小幡憲仁 議会活動日記

よく考える政治!
20年後の高浜をイメージし、今の政治を考える。

議会の研修:3日目

2010年09月29日 | 研修報告
研修最終日は、室蘭市まで移動して、株式会社日本製鋼所室蘭製作所を見学しました。
ここでは原子力発電所で使用するタービンローターや原子炉圧力容器、蒸気発生器、加圧器などの主要部材を製造しています。(最終組立ては三菱重工業などが行う)

現在、原子力ルネッサンスと言われるように、世界的に原子力発電所の新増設が相次いでおり、これらの部材を一手に引き受けるこの工場は、大変な活気に満ちています。
現在進行形で、800億円を投じた工場拡張の設備投資を行なっており、グループ社員も含めると3千5百人の従業員が、世界中から舞い込む注文に沸き立っているといったところです。

実際に摂氏1200度に加熱されて真っ赤になった数百トンの鉄の塊を、巨大なチェーンで吊り下げてゆっくりと回転させながら、世界最大の1万4千トン水圧プレスで圧縮を繰り返す鍛造工程により、巨大なタービンローターを製造している現場を見学しましたが、そのスケールの大きさに圧倒されます。
この不景気の日本に、こんなにも元気で豪快な工場があったのかと、何とも頼もしく誇らしい気持ちにさせられました。

午後8時に伊丹空港着。自宅には午後10時半頃帰りました。

議会の研修:2日目

2010年09月28日 | 研修報告
視察2日目は、北海道電力泊原子力発電所と北海道原子力環境センターを視察しました。

泊原子力発電所は、以前、3号機の建設現場を視察したことがあります。
既にこの3号機も平成21年12月に営業運転を開始しており、真新しい中央制御室やタービン建屋を見学しました。
特に、中央制御室の制御盤は最新のデジタル式の盤となっており、運転操作は画面のタッチパネルで操作するタイプとなっています。中央制御室の前面に4画面に分割された画面が設置されており、画面上に発電所の主要なパラメータが表示されています。従来型の無数の計器類やスイッチがある制御盤とは大きくイメージが異なりました。

北海道原子力環境センターは、泊発電所周辺の空気、水、土、農産物、海産物などの試料に含まれる微量の放射能レベルを測定し、放射能レベルの推移などを確認しています。
旧ソ連のチェルノブイリ発電所の事故が発生して既に24年が経過していますが、当時はこの事故の影響で微量の放射能が測定されたが、今ではほとんど検出限界まで測定値が下がっているとのことでした。

札幌まで移動して市内のホテルに宿泊しました。

議会の研修:1日目

2010年09月27日 | 研修報告
今日から2泊3日の行程で議会の視察研修です。
視察先は北海道の原子力関連施設となっています。

今日は、関西空港から新千歳空港に到着後、江別市にある北海道電力総合研究所を訪問して電力設備全般の研究について視察しました。
特に、送電線への冬季の着雪対策など、実際に設備を目で確かめることができました。原子力とは直接は関係がありませんが、送電設備や配電設備を直接手に触れて確認することで他の議員の関心も高かったように感じました。

今夜は小樽市内のホテルに宿泊しました。


和田地区敬老会

2010年09月26日 | 活動日記
和田地区敬老会に出席しました。
ある方の挨拶で、「若い者は頭の中はカラッポですから、高齢者の知恵がぜひとも必要です」といった趣旨の発言をされていました。
この発言を受けて、私は乾杯の挨拶で「先日、脳ドックを受診して頭の中がカラッポかどうかを確かめてきました。すると私の脳みそは詰まっていました。カラッポじゃなかった。だから、もう私も若くない」と言いました。

会心の出来だと思ったのですが、それ程、受けませんでした・・・。

中国漁船の船長の釈放

2010年09月25日 | 私の考え
沖縄の尖閣諸島沖で領海侵犯し巡視船に衝突した中国漁船の船長を、中国の圧力に屈して釈放した事件について。
「この釈放は沖縄地検の判断」、と政府は言います。

沖縄地検の判断だという政府の言い分を、国民は信じているでしょうか。

始めは強がって逮捕して法に基づき粛々と対応するとしながら、中国の予想外の圧力に慌てふためき腰砕けになり、地検の判断で釈放したということにして言い逃れていると、多くの国民は思っているではないでしょうか。

まずい対応だったように私には感じられます。

9月定例会最終日

2010年09月24日 | 議会活動報告
本日は議会定例会の最終日です。
午後、本会議が開催されて委員長報告と採決が行われました。
私は、今議会から予算・決算特別委員長と厚生文教常任委員長に就いていることから、今日の本会議では合計6回登壇して委員長報告を行いました。
実に忙しいことです。
理事者提案の議案は全て可決して閉会しました。

夜、9月議会最終日の恒例の懇親会に出席しました。

普通教室の冷房

2010年09月22日 | 私の考え
今年の夏は猛暑でした。特に9月になってもなかなか秋らしい気候にならず、連日30度超え、果ては35度を越える日もありました。

現在、高浜町内の小中学校の普通教室には冷房設備がありません。

子どもの教育上、暑さに耐えることも必要だとの意見もあるかもしれませんが、今年の夏はそういうレベルを超えていると思います。
私なら、この猛暑に、冷房設備もないコンクリートの建物の中で1日中講義を聴く。あるいは体育をしてその汗も流さずに、酷暑の教室内で授業を受ける。とても集中力を持続させる自信はありません。

昨日も、毎月定例的に参加している勉強会の席上、参加者にこの問題を問いかけてみましたが、みなさん冷房設備を設置すべきであるとの意見でした。
ちなみに、嶺南地域の小中学校の普通教室の冷房設置状況は、おおい町が名田庄地区を含めて全て設置済み、美浜町と敦賀市が中学校に設置済みという状況です。

今後、高浜町の小中学校の普通教室に冷房設備を設置できるよう強力に取り組むこととします。

選挙とカネ

2010年09月21日 | 私の考え
今日の議会は、午前中に議会改革調査特別委員会、午後が地域医療対策特別委員会でした。

議会改革調査特別委員会では、私から、選挙経費の公費補助の拡大について検討するよう意見提起しました。

たとえ町議会議員選挙といえども選挙に出るとなればそれなりの費用が必要です。
まず選挙に立候補しようとする者にとって最初の難関がこの選挙費用ではないでしょうか。
誰でも立候補できる環境づくりのためには、この選挙費用の公費補助を拡大すべきだと私は考えています。

立候補する者にとっては候補者は少ない方が楽ですが、有権者にとっては多数の候補者が立候補している方が良いに決まっています。

一般的に選挙費用の公費補助としては以下のものがあるようですが、高浜町の場合は有権者に出すはがきの郵便料金のみ(800枚分)公費助成されます。これをもっと対象を広げようというのが私の提案です。

(公費補助の対象)
・公営掲示板に貼るポスターの印刷代
・選挙カーのガソリン代
・選挙カー運転手の日当
・有権者に出す選挙はがきの郵便料金など

ちなみに、高浜町議会の法定選挙費用の上限額は以下の計算式で求めます。

計算式:高浜町の有権者(約9千人)÷議員定数(次回は14名)×1120円+90万円
つまり、約162万円となります。意外に高いでしょ。(別にこの金額を使わなければならないというものではありません。もっと安くあげることは可能です。)

なお、選挙費用の公費補助などけしからんと思われる方もいると思います。しかし、これは逆で、あくまで私の推測ですが、むしろ金銭的なハードルを高くして立候補しにくくなる方を望むものです。現職議員の本音は・・・。