小幡憲仁 議会活動日記

よく考える政治!
20年後の高浜をイメージし、今の政治を考える。

論語は楽しい言葉遊び

2008年11月30日 | 政策調査
産経新聞の記事(H20.10.23付け)で知りましたが、東京都足立区の梅島幼稚園は、園児に論語の素読を実践しているそうです。

(以下、記事を参考に書いています。)

4歳児の教室の黒板のすみには「神無月16日木曜日、天気晴れ」とルビなしで書かれていて、みんながこれを唱和して、続いて朝のあいさつでは、「お父様、お母様がお喜びになることをします。天は自らを助くるものを助く。先生、皆様、おはようございます。」とやるそうです。

先生が掲げるカードの四字熟語(ルビ無し)「曖昧模糊、有為転変、栄枯盛衰、温故知新」を早読みし、ことわざでは「笑う門には福来る」「転ばぬ先の杖」などと続くそうです。
教育学者の石井勲は幼児に漢字を教えるのは「英才教育」だからではなく、幼児が漢字を苦もなく覚える「適時教育」だからと説いたそうです。
「やはり名文には品格があるからでしょうか、子供の態度まで変わってきました」と園長。
(以上、ここまで記事を参考に書きました)

う~む。思わずうなってしまいます。高浜町には論語の素読以前の問題として、幼稚園そのものがありません。高浜町の将来を担う子どもの教育環境として、本当にこのままで良いのでしょうか。この問題、今度の議会の一般質問に加えようと思います。




犬養毅

2008年11月29日 | その他
12月10日開会の12月議会の日程が近づいてきました。
今日は議案書に目を通しました。
いろいろな用事が溜まっており、暫くは日程に余裕がありません。
来週も週の初めに視察研修が予定されており、その後も様々な行事が続きます。時間を有効に使わなければなりませんが、これがまた苦手です。

【青戸会忘年会】
青戸区の有志でつくる「青戸会」という会に私も昨年から入会しております。今夜は会の忘年会がありましたので参加しました。

ところで、宴会で利用させていただいた某旅館の座敷。今まで全く気付きませんでしたが、なんと、犬養毅の書が飾ってありました。
犬養毅といえば第29代内閣総理大臣で、あの五・一五事件で凶弾に斃れた宰相です。
尾崎行雄とともに「憲政の神様」と崇めらた生粋の政党政治家で、犬養の演説は理路整然としていて無駄がなく、聞く者の背筋が寒くなるような迫力があったと言われています。(YouTubeで少し聞くことが出来ます)
驚きました。

連合福井若狭地域協議会定時総会など

2008年11月28日 | 活動日記
【連合福井若狭地域協議会定時総会】
夜、小浜市で連合福井若狭地域協議会の定時総会が開催され、来賓として出席して挨拶をさせていただきました。
総会には小浜市の新たに選任された山夲副市長も市長の代理で出席されておりましたので名刺交換させていただきました。
他にも連合福井の牧野副会長、そして民主党の松宮3区総支部長も出席されていました。

私からは、総選挙で政権交代がほぼ確実視される中、その後の課題として、国政と地方議会のねじれ現象があり、総選挙に全力投球したその後は、民主党の地方議員を拡大して政権の足元を固める取り組みが必要になってくるので、ぜひともこの面でのご協力をお願いしたい旨の話しをさせていただきました。

【和田地区委員会と行政との懇親会】
野瀬町長、日村副町長、永登教育長他を招いて、和田地区委員会との恒例の年末懇親会が開催されたので、連合若狭の総会の挨拶終了後に和田までとんぼ帰りして参加しました。
和田地区の区長、副区長が町の執行部と酒を酌み交わしながら話しができる機会です。私は町執行部と話をする機会はいくらでもありますので、もっぱら食べることと飲むことに集中しておりました。

議会運営委員会視察研修:2日目

2008年11月27日 | 研修報告
議会運営委員会視察研修2日目です。
滋賀県竜王町議会を訪問し、議会の活性化策について研修しました。

滋賀県竜王町は、周囲を水田に囲まれた田園都市で、人口が約1万3千人、面積は約45平方キロです。
ダイハツの自動車工場が立地していることから、普通交付税交付団体で財政は豊かな町です。

竜王町では議会活性化の取り組みとして、夜間議会の開催、行政の審議委員会に議会議員が参加した場合の正副委員長への就任辞退、常任委員長の議会報告の内容の充実策、議会報告会の開催などに取り組んでおられます。

