小幡憲仁 議会活動日記

よく考える政治!
20年後の高浜をイメージし、今の政治を考える。

長浜黒壁スクエア

2006年02月28日 | 活動日記
福井県原子力平和利用協議会高浜支部主催の視察研修会に参加。視察先は、敦賀市にある新型転換炉「ふげん」発電所と、長浜市の黒壁スクエアです。
以下に概要を報告します。

【新型転換炉ふげん】
新型転換炉ふげんは、ウラン燃料の有効利用という観点から高速増殖炉が開発されるまでの間の原子炉として、軽水炉よりもウラン燃料を効率よく使える原子力発電所として、国産で開発が進められてきました。

ところが、既存の軽水炉(電力会社で現在運転している原子力発電所)で、プルトニウムを燃やすプルサーマル計画の見通しが得られたことや、経済性の理由から役割が終了したということで現在は運転停止しています。
ご存知ないかもしれませんが、この「ふげん」では772体ものMOX燃料の使用実績があります。この数は単独の発電所としては世界一です。

今後のふげんの役割は、培ってきたプルトニウム技術を「もんじゅ」や一般の原子力発電所へ伝承することと、発電所の廃止措置の技術開発ということになります。

【長浜市黒壁スクエア】
長浜市の黒壁スクエアを視察しました。始めて黒壁スクエアに来たものですから、平日にもかかわらずこれ程の賑わいがあることを知らなかったので驚きました。
スクエア内は自動車の通行が禁止されているため、落ち着いて町並みを散策できます。

NPO法人「まちづくり役場」というのがありましたので、中に入って少しお話しを伺いました。

Q(小幡):たいへんな賑わいですね。大河ドラマの影響もありますか。
A(先方):その影響はあまり感じません。以前からこの程度の賑わいはありました。土日ならこの4~5倍はあります。
Q(小幡):この事務所は誰が運営されていますか。
A(先方):NPO法人「まちづくり役場」が運営しています。
Q(小幡):運営費はどうされていますか。市の補助もありますか。
A(先方):スクエア加盟店の負担です。市の補助もあります。
Q(小幡):視察などはどうですか。
A(先方):年間300組程度の視察を受け入れています。町づくりの講演に行くこともあります。美浜町に行ったことがありますよ。もし希望があれば連絡下さい。
Q(小幡):もし機会があればよろしくお願いします。本日はありがとうございました。

「長浜物語 町衆と黒壁の15年」という本を買って帰りましたので、黒壁スクエアの成功物語について調べてみたいと思います。

小幡憲仁写真日記に視察の様子をアップしています。

議会運営委員会

2006年02月27日 | 議会活動報告
議会運営委員会に出席。3月定例会の議事日程を審議しました。

他に、6月議会から一般質問に一問一答方式の採用を取り入れるよう、再度、私から意見提起し何とか3月議会の全員協議会に諮ってもらうことにしました。

一問一答方式の方がテレビ中継向きですし、議員からすれば、理事者からつっこんだ答弁を引き出しやすい方法だと思うのですが、なぜか反対する議員がいて今まで前に進みませんでした。(高志会の議員は全員一問一答方式支持派)
しかし今回は従来の質問方式と一問一答方式の選択式を提案しましたので、反対する理由はないと思うのですが…。

予算書

2006年02月26日 | 私の考え
昨日から、一般質問の原稿作成、資料の収集、予算書の下調べなどのデスクワークをやっております。予算書は一応全て目を通しました。
まだ説明を受けていませんので、詳しいことは予算委員会の中で質問してこのブログで紹介しようと思いますが、今のところ気になった点を少し紹介します。

●歳入で感じたこと
平成18年から所得税・住民税の定率減税が半減化されますので、税収増となることは理解できますが、歳入を過大に見積もり過ぎていないか少し気になりました。
平成17年度当初予算では、個人住民税を2億6660万円見込んでおりましたが、平成18年度当初予算では、何と3億3040万円も見込んでいます。
平成17年度は、この3月補正で最終的には3億660万円を見込みますので、全く実現性のない金額ではありませんが、本当に大丈夫かなという気がします。
(2月28日に追記:平成16年度決算では3億4886万円の収入がありました。実現性はあるようです。)

