小幡憲仁 議会活動日記

よく考える政治!
20年後の高浜をイメージし、今の政治を考える。

お年寄りの買物

2004年10月24日 | 私の考え
大飯町福谷で営まれた妻の祖母の葬儀に参列しました。参列されているお年寄りの世間話が聞こえたので何気なく耳を傾けてみると、結構考えさせられる内容の話でした。

最近ではどこでも、昔ながらの地域密着型の個人商店が町から消えています。買物は車で5~10分も走ればスーパーマーケットがあって、日本全国ほとんどの地域で何不自由なく生活必需品が揃うようになりました。
ところが、今日のお年寄りの話では(恐らく一人暮らしのお年寄り世帯と思われる)、このスーパーマーケットへ行くのがとても大変だというのです。朝9時に出かけ、時には帰るのが午後3時頃になるそうです。ひたすら自転車を押して、歩いて買物に出かけるのです。荒天が続くと食べるものがなくなり、ご飯と梅干だけで済ませることもあるといっていました。
昔なら、自宅で味噌を作ったり漬物やその他いろいろな保存食もありましたが、生活だけは現代風になってしまったのでそうした食べ物が今は自宅にありません。車などの移動手段を持たない世帯では、昔より現代の生活の方が不便になったのかもしれないと感じました。

福祉バスなど行政も様々なサービスを提供していますが、果たしてあの方たちがそうした公共の乗物を便利に使いこなせることが出来るのかなと考えてしまいました。

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