小幡憲仁 議会活動日記

よく考える政治!
20年後の高浜をイメージし、今の政治を考える。

苛め(いじめ)

2007年02月28日 | 活動日記
【苛め(いじめ)】
芥川受賞作(平成8年度)の、辻仁成『海峡の光』(新潮社)を読みました。
産経新聞の正論欄で紹介されているのを読み、3月議会の一般質問で取り上げる「いじめ問題」の参考になるのではと考えて読んだものです。
苛めというものの本質が見えてくるような本でした。

海峡の光

新潮社

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【障害者基本計画、障害福祉計画策定委員会】
障害者基本計画、障害福祉計画策定委員会に出席しました。
この策定委員会は今回が第3回目で、一応今回で最終となります。
前回までの委員会の議論も踏まえて、本日の委員会で計画素案が事務局より示され(事前に資料配布を受けておりますので各委員は内容についてある程度把握しています。)、計画素案の審議を行ないました。本日、各委員から出された意見に基づき素案の修正を行い後日成案となります。

今回、策定委員会委員長としてこの障害者基本計画、障害福祉計画の策定業務に参画しました。自画自賛になるかもしれませんが、限られた時間内に有意義な議論が出来たと思っています。
これで計画は出来ましたが、この計画を画餅としないことが必要です。計画に示された施策をきちんと実行に移されるようチェックするのは議会の仕事です。

公徳心講演会

2007年02月27日 | 活動日記
高浜町「公徳心を高める都市宣言」推進委員会が主催する「はまなす賞」の表彰式ならびに、公徳心講演会に運営スタッフ(司会役)として参加しました。(私は同委員会の委員)

■はまなす賞表彰式
はまなす賞とは、地域において環境美化活動など公徳心を高める地道な活動を継続して実施しておられる団体、個人を顕彰するものです。今年度の受賞は以下の方々です。おめでとうございました。

☆本町区「昭和会」様:本町区の婦人層を中心とした団体で、区内を火の用心の夜回り活動を継続して実施されています。

☆塩土区「あじさい会」様:塩土区の婦人層を中心とした団体で、海までの景観を維持するため漁協通りの花の植替え作業や草取りなどを継続して実施されています。

☆音海区「大槻憲雄」様:県道の公園(見晴台)の景観を維持するため、公園内のつつじ等の樹木の剪定と周辺の清掃活動を継続して実施されています。

■公徳心講演会
高浜町和田出身で、現在、平塚市・NPO法人地域住環境改善センター代表理事の福井義幸氏から「ささえ合う地域づくりと人のつきあい」と題した講演がありました。
福井氏は自動車事故により下肢麻痺となりながらも、元気で明るく住みよい町づくりに取り組んでおられます。講演では町づくりのアプローチについて示唆に富んだ話を聞きました。

最も印象に残った話は、コミュニティービジネスにとって大切なキーワードについてです。
これからの町づくりには、コミュニティービジネスが注目されてきます。現に、高浜町でも高浜駅舎の計画にこのコミュニティービジネスという考え方が組み込まれており方向性としては素晴らしいことだと思います。
ところで福井氏の講演では、コミュニティービジネスの大切なキーワードの一番目は「ニーズ」でした。(次にキーマン)
あくまで住民ニーズを満足させるためのアプローチとしてコミュニティービジネスがあるのです。
コミュニティービジネスが町づくりの手法ではなく、住民ニーズを満足させるための手法であり、住民ニーズを満足させることが町づくりなのです。(・・・と、いうように私は理解しました。)

講演会終了後、スタッフで福井氏と奥様を囲み、ビールと食事を楽しむ機会を持ちました。いろいろ素敵なお話をお聞きすることが出来ました。 

議会運営委員会

2007年02月26日 | 議会活動報告
本日、議会運営委員会が開催され3月議会の日程が決まりました。
以下に日程をお知らせいたします。
私の一般質問は10名の質問者中、3番目です。第1日目(6日)の午前中となります。(10時頃かな?)もしよければ傍聴にお越し下さい。

(3月定例会議会日程)
3月1日(木):本会議(議案上程)、全員協議会(議案審議)
3月2日(金):全員協議会(議案審議)
3月5日(月):全員協議会(議案審議)
3月6日(火):本会議(一般質問)
3月7日(水):本会議(一般質問・補正予算採決)、厚生文教常任委員会(所管事務調査)
3月8日(木):予算特別委員会(新年度予算審議)
3月9日(金):予算特別委員会(新年度予算審議)
3月12日(月):予算特別委員会(新年度予算審議)
3月13日(火):予算特別委員会(新年度予算審議)
3月14日(水):総務産業常任委員会(新年度予算審議)
3月15日(木):厚生文教常任委員会(新年度予算審議)
3月16日(金):原子力対策特別委員会
3月19日(月):高浜病院対策特別委員会
3月20日(火):全員協議会、本会議(議案採決)