従来、高浜町の予算は歳入を低く見積もり、歳出を余裕を持って見積もって組んでいましたので、大船に乗ったような予算でしたが、ここに来て歳出面でもかなりシビアに査定しているようですし、逆に歳入はぎりぎりまで見込んでいるように感じます。
財政調整基金の取り崩しをゼロに抑えたことは評価できますが、逆に言えばここまで厳しいのか、と感じました。
予算としては余裕がないほうがコスト意識が働きますので、良い方向なのかもしれません。

●歳出で感じたこと
大型事業としては、継続事業の高浜駅の整備事業と内浦公民館の建設事業があります。ただし、こうしたハコ物以外には、新規の政策的な支出が見当たりませんので、全体としてメリハリが感じられませんでした。削れるところを少しずつ削った予算という印象です。
例えば県の予算のように、少子化対策や子どもの安全確保などの面で新規事業があってもよかったのではと感じます。

私の視点での注目事業としては、青郷小学校リフレッシュ工事、高浜中学校の情報教育システム整備、学校給食センター厨房機器更新、町立図書館システム更新などがあげられます。

一般質問通告書

2006年02月25日 | 一般質問
【城山荘ブライダルフェア】
妻と二人で城山荘のブライダルフェアを見に行きました。明日も開催していますので興味がありましたらぜひ足を運んでみてください。
小幡憲仁写真日記でも紹介しています。

【一般質問通告書】
3月定例会で一般質問する内容を24日(金)に通告しております。
以下に紹介いたしますので、何かご意見があればお聞かせください。
少し、質問項目を欲張り過ぎたので質問が長くなりそうです。

平成18年第1回 定例会(3月議会)一般質問通告書

●通告者 議席番号:5番 小幡憲仁
●質問所要時間 60分

《質問の件名及び要旨》
1.登下校時における幼児児童生徒の安全確保について
 昨今続発する登下校時における児童殺害事件の重大性に鑑み、以下について高浜町の対応を改めて問う。

(1)昨年12月6日付けで文部科学省から「登下校時における幼児児童生徒の安全確保について」と題した通知が出された。通知では、①通学路の安全点検の徹底と要注意箇所の周知徹底 ②登下校時の幼児児童生徒の安全管理の徹底 ③幼児児童生徒に危険予測・回避能力を身に付けさせるための安全教育の推進 ④不審者等に関する情報の共有 ⑤警察との連携 の5つの内容を柱とする対応を求めている。この通知に対する高浜町の対応について問う。

(2)福井新聞の報道で、福井市立岡保小学校では、児童の見守り活動に有線放送を活用する取組みが紹介されていた。具体的には、子どもの下校時に有線放送で子どもの下校を地域住民に知らせて、放送を聞いた住民が帰宅時間を逆算して自宅付近で児童を見守るという内容である。この対策については青郷地区、内浦地区で効果的な方法ではないかと考える。教育委員会として保護者、地域と一体となってこの岡保方式を試してみる考えがないかを問う。

(3)内浦地区で運行中のジャンボタクシーについて、同地区の児童生徒が通学に利用できるようにすべきとの平成17年12月議会の同僚議員の質問に対し、検討するとの答弁であった。児童生徒の通学の安全に関わることであり、早急な検討が必要であるが、現時点で検討している運行内容、運行開始時期等について具体的な答弁を求める。

(4)青郷地区の六路、蒜畠方面の通学路は、冬の積雪時には到底児童が通学路として安全に利用できる状況にはない。何らかの対策が必要と考えるが見解を問う。

2.幼保一元化総合施設(認定こども園)について
 幼保一元化総合施設については、政府が2003年6月に閣議決定した「骨太の方針」に基づき、総合施設の設置を可能とするよう検討が進められてきたが、今般、政府において、平成18年10月からの実施を目指し、今国会に法案を提出することとなった。
 法案の概要によると、既存の保育所に幼稚園の機能を追加し認定を受けることが可能となっている。幼稚園のない高浜町にとって、親の就労の有無に関わらず利用できる幼保一元化総合施設は何としても必要な施設である。施設設置に向けた調査検討を開始すべきと考えるが見解を問う。

3.「第3次行政改革大綱の策定」と「集中改革プラン」の公表について
 平成17年6月議会の質問で示された「第3次行政改革大綱」の策定と「集中改革プラン」の公表について問う。

