小幡憲仁 議会活動日記

よく考える政治!
20年後の高浜をイメージし、今の政治を考える。

和田地区委員長

2008年10月31日 | 区長・副区長の仕事
夜、和田公民館にて和田地区委員会が開催されたので委員として出席しました。
地区委員会の会議が終了後、地区委員のうち副区長(つまり来年の区長)が残り、来年の和田地区委員長(他の地域でいうところの区長会長)の選考会議が開かれました。
まず冒頭に今年の地区委員長の村宮氏から、地区委員長の1年間の仕事の概要を話していただき(村宮氏はこの時点で退席)、その後、副区長で委員長の選考について話し合いました。
毎年、年末近くまで決まらない難産の人事です。今日の会議ではひとまず以下の事を全員で確認しました。

①ほとんどのメンバーがサラリーマンであるため、一人で地区委員長の職責を全て完璧にこなすことは難しいこと。
②従って、会合等に出席できない場合は代理出席を求めることは可とし、他の委員は代理出席に協力すること。
③このため、あらかじめ副委員長の他に2名程度の委員長を補佐するメンバーを決めておくこと。
④以上のことから、まずは委員長、副委員長、補佐役2名程度という枠に入る4名程度を人選し、その後その4名で誰が正副委員長になるかを話し合って決めること。

以上の4点について今日の会議では確認できました。
次は4名の人選です。今後も委員長選出会議は続いていくだろうと思います。

ええじゃないか

2008年10月30日 | 私の考え
麻生首相から「追加の経済対策」が発表されました。

以下は妻との会話です。

私「4人家族で6万円もらえるそうやで」
妻「そしたら、我家(6人家族)は9万円もらえるの!?」
(注:実際には1万2千円×6人と子ども加算1万円×3人で合計10万2千円支給される計画らしい…。)
私「どう思う?」
妻「良いのと違う。9万円ももらえたらラッキーやで。お金もらって嫌な人おらんで」
私「800兆円も国の借金あるんやで。そやのに選挙前に日本中に金を配るんや。こんなことしとって良いと思うか」
妻「ほんまやな。配るお金はいったい誰が出すのや。結局、よく考えたら私らやな。選挙前にやり方がいやらしいな」

妻は本質を理解しているようで一安心です。


まさに天下は幕末の様相を呈してきました。天からお札が降ってきます。ええじゃないか、ええじゃないかと皆で踊りましょうか。

議員定数

2008年10月29日 | 活動日記
大阪市内で開催された、関西地域の地方議員が集まる議員団会議と政治活動委員会総会(写真)に会員として出席しました。
会議と総会では、平成19年度の活動報告ならびに平成20年度活動方針の確認などが行われました。

会議の中で、今後1年間に予定される会員が立候補予定の選挙日程と選挙情勢の報告がありました。
この報告を聞いていて改めて感じましたが、最近の厳しい地方財政を反映してか、多くの地方議会で議員定数を削減しています。
例えば、兵庫県赤穂市議会は定数24名を20名に、豊岡市議会は30名を26名に、大阪府豊能町議会は18名を14名に削減などです。

ところで、人口約1万2千人の高浜町の議員定数は16名ですが、例えば大阪府豊能町は人口約2万3千人で14名に減らしましたし、島本町は約2万9千人で16名、岬町は1万8千人で14名、太子町は1万4千人で12名、熊取町は4万5千人で16名などとなっています。
大阪府と福井県を単純に比較することはできないかもしれませんが、高浜町でも今後、議員定数削減の議論は避けて通ることはできないと思います。

午前様

2008年10月28日 | プライベート
今月25日に福井県の原子力防災訓練がありましたが、今日は職場の係の訓練参加者の打ち上げに出席しました。
訓練を振り返り、準備の苦労話や本番の裏話で話しが盛り上がり、それに連れて酒も進み、結局、自宅には日付が変わってから帰ることになりました。

ライフセービングクラブ理事会

2008年10月27日 | 活動日記
夜、若狭和田ライフセービングクラブの理事会に出席しました。
来年度の予算、事業計画、会員の募集などについて議論しました。
当クラブの当面の課題は、脆弱な財政基盤からの脱却、会員の募集があげられます。
ライフセービングクラブの発展のため、出来る限り協力してまいりたいと考えています。

来年は区長

2008年10月26日 | 区長・副区長の仕事
朝から青戸区会館で、祭りのみこしの片づけを行いました。
祭り本番の神事では、海に神輿もろとも入りますので、神輿を真水で十分に水洗いして今日まで自然乾燥させてきました。
区の役員総出で、全ての金属部分を防錆剤で磨き、ガラスケースに収納して倉庫に保管します。

その後、缶ビール片手に祭りの反省会を行いました。
来年はいよいよ私が区長として、つまり青戸区では祭りの最高責任者として取り仕切ることになります。
現時点では全く自身がありませんが、本当に大丈夫なのでしょうか?