原子力平和利用協議会大飯・高浜合同フォーラム

2007年02月25日 | 活動日記
【コツコツ訪問活動】
日中はコツコツ訪問活動を行いました。春のような気候の中(地球温暖化の影響か?)、快適な訪問活動が行えました。

【原子力平和利用協議会大飯・高浜合同フォーラム】
夜は、おおい町のきのこの森「ふるさと交流センター」で開催された、福井県原子力平和利用協議会大飯支部・高浜支部合同フォーラムに参加しました。
原子力と環境などの著者で知られる、科学ジャーナリストの中村政雄氏の講演を聴きました。

残念なことですが、今でも原子力発電に否定的な考えを持つ人は少なくありません。
これほど地球温暖化の影響が世界的な問題となり、現実の自然現象として表れているにも関わらずです。風力や太陽光などの自然エネルギーやバイオマスに過度の期待を持つ楽天的な人にも、もっと現実を直視して欲しいと思います。
今や中東の産油国が原子力発電計画を進める時代です。出来るだけ多くの人に今日の講演を聴いてもらいたいものです。

風の強い一日

2007年02月24日 | 活動日記
風の強い一日でした。午前中は雨も降っていたので自宅にこもり、3月定例会の一般質問原稿を書きました。午前中だけで半分程度は書き上げました。
一般質問の原稿は最初の頃は随分苦労して書いたものですが、最近は自然に頭に浮かんでくる文章をただワープロに書き上げていくだけの作業で済みます。
質問すべき内容は資料集めの段階で骨格は出来上がっており、既に事前通告書も提出しているため、原稿そのものはそれ程手間がかかるものでもありません。
少しは成長しているのかもしれません。

午後、雨が止んだのでコツコツ訪問活動を行いました。
風が冷たくて顔が強張ってしまい、しゃべり始めがモゴモゴとなって上手く話せず苦労しました。

福井県電力総連の総会

2007年02月23日 | 活動日記
福井県内の電力事業者の労働組合でつくる福井県電力総連の総会に出席し、挨拶させていただきました。私の他にも福井県電力総連が支援する県議、市議などの出席がありました。
挨拶では、日頃のご支援のお礼とこの4年間の活動の思い、今後4年間の抱負などをお話しさせていただきました。
なお、総会終了後の懇親会にも出席し福井県電力総連の皆様と意見交換を行いました。

ところで、今回の総会の開催場所は敦賀市内でした。
午後2時半からの会議に出席するためには、若狭和田駅を午前11時24分発の電車に乗車しなければなりません。また、敦賀から高浜まで帰る小浜線の最終電車は敦賀駅午後8時8分発です。従って懇親会は午後7時半には終了しなければなりません。

新幹線や湖西線の直流化も必要なのでしょうが、まずはこの小浜線のダイヤをもう少し利便性の高いものにすべきではないかと思います。

一般質問の事前通告

2007年02月22日 | 一般質問
【一般質問通告書】
昨夜メールで3月定例会の一般質問の通告書を提出しました。
今期の最後となる一般質問です。
振り返ればこの4年間で延べ15回の質問に立ちました。質問項目は延べ47項目になります。質問回数・項目数は、あまり質問に熱心ではない議員の、3期12年分の質問はこなしてきたと自負しております。

<平成19年第2回定例会(3月議会)一般質問通告書>

●通告者 議席番号:5番 小幡憲仁
●質問所要時間 60分
●質問の方法 一問一答方式

《質問の件名及び要旨》
質問1:いじめ問題について
いじめが原因とされる児童・生徒の自殺が相次ぎ、大きな社会問題に発展している。高浜町のいじめの実態や対応について以下の4点について問う。
(1)いじめの実態について
いじめに対応するためにはいじめの実態把握が必要である。先般、県下一斉に「いじめの実態のアンケート調査」が実施されたが、このアンケート結果も踏まえて教育委員会として把握している高浜町内の小・中学校におけるいじめの実態について問う。
(2)いじめ被害者の救済について
いじめ被害者に対する相談機能の充実やスクールカウンセラーの活用などの体制の整備が必要であるが高浜町の対応を問う。
(3)いじめの加害者に対する指導について
いじめを起こす児童生徒に対しては毅然とした対応が必要である。出席停止等の措置も含めた指導・懲戒の基準を明確化し対応する必要があるが高浜町の対応を問う。
(4)いじめに関する教育について
いじめが卑劣な行為であり撲滅のための取り組みは絶対に必要なものではあるが、他人をいじめる行為は大人の社会でも存在し人間に付きものであるとの一面も否定できない。子どもたちに対しては、いじめに決して負けない強い心を育てる教育を実施していくことも大切だと考えるが教育長の見解を問う。