(1)「第3次行政改革大綱」の策定作業と「集中改革プラン」の公表について、平成17年度中での策定方針を示されていたが、現在の進捗状況と今後の予定は。

(2)総務省が定めた「行革推進のための新たな指針」によると、行政改革大綱の策定や集中改革プランの公表にあたっては、その過程について住民にわかりやすい形で公表することを求めている。速やかにホームページ等により現在の検討過程等の公表がなされるべきと考えるが、どのように対応されるのか。

4.廃棄物減量等推進審議会の設置について
 レジ袋の削減など、社会的な関心が高まりつつある一般廃棄物の減量化に向けた高浜町の方策を審議するため、高浜町に「廃棄物の処理及び清掃に関する法律」に基づく「廃棄物減量等推進審議会」を設置すべきであると考えるが、理事者の見解を問う。

幼保一元化総合施設

2006年02月24日 | 活動日記
【中筋幼児園】
綾部市の幼保一元化の総合施設「中筋幼児園(私立)」を、綾部市議会の塩見まりこ議員の案内で、舞鶴市議会の岡本忠蔵議員と、高浜町議会の田中議員の4名で視察しました。

幼保一元化総合施設はとは、保育所と幼稚園の機能を併せ持つ施設です。
保育所は共働きなどの理由で保育が出来ない家庭の子どもを預かる施設であり、幼稚園は就学前児童の教育施設です。
綾部市では、少子化の進行や働く親の増加などを背景に子どもの保育と教育のあり方についての検討が始まり、中筋地区の市立幼稚園と私立保育園を一元化し、中筋幼児園として設立されました。
綾部市の福祉保健部の職員と幼児園の施設長から、総合施設設置の経緯や運営面などについて詳しく説明を受けその後園内を見学しました。

幼保一元化については、政府が2003年6月に閣議決定した「骨太の方針2003」で、平成18年度からの本格実施を打ち出しており、平成17年度からは全国35箇所で総合施設のモデル事業を実施しています。今日視察した中筋幼児園は、この全国35モデル事業所のうちのひとつです。
3月定例会で幼保一元化の質問を予定しておりますので、本日の視察は大変ありがたい機会になりました。感謝します。

【公徳心講演会】
公徳心を高める都市宣言推進委員会による「はまなす賞」の表彰式と講演会に、スタッフの一人として参加しました。
「はまなす賞」とは、地域で道義の高揚、公徳心の普及に地道な努力を続ける個人・団体を表彰する制度です。今年度は次の3団体が表彰されました。
表彰式終了後は、落語家の林家染二氏による講演と落語があり、楽しませていただきました。

(「はまなす賞」受賞団体とプロフィール)
■ことねのグループ
このグループは、年間6回程度老健施設を慰問し、大正琴の演奏や踊り、昔話や歌などを披露し入所者・通所者との交流を深めています。また、国民文化祭にも福井県代表として参加するなど文化活動の推進にも尽力されています。

■赤尾町区 睦会
この会は、永年にわたり、年1回の農繁期の人手のない時期に嶺南療養所を訪問し、オムツの洗濯や繕い物などの奉仕活動を続けています。また、冬場には週3回の区内巡回により火災予防活動に尽力されています。

■中山区
この区は、区内を「美しい里山 中山観音のみち」とする構想を立ち上げられて、環境美化活動に取り組まれました。また、本年度は「巡礼街道 桜の名所づくり」事業を立ち上げ、町道沿に200本の桜を植樹されるなどの活動を展開されています。

【懇親会】
講演会終了後、職場の懇親会に出席。新しい仲間が増えたのでその方の歓迎をかねた懇親会で楽しい時間を過ごしました。


高浜町の新年度予算

2006年02月23日 | 政策調査
高浜町の平成18年度当初予算について概要を紹介いたします。

一般会計は、74億4949万円です。(このうち15億4162万円は特別会計への繰出金)昨年度比マイナス2億8843万円、伸び率はマイナス3.7%です。
厳しい財政状況を反映して、4年連続の減額予算となっています。
ちなみに過去3ヵ年の一般会計当初予算額の推移は以下の通りです。
平成15年度:94億8119万円、平成16年度:87億59万円、平成17年度:77億3792万円です。

平成18年度の主な事業として、高浜駅舎整備に4億7692万円、内浦公民館建設に3億5675万円、青郷小学校校舎改修に2億3069万円などがあります。

特別会計は、9会計の合計で52億5747万円です。(特別会計間で繰出金がありますので実態よりも金額は高い。)昨年度比マイナス9483万円、伸び率はマイナス1.8%です。
主な事業として、簡易水道施設整備に7353万円、下水道施設整備に5億1235万円、安土公有水面埋立に9億3631万円などです。