議会の視察

2008年10月25日 | その他
昨日、1泊2日の厚生文教常任委員会の視察研修を終えたばかりですが、今度は12月1、2日に計画している地域医療対策特別委員会の視察先を考えています。
ひとつは、伊関友伸氏の著書「まちの病院がなくなる」の中で紹介された、愛知県東栄町の「国保東栄病院(現在は公設民営で運営)」で決まっていますが、あと一箇所を選ばなければなりません。
以前、サンデープロジェクトの特集「在宅で医療費削減、画期的成果の町」で紹介された、滋賀県米原市(旧伊吹町)の取り組みを視察してみたかったのですが、相手方との調整がつかなかったために他の視察先を検討する必要があるのです。

こういう時はネットが非常に役立ちます。
私自身もそうですが、最近は地方議員自らが視察研修の報告をネットに掲載しているケースが増えてきておりますので、その報告内容を参考にしつつ視察先を選ぶことが出来ます。
候補地が見つかれば、今度はその施設について当地の議会で何か議論がなされていないか、議会の会議録や議会だより、行政誌なども参考にすることが可能です。
いくつか候補地が見つかりましたので、先方との調整を急ぎたいと思います。

厚生文教常任委員会視察研修:2日目

2008年10月24日 | 研修報告
視察研修2日目は石川県小松市です。
小松市は「日本一の子育て支援」のまちを目指しています。

市役所で児童家庭課長から、小松市が実施している子育て支援全般の概要について説明を受けました。さすがは子育て支援日本一を目指すだけあってその充実した施策にはおもわずため息が出ます。
全ての事業について詳細説明を受けたいところですが、時間の関係から担当者から次の2点について重点的に説明を受けました。

①小児医療費助成事業
小松市では平成19年4月より、中学校終了までの小児医療費を全額助成しています。(ただし月額小学生が500円、中学生が1000円の自己負担がある)
また、ひとり親家庭(母子、父子とも)の場合は、子供が18歳になるまで子供と親の医療費がどちらも全額助成されます。
小児児童医療費助成の仕組み、経費、課題等について質問を交えて詳細な説明を受けることができました。
小松市は人口が約11万人、年間の出生数が約1000人ということで、ちょうど人口、出生数とも高浜町の10倍の規模であり、事業規模の説明では対比が容易です。
医療費の無料化には年間で約2億5千3百万円の経費が必要で、小学校就学前までが約1億7千万円、小学生が約7千万円、中学生が約1千3百万円となっています。
これを十分の一にすれば高浜町の数字となる訳ですから、現在の小学校就学前までの医療費無料化を中学校卒業までに拡大するのに、約830万円の費用が必要なことが推定できます。私が考えていたよりも少ない金額で実現できることが分かりました。
現在、野瀬町長のマニフェストに基づき、高浜町でも小児医療費の無料化を中学校まで拡大する件について検討がなされていますが、この面で多いに参考になりました。

②マイ保育園事業
マイ保育園とは聞きなれない言葉ですが、これは妊婦が出産前の段階で、マイ保育園を登録する制度のことです。登録する保育園は市内の保育園の中から選択します。
そして3歳児となって保育園ないし幼稚園に入所するまでの期間、そのマイ保育園で出産前の育児体験や出産後の育児支援、一時保育等のサービスを受けることが出来ます。
登録を動機付けするため、登録時には一時保育の半日無料券が3枚配られます。
こうした取り組みにより、育児不安の解消や虐待に走る危険性の高い要支援家庭などの早期把握につながるなど大きな効果が期待されます。
高浜町で実施している子育て支援センターに取り入れて欲しい取り組みの考え方だと思いました。

【空とこども絵本館】
小松市には全国的にも非常に珍しい絵本専門の公共図書館があります。
正式名称が「空とこども絵本館」、愛称は「ぶっくりん」です。(写真)
建物は昭和初期に建造された石川県教育庁舎の外壁だけを保存して当時の建物を再現したレトロな雰囲気の外観となっています。
ブックスタートから一般の図書館への橋渡し役として、本好きの子どもを育むとても素敵な施設です。
館内を視察しましたが、非常に優れたデザインと子どもにとことん配慮したつくりが印象的です。絵本の蔵書8千冊を備え、図書館司書2名を配置するなど力の入れようが違います。
小松市の子どもは幸せ者だなとつくづく感じた次第です。