質問2:放課後子どもプランについて
政府は、地域社会の中で放課後に子どもたちの安全で健やかな居場所作りを推進するため、各市町村において、教育委員会が主導して福祉部局と連携を図り、原則として全小学校区において、総合的な放課後対策事業「放課後子どもプラン」の推進方針を示している。
この「放課後子どもプラン」の具体的な内容と、高浜町の対応について問う。

質問3:事務事業評価システムの導入について
平成19年度から導入予定の事業評価システムについて、①評価対象事業(対象年度、対象事業の件数、主な事業の紹介) ②評価実施のスケジュール ③具体的な評価方法 ④第三者評価の実施の有無 ⑤評価結果の公表と町民意見の反映 の以上5点について具体的な内容の説明を求める。

【コツコツ訪問活動】
夜はコツコツ訪問活動を行いました。ところで、「コツコツ訪問活動」とは、私自身がコツコツと歩いて町民の方にお会いして、後援会の入会案内や意見交換活動を行うことを言います。
今夜は8名の方にお会いして意見交換が出来ました。

読み聞かせ

2007年02月21日 | 活動日記
【絵本の読み聞かせ】
今朝、恒例の和田小学校3年生に絵本の読み聞かせを行いました。今回で確か23回目の読み聞かせになります。
以前、上級生にも読み聞かせたことのある「ありがとう、フォルカーせんせい」(パトリッシア・ポラッコ作・絵)を読みました。
LD(学習障害)の子供が、本が読めないことから同級生からいじめを受け学校が嫌いになります。そこにフォルカーという先生が現れて、先生の特別な指導によって本が読めるようになり、やがて大人になって子供たちのための絵本作家になるという作者の自伝的な絵本です。
この絵本はどの学年も真剣に聞いてくれます。じっと絵本を見つめて集中する子どもの顔を見ると責任の重大さを感じます。

現在、3月議会に向けて「いじめ問題」について一般質問で取り上げる準備を進めており、その意味でも(私にとっては)時機を得た絵本となりました。

【一般質問の準備】
一般質問の事前通告書の提出期限が23日に迫っています。既に内容は固まっており、あとは通告書を提出するだけですが、今夜は通告書の最終確認と質問原稿の執筆を行います。従って後援会活動は休むことにしました。

農政懇談会

2007年02月20日 | 活動日記
今夜、農政連高浜分会が開催する和田地区農政懇談会に出席しました。

農業分野におけるWTOの国際規律の強化に対応するため、わが国農業は否応なく構造改革が求められております。
そのひとつが品目横断的経営安定化対策です。要するに規模の大きな農業の担い手を育成し、これからはこの担い手に助成をしていくというものです。
もちろん、こうした助成の対象である担い手以外の農家のためにも対策はありますが、平成21年までの当面の措置となっています。

従って、今後、米作農家は担い手になることが必要です。和田のように小農家が多い地域では、担い手になるためにはそうした小農家が集まって集落営農化することになりますが、大きな変化であり簡単なことではありません。
今夜の農政懇談会でも、こうした問題について様々な意見交換が行われました。

マニフェスト

2007年02月19日 | 私の考え
今回の統一地方選挙で、首長選挙に限って選挙期間中のマニフェストの配布が解禁されることとなりました。

マニフェストとは、従来の「福祉のまちづくりを目指します」とか「明るく生きがいのあるまちづくりを目指します」といったような、誰も異論を挟めない耳障りの良い抽象的な選挙公約とは異なり、何をいつまでにどの程度やるのか具体的な施策、実施期限、数値目標を明示するものです。
数値と期限が設定されていますから、当選後にどれだけ達成したか検証が可能です。つまり有権者と候補者との間の委任関係を明確にすることが可能です。

一般論として、今回の変更は今後の選挙が政策中心に変わっていくことを意味すると思います。この変更によって、これからの候補者は立候補前に自分で(少なくとも自分が中心になって)政策を立案し、それをマニフェストとして作成する能力が求められます。自分で政策立案できないような候補者は、そもそもスタートラインに立つことが難しくなることでしょう。
今回の制度改正によって首長選挙の立候補のハードルが高くなることは確実です。