企業会計は、2会計の合計で4億8786万円です。昨年度比マイナス9434万円で、伸び率はマイナス16.2%です。

今後、予算説明を受けましたら詳しい内容を紹介いたします。

政治スクール

2006年02月22日 | 活動日記
民主党福井県連では、「福井政治スクール」の受講者を募集しています。
活動2年目の「政治家養成塾」を拡大発展する方向で今年6月に開講します。

(政治スクール概要)
■期間:2006年6月~2007年7月終了予定
 ・開校式、終了式、国会見学、地方議会傍聴などを含みます。
 ・原則として毎月第3土曜日に開催します。(福井市内での開催)
■受講料:年額1万2千円(学生は半額)
■応募の締切:4月30日

地方分権時代にふさわしい行動力ある地域リーダー、地方議員、首長をひとりでも多く輩出することが大切です。そうでなければ、町は変わっていかないことはこの3年の議員活動で骨身にしみています。
もし、来年の統一地方選挙目指して一念発起してみようという方がおられましたら相談にのります。募集要領など詳しい問い合わせは以下にお願いいたします。

メール:k671150@wakasa-takahama.tv

2月度議員会 …で感じたこと

2006年02月21日 | 私の考え
2月度議員会に出席しました。
諸事項報告などの後、助役から各地区との行政懇談会と、各区からの要望陳情のあり方を見直したことについての説明がありました。

まず、各地区との行政懇談会については、従来、高浜町内全域で実施していた区長と役場との懇談会を、今年から各地区ごとで実施するようになったものです。町内全域で開催すると区長だけでも50名以上が出席しますので実質的な議論ができません。このため各地区ごとの開催に変更したというものです。良いやり方だと思います。

次に、各区からの要望陳情のやり方を、従来は予算編成時期に各区まとめて受付していましたが、これを必要の都度受け付けするやり方に変更しました。1年分をまとめて陳情するやり方では、その時期になると必要性が低くとも無理に要望を出してくるケースが目立つというものです。このやり方も私は賛成です。

ところでこの説明の中で、議員と各地区の陳情事項との関係について少し議論になりました。

私は基本的に、議員が各区の陳情事項にあまり首をつっこむべきではないと考えています。もちろん、行政サービスが提供されるべきところに提供されていないのであれば、そうした行政の仕事のやり方を質すのは議員本来の仕事であり大切なことですが、地元の利益誘導のための活動は慎むべきです。

行政サイドも、議員から口利きがあろうがなかろうが、必要性を十分吟味し、公平に事業を行うことが大原則であり、議員の関与で出来ないことが実現するのであればそれこそ問題です。議員の仕事はこの大原則通りに行政執行されているかを監視することです。
この点は有権者もきちんと理解していただかないと、要望事項を実現するために理事者におもねる議員ばかりの議会になってしまいます。

【綱引き協会】
夜は、高浜町綱引き協会の設立準備委員会に出席。現在、高浜町内に綱引き協会を設立すべく準備されている方からお誘いを受け、準備委員会に参加しています。
来年度当初には発足式の運びとなりそうです。


県の当初予算

2006年02月20日 | 活動日記
【県の当初予算】
平成18年度の福井県の当初予算案が発表されました。一般会計が490,628百万円、特別会計が19,570百万円、企業会計が33,869百万円です。
事業内容について、ざっと目を通しました。これら全ての内容は、県のホームページに公開されていますので助かります。高浜町も見習ってほしいものです。

高浜町の新年度予算は、おそらく明日の議員会で予算書の配布を受けると思います。配布されましたら内容についてブログでお知らせいたします。

【一般質問の事前通告書】
一般質問の事前通告書を作りました。ただし、もう少し内容を練ってから提出することにします。今のところ4項目の質問内容となっています。


和田地区委員会との懇談会

2006年02月19日 | 活動日記
和田地区委員会との懇談会に出席。町長、助役、一瀬県議、町議会議長、和田地区の町議会議員(4名)と、和田地区の区長、副区長のほぼ全員が出席し、お酒を飲みながら意見交換ができました。

最近は比較的若い人が、区長、副区長のポジションに就かれております。意見交換する中で、ここ1~2年は高浜町にとっても大きな変革期にあることを、私自身も感じていますが、本日出席された多くの方々もそのように強く感じておられる様子でした。