小幡憲仁 議会活動日記

よく考える政治!
20年後の高浜をイメージし、今の政治を考える。

ステップワゴンの車検

2014年05月29日 | プライベート
わが家の愛車、ホンダステップワゴンの車検が終わりました。

新車から数えると9年(2年経過の中古車を買ったので買ってから7年)経過した車で、走行距離も既に12万5千キロを刻んでいます。
電動スライドドアの開閉は絶不調、足回りからは異音がするし、ブレーキをかけるとハンドルに異常振動発生と、数々のトラブルを抱えていました。
しかし、まだ最低でも4年は乗りたいので、今回、N自動車にお願いして徹底的に整備をお願いしました。

結果はまるで新車か(少し大げさですが)と勘違いする程、完全に蘇りました。
当たり前のことなのですが、電動スライドドアがスムーズに開閉し、走っていて全く異音がせず、ブレーキをかけるとしなやかに停車する車が、これ程快適なものかと思いました。

先代の車(初代ステップワゴン)は、11年半乗って18万キロ超えで廃車処分しましたが、今度のステップワゴンはその記録を軽く超えそうです。末永く乗っていきます。

総務産業常任委員会視察報告

2014年05月21日 | 研修報告
5月20日、21日の両日、岡山県真庭市と備前市に議会の総務産業常任委員会で視察研修に行きましたのでその結果を報告します。

5月20日は、真庭市のバイオマスタウンの取り組みを視察しました。

真庭市は平成17年に近隣9町村が合併して誕生した市で、人口は約4万9千人、面積は828平方キロメートルと広い面積を持つ市です。
真庭市には約6万5千ヘクタールもの広大な森林が広がり、その6割を占める人工林ではヒノキが7割、杉が2割の比率で植林されています。

バイオマスタウンとは、バイオマス(生物由来の産業資源)を地域内で活用した町づくりのことですが、この真庭市では豊富な森林資源を活用したバイオマスタウンを推進しています。
今回、この視察を計画した大きな理由は、高浜町でもこの木質バイオマス発電事業を始める構想があるためです。

現在我が国では、「再生可能エネルギー全量買い取り制度」により、太陽光、風力、水力、地熱、バイオマスによる発電で得られる電気は、電力会社が全量を固定価格で買取します。
この制度では、20年間、電気を全量買い取りすることが保証されていることから、発電事業者側からすれば非常に少ないリスクで事業展開が可能なことから、太陽光を中心に爆発的に事業者が出てきております。

バイオマス発電については、燃料となる資源(木材など)の確保面から、それ程発電事業者が表れていないのが現状です。

真庭市では、市内に国内最大級の集成材製造工場が立地しており、再生エネ買取制度導入前から、集成材の製造過程で発生するカンナ屑や端材の有効利用を図るために、それらを燃料とする1,950キロワットのバイオマス発電を実施していました。(発電した電気は工場内で使用し、余剰電力が発生した場合は電力会社に売電)

【写真は、木質バイオマス発電プラントの燃料投入口。ベルトコンベアで自動的にボイラーに燃料が投入されます。】


【発電プラントの外観。(工場内に併設されているため分かりにくい写真です。)】

また、他にも木質ペレット(バイオマスボイラーやペレットストーブの燃料になる)を製造しています。
そして、今回、再生エネ買取制度を活用して1万キロワットの出力の木質バイオマス発電を展開することになりました。
発電事業者は、集成材製造会社、真庭市、森林組合、木材事業協同組合などが出資した新会社であり、2015年4月の運転開始を計画しています。

今回の視察では、集成材製造工場と工場内にある稼働中の木質バイオマス発電プラント、それに木材業から発生する間伐材などの未利用材と、製材所から発生する端材を木質バイオマスの燃料用にチップ状に加工する集積基地を視察しました。(他に真庭市役所などを見学)

【写真は材木の集積基地。間伐材などからチップを製造します。


【チップです。樹種によって色が違います。現在は製紙工場に出荷しています。】

「百聞は一見にしかず」といいますが、今回の視察で木質バイオマス発電の理解が多いに進みました。

真庭市は、前述した通り林業が盛んな地域です。市内には国内最大級の集成材製造工場があり(材料の8割は輸入材ですが)、30箇所の製材所があり、真庭森林組合の組合員数は約6300人です。この地域内で利用されている木質バイオマス量は年間約4万3千トンです。しかしながら1万キロワットの木質バイオマス発電を1年間運転するために必要な量は、年間14万8千トンになります。計画では、このうち9万トンを間伐材などの未利用木材で確保し、残り5万8千トンを製材端材などで確保する予定です。現在の流通量から考えて、本当にこれだけの燃料を20年間安定的に確保できるかが大きな鍵になってくると感じました。

ひるがえって、高浜町で計画している木質バイオマス発電は、現在の構想では5千キロワットと聞いていますので真庭市の半分の大きさです。言うまでもありませんが、それに見合う燃料の確保は不可能であり、大半の燃料はインドネシアから輸入する「やしがら」となります。
やしがらは、1トン当たり1330キロワットアワーの電気を発電できるといわれていますので、5千キロワットの出力の場合1日当たり90トンのやしがらが必要です。(私の算定ですので間違っているかもしれません)

今後、本当に事業化するのであれば、極めて慎重な検討が必要です。

5月21日は備前市の日生(ひなせ)漁業協同組合を視察しました。

日生漁協は、漁業の6次産業化の成功事例として注目されており、直販施設などを見学しました。

【直販施設の内部。昨日、波浪により出漁していないので閑散としています。】

私の受けた印象は、6次産業での成功の前に、まずは「カキ養殖」で成功した漁協というものです。カキ養殖というベースがあっての6次産業です。

実際、漁協の総水揚げ額が年間15億9千万円で、その内13億9千万円がカキ養殖によるものです。6次産業の直販施設の水揚げ(売上)は1億1千万円程度です。残りが漁船漁業によるもので、圧倒的にカキ養殖が占めています。
漁協組合員数は84名でその内54名がカキ養殖をしています。従って、カキ養殖の漁家の水揚げ高は漁協分だけで1世帯当たり平均2千5百万円以上となります。他に漁協を通さない販売もあるので、実際の水揚げはもっと多く、トップクラスの漁家では5千万円程度の水揚げがあるそうです。(ただし7割程度のコストが必要)
高浜町の漁家とは大きな隔たりがあることが分かります。

【カキ養殖用の漁船。クレーンが特徴的。】


高浜町議会出前報告会

2014年05月14日 | 議会活動報告
(フェイスブックより転載)

高浜町議会出前報告会を終えて帰宅し、今しがた缶ビールを1本飲んでほっとしているところです。
今回の議会出前報告会では、昨日(13日)内浦公民館、今日(14日)青郷公民館の担当でした。
今回、各団体に動員をお願いしたことから、大変多くの住民の皆様に集まっていただきました。(昨日が38名、今日が55名)

実は過去3年間、議会出前報告会は一度も動員をしてきませんでした。これは報告会を末永く続けるためにも動員はしないでおこうとの方針で臨んできたからです。しかし、最近は非常に参加者が少ないことが続き、一度、動員して多くの人に来ていただき議会出前報告会を知っていただこうということで、今回の動員をかけた報告会となったものです。

結果的には、活発な報告会となりました。説明する議員も力が入りますし、私などは少々声が枯れてしまったくらいです。これが今後も続いてくれるといいのですが。
ぜひ、そうなるよう、やり方の工夫も提案していきたいと感じた次第です。

多くの貴重なご意見を伺うことが出来て心から感謝しております。ありがとうございました。