実は、高浜町に絵本専門の図書館を建設することが私の夢です。例え何年かかろうとも実現したいなと心を新たにしたところです。

全ての視察を終えて、午後7時過ぎに高浜に帰ってきました。少し疲れました。

厚生文教常任委員会視察研修:1日目

2008年10月23日 | 研修報告
今日から1泊2日で議会の厚生文教常任委員会の視察研修です。
視察先は新潟県の見附市と石川県の小松市です。どちらも特定の分野で日本一を目指す取り組みを実施している自治体です。(視察先は私が選定)

朝6時に高浜を出発し、バスで走りに走って午後2時に新潟県見附市に到着しました。バスの1泊2日の視察で新潟県までの視察はさすがに少しきつい移動になりました。

見附市は「日本一健康なまち」を目指す自治体です。
自治体の10年間の長期目標を設定する「総合計画」において、見附市では4つの将来像を掲げていますが、その第一に「人と自然が共生し健やかに暮らせるまち」を掲げています。健康なまちづくりを、目指すべき第一の目標として明確に市の方針として示されています。

さて、この健康日本一の取り組みですが、もともとは寝たきり老人を減らす目的で、平成14年度から筑波大学、つくばウエルネスリサーチ、自治体・住民の産官学連携による「寝たきり予防のための健康運動教室」を始めたのがきっかけです。その後、平成16年度に健康増進法に基づく「いきいき健康づくり計画」を策定し、平成20年度には「食育推進計画」を包括した「いきいき健康づくり計画」にバージョンアップし、これら計画に基づいて住民全体を対象とした「いきいき健康づくり事業」に進化発展してきたものです。

見附市の健康づくりの取り組みについてソフト面とハード面から説明します。

まず、ソフト面です。
見附市の健康運動教室は、①参加申し込み ②医師による運動可否判定(健康診断結果の確認) ③体力テスト・説明会 ④運動プログラムの提供 ⑤運動プログラムの指導 という流れになっています。
運動指導員12名の指導体制のもと、個人の身体状況に合った個別のプログラムメニューを設定し、基本的には週2回の施設での運動と週3回の家庭での運動を住民が行います。
こうした運動の継続による、血圧や体脂肪率、筋肉率等々のデータは、個人に配布された電子歩数計にデータを蓄積し、そのデータをコンピューターで管理する仕組みになっています。(電子歩数計はメモリーの役割。体組計などに電子歩数計がセット出来て、測定データは自動的に電子歩数計に記録される。電子歩数計のデータは定期的にパソコンに転送する。)
パソコンで管理された自身の健康データは自宅のパソコンからも閲覧可能となっています。
こうした運動教室に参加されている方が約1300名だそうです。

次にハード面です。
見附市には「健康の駅」というものが市内に2か所あります。
市民交流センター「ネーブルみつけ」内と市立病院内の2か所です。
健康の駅では、各種運動器具を用いた運動の実施、体組成測定、健康相談、情報提供、市民交流などが実施できる施設となっています。
ネーブルみつけの健康の駅では多くの方がエアロバイク等の器具を使って運動に汗を流しておられました。(写真)
「たくさんの利用者ですね」との問いかけに「今は少ない時間帯です。午前中はこれの数倍の利用者がありました」との答えでした。
考えてみたら健康運動教室に参加されている方が約1300名おられて、その方々が週2回施設で運動される訳ですから参加者の多さも頷けます。

さすがに「日本一健康なまち」を目指すというだけあって、取り組み内容には関心させられました。これをすべて高浜町で実践することは難しいですが、今後の健康づくり事業に対して大いに参考になりました。
特に高浜町保健福祉センターの有効活用についてのヒントがあるように思いました。

学校での事故

2008年10月22日 | 政策調査
船橋市の小学校で17日、6年男子児童が給食のパンをのどに詰まらせて窒息死するという痛ましい事故がありました。
現時点で詳しい内容を承知していませんが、こうした事故が防止できなかったものかと思います。

食育の観点から食べ方の指導というものが当然問われることですが、そもそも、万一こうした気道に異物が詰まった際の対処方法について、今回の事故では適切な処置が行われたのかどうおかの調査は当然必要ですし、他の全国の小学校でも、もしこうした事故が発生した際に、適切な対処が出来る体制になっているかどうかの確認が必要です。

更に、事故は何も窒息だけではなく、学校では他にも様々な事故が起こりうる可能性がありますので、常日頃から、そうした不測の事態に教師が冷静に対象できるようなトレーニングも必要であり、そのことの確認も必要だと思います。