のせいかもしれません。)
これはいけない。このままでは不審者と勘違いされると思い、あわてて車から下りてあいさつをしようと思いましたが、もし私が車から下りた瞬間に子どもたちが走って逃げ出したなら、これは完全に本物の不審者になってしまいます。
仕方なく、車の中でできるだけにこやかな表情をして子どもが遠ざかるのを待ちました。