夜間議会のやり方は、一般質問の項目の中で目玉となる1項目について、昼間の本会議では質問せずに夜間議会でその項目を質問するというものです。
これにより、一般質問に対する町民の関心が高まったというものでした。
また、常任委員会の委員長報告については、委員会での議案審査後に、常任委員長が本会議で報告する内容について委員会で吟味するというものです。

他にも議会の日程の持ち方や、議案審議の進め方など、高浜町とかなり違った進め方を実施されており、今後の議会改革に大いに参考となる研修ができました。

【放課後子どもプラン運営委員会】
夜は教育会館で放課後子どもプラン運営委員会が開催されたので委員として出席しました。
今年4月、旧山喜跡から中央公民館(教育会館)に場所を移して、教育委員会所管で実施することとなった放課後子どもプラン(学童保育事業)ですが、その後7月からは和田、青郷地区でもそれぞれの地区の公民館を利用して実施するようになりました。
今日はこの半年間の反省と、来年度に予定されている内浦地区での実施について意見交換が行われました。

議会運営委員会視察研修:1日目

2008年11月26日 | 研修報告
今日から1泊2日で、議会運営委員会の視察研修です。

今日は、三重県伊賀市において「議会基本条例」について研修しました。

伊賀市は平成16年11月に上野市と周辺の3町2村が合併して誕生した市です。
人口は約10万1千人、面積は558平方キロとなっています。

「議会基本条例」とは、議会が果たすべき基本的な役割、責務など議会の基本的事項について定めた条例をいいます。北海道の栗山町議会が全国で先駆けて制定し、その後全国的に制定の動きが広がりつつあります。

伊賀市議会が基本条例を制定したのは、合併により誕生した伊賀市が「伊賀市自治基本条例」制定し、この自治基本条例の中に議会の役割と責務が規定されており、その規定を議会基本条例として具体化させる必要があったこと。
そして、合併後に議員定数を34名に縮小するはずだったところが78名の定員を存続させたことや、政務調査費の不正処理が問題化されるなどのゴタゴタガ続いたことから、議長選挙で「議会基本条例」の制定を公約に掲げた議長が誕生し、この議長のリーダーシップの下で、一気に制定作業が進んだことにようるものです。

伊賀市の議会基本条例には次の特徴があります。
①議会報告会の義務付け
②行政への反問権の付与
③論点の明確化
④政策討論会の設置 などです。

こうした基本条例の特徴、実際の議会での運用状況等について詳細に聞き取りし研修してまいりました。




郷土愛教育

2008年11月25日 | 活動日記
夜、以前より参加している、ある勉強会に参加しました。
今日はメンバー5人全員が集合しました。
勉強会では書籍の他に、雑誌や新聞の切り抜き記事なども題材にして勉強をします。

今日の勉強会の題材のひとつに『郷土愛教育から「よき国家」が生まれる』と題した、秋田市の非常勤講師(女性:30歳)が書いた論文の入選作品の産経新聞記事(H20.11.11)がありました。

(以下、記事を抜粋して一部引用いたします。)
・自分が生まれ、はぐくまれた郷土に誇りを感じられなければ、その集合体である国に誇りを感じるはずがない。国をよくしようと思うはずがない。
・その具体的取りくみとして、義務教育で郷土学を教えたい。小学生に、全国一律の教科書と並行して、県単位の教科書で、郷土の偉人や文化を徹底的に教えるのである。
・今から百年ほど前に、南極大陸に挑んだ日本人が、秋田生まれの白瀬大尉であり、その栄光が今でも南極観測船「しらせ」としてたたえられていると知ったら、その白瀬大尉は秋田の厳しい冬に耐えながら根性を養ったと知ったら、受験勉強でへこたれている子供たちも、もう少し頑張ってみようと思うかもしれない。たくさんの偉人たちが、自分と同じ風に吹かれ、同じ土地を踏みしめ、同じなまりで語らい、同じ景色に癒され、同じ場所を故郷として心に支えにしていると知ったら、子どもたちはどんなに勇気を得るだろう。
(以上、引用終わる)

「郷土愛教育」。
これから高浜町が目指すべき教育方針ではないかと思います。



病児、病後児保育

2008年11月24日 | 政策調査
昨日(23日)の日経新聞に病児保育の特集記事がありました。記事によると「病児保育」は子どもが病気でもどうしても会社が休めない保護者のニーズの高まりから、全国的に施設数が増えており、厚生労働省によると国の補助金を受けているところだけでも全国に767施設があります。
政府としては2009年度末までに1500施設に倍増することを目標として自治体を後押ししていく計画のようです。

ところで、病児、病後児の保育施設は高浜町にはありません。
となりのおおい町では「なごみ診療所」においてこの事業を実施されています。

私も平成19年6月議会の一般質問で、この施策について提案してみましたが、実現に至っていません。
前町政では、私の提案する施策はまるで何かの障壁があるのかと思いたくなるほど、実現は容易なことではありませんでした。
高浜町のような小さな規模の自治体単独でこうした事業を実施していくことは簡単なことではありません。しかし必要なことは実施していかなくてはなりません。
新執行部でこの事業の早急な実現を望むところです。
実現する手段はいくつか考えられると思います。

タイヤ交換

2008年11月23日 | その他
午前中、ジムニーのタイヤをスタッドレスに交換。
今年は既に敦賀などでは除雪車も出動しています。念のために早めの交換です。

日記に書き忘れたことをいくつ書いておきます。

まず、今月20日の朝、和田小学校6年生の児童に読み聞かせをしました。
この2学期は和田小学校の校舎改修工事の関係から、工事中は読み聞かせを中止していましたので久しぶりの読み聞かせとなりました。
普段は絵本を読み聞かせしていますが、今日は趣向を変えて本を読みました。
読んだのは「あなたが世界を変える日」です。
これあの有名なリオの伝説のスピーチを本にしたものです。
このスピーチ、大人が読めば感動しますが児童にとってはどうだったでしょうか。もちろん真剣に聴いている児童もいましたが、微妙な表情の児童もいました。

次に、昨日(22日)高浜中学校の文化祭に出席しました。
実は、次女が2年生を代表して英語のスピーチを発表するということなので出席したものです。
指名されるとすっと演題に進み、いきなり英語でスピーチを始めて(私にはなにを話しているか不明)、よどみなく話して、終わればすっと席に戻るといものでした。緊張する暇もなく終ってしまったという感じでした。

あなたが世界を変える日―12歳の少女が環境サミットで語った伝説のスピーチ
セヴァン カリス=スズキ
学陽書房

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海浜組合総会など

2008年11月22日 | 活動日記
【海浜組合総会】
海浜組合(浜茶屋の組合)の総会に出席しました。
平成20年度の会計報告、役員改選など執行部として提案した議案はすべて承認されました。
これまで事務局として海浜組合の運営に携わってきましたが、今回の役員改選で監事となりました。

【和田地区委員会】
総会終了後、和田地区委員会に出席しました。
和田地区では、これまで地区有地の貸地代等で賄ってきた外灯の電気代について、地区の財政が厳しくなってきた結果、各区にも負担を求めることになります。
今日の地区委員会では、この負担のあり方などについて議論が行われました。

エネルギーフォーラム

2008年11月21日 | 活動日記
敦賀市で開催された「2008年エネルギーフォーラムin敦賀」に参加しました。
毎年この時期に福井県原子力平和利用協議会主催で開催されており、私も同協議会の会員として参加しています。

今年は「地球環境と原子力 ~かけがえのない地球を守るには!~」と題する4名の講師によるパネルディスカッションが行われました。

原子力発電が地球温暖化防止の観点から優れていることは言わずもがなですが、エネルギー自給率の観点から少し考えてみたいと思います。
食料とエネルギーの自給率は、国家が存続していくための基本的なことであり、諸外国はこの自給率を高めるためにあらゆる努力を払っています。
もちろん我国も、この自給率向上に努めてはいますが、食料の自給率が39%、エネルギー自給率にいたっては4%でしかありません。
国家が存続していくための基本である食料とエネルギーの自給率がこれ程低い国は、先進国では日本以外にありません。
そしてもっと心配なことは、国民がそれ程この現実に危機感を持っていないことです。

食料もそうですが、エネルギーの自給率を高めることは資源の乏しい我国にとって非常な難題です。
ところで4%のエネルギー自給率は、原子力発電を国産エネルギーとして換算すると19%となります。
もちろん原子力発電で使用するウラン燃料は外国からの輸入に頼っていますから純粋な国産エネルギーではありません。
しかし、原子力で使用するウラン燃料は石油や天然ガスと違って、政情が安定した国から輸入できますし、石油や天然ガスのようにタンカーで延々と大量に運んできたものを僅かな期間で燃やしてしまうといったことはなく、非常に少量で大量のエネルギーを長期間にわたって発生することかが出来、備蓄も容易です。
このため原子力は純国産ではありませんが、準国産エネルギーと言われています。

今後ともエネルギー自給率の観点からも、また発電段階で二酸化炭素を出さないことから地球温暖化防止の観点からも、原子力発電の必要性はますます高まっていくことになります。