小幡憲仁 議会活動日記

よく考える政治!
20年後の高浜をイメージし、今の政治を考える。

エネルギーフォーラムin敦賀

2005年11月30日 | 活動日記
敦賀市民文化センターで開催された「2005年エネルギーフォーラムin敦賀」に参加しました。
「私達は原子力と共生出きるのか ~エネルギー研究開発拠点化計画に期待する~」と題したテーマで、文科省、県、大学、地元、事業者からそれぞれの代表が出席し、パネルディスカッションと会場からの質問を受ける形で進行されました。
この地に原子力発電所が立地して既に30年以上が経過しています。今さら「私達は原子力と共生できるのか」とは、どういう意味なのか私にはよく理解できませんが、とにかく会場での議論を聞いてまいりました。

エネルギー研究開発拠点化計画では、陽子線ガンの治療装置が原子力発電所が集中立地する嶺南に整備されずに、県立病院に整備されることを疑問とする意見が多く出ていました。医療分野に関しては、嶺南地域と嶺北地域は非常に大きな格差があります。従って、この陽子線ガンの治療施設が嶺北に整備されることに対する嶺南地域の住民の不満は理解できますし私も同じ考えです。
県都福井市と頑張ってみても、所詮は北陸の一地方都市。むしろ関西・中京圏に近い敦賀市に整備すべきではないかなと感じます。

原子力の研究開発拠点としては、アメリカのロスアラモス国立研究所がいろいろな意味で有名ですが、例えば「若狭湾」というネーミングが日本における原子力の研究開発拠点としてブランド化していくような取組みに大いに期待するところです。

民社協会議員団会議

2005年11月29日 | 活動日記
福井市内で開催された、県内の民社協会所属の地方議員が集まる会議に出席しました。12月議会に向けた、県議会や各市町村議会の課題等についてそれぞれの所属議員が内容を紹介し意見交換が行われました。

毎定例会の開催前に開催されており、県内の状況がよく把握できるので大変重宝する会議ですが、早朝より福井市内までの往復は毎度のことながら非常に疲れます。

臨時議会

2005年11月28日 | 議会活動報告
本日、臨時議会が再開されました。
高浜町高森工業団地の町有地を「OHC福井」に売却する議案が審議されました。この議案1件だけで1日中議論し、午後4時から本会議での議案採決となりました。議案は出席議員12名中、7名が賛成し(5名は退席)可決成立いたしました。

私は、まだ大飯町との合意をあきらめる時期にはないとの判断から、採決では退席しました。

内浦小中学校学習発表会

2005年11月27日 | 活動日記
内浦小中学校の学習発表会に出席しました。現在、内浦地区の学校統廃合問題について、議会でも地元でのご意見を聴く会を開催するなどの取組みを行っております。本日は、小規模校の実態について知る良い機会だと思い出席したものです。

内容としては、児童が総合学習の時間に取り組んできた内容について学年別に発表がありました。どれも素晴らしい発表内容で感服しましたし、小学校と中学校が併設した小規模校ならではの、ほのぼのとした雰囲気が伝わりました。
子どもたちの発表を真剣に聞いている地域の方々を見ていると、学校と地域との関係について再認識した次第です。本当に素晴らしい学習発表会でした。

学習発表会終了後、校長とPTA代表とで、へき地学校が抱える課題等をテーマに懇談しました。児童の通学の安全面などで切実な実態をお聞きしました。今後、議会でも取り上げていきたいと思います。

楽屋

2005年11月26日 | プライベート
ある方の招待で、文化会館で行われた敦賀市民劇団「いっかいこっきり」の高浜初公演を妻と観ました。
「楽屋(清水邦夫:作)」という劇で、チェーホフの4大戯曲のひとつ「かもめ」の主演ニーナ(世界中の舞台女優憧れの役のひとつ)を演じる女優と、そういう女優を夢見ながら、プロンプター(セットの陰で役者に台詞を教える人)しかできなかった、負け組みの元女優で舞台の楽屋に出没する「幽霊」との、「かもめ」の舞台の楽屋で繰り広げられる物語です。
私も妻も、チェーホフを読んだこともありませんし、今日の劇を楽しむような素養は全く持ち合わせておりませんが、約1時間10分の間、充分楽しむことが出来ました。

介護保険計画策定委員会など

2005年11月25日 | 活動日記
【介護保険計画策定委員会】
第4回目となる高浜町介護保険計画策定委員会に出席しました。今回の委員会で、計画の骨子と、最も気になる介護保険料の推計値が示されました。
現在、高浜町の第1号被保険者(65歳以上)の介護保険料基準額は月額2760円です。3年前の見直しでは据え置きされたので、制度発足以来、金額は変わっていません。全国平均では低い金額となっています。
介護保険の保険料は、要介護者に給付するサービスの総量で決まりますので、保険料が低ければ介護サービスの量が少ないということであり、高ければ多くの(場合によっては過剰な)サービスが給付されているということです。
従って、安ければ良いというものでもありませんし、高ければ良いというものでもありません。
現在、町内にある介護事業者や将来のサービスなどを想定し、しかも保険料を支払う保険者の理解が得られるレベルを考えながら、保険料を決める必要がありますので難しいのです。
また、今回は介護保険法の改正により新たに地域密着型サービスが創設されるため一層予測が難しくなっています。
もし、今回の改正によるサービス給付額の推計や保険料月額などをお知りになりたければご連絡下さい。

【通所介護事業所】
ある通所介護事業所を訪問し経営者と懇談しました。高浜町内の通所介護の利用者の状況や介護保険改正の対応、介護サービス全般の課題などについて議論しました。理想の介護を目指して努力している様がよく理解でき心強く感じた次第です。
途中で、施設利用のお年寄りの世間話しに聞き耳を立ててみると、次の町長は誰がなるのかを論じているではありませんか。思わず、話の輪に入ろうかと思いましたが、止めときました…。

【企業誘致説明会】
保健福祉センターで開催された高森工業団地の企業誘致説明会に出席しました。企業誘致の説明を聞くためではなく、住民の反応を知りたいためです。28日の議決に向けて、少しでも判断材料を仕入れたいとの想いから出席しました。
他には、田中議員、横田議員が出席されていました。

和田地区委員会懇談会ほか

2005年11月24日 | 活動日記
【和田地区委員会懇談会】
毎年この時期恒例の忘年会を兼ねた、和田地区委員会の懇談会に出席しました。
和田地区委員(区長・副区長)の方々にはこの一年間、和田地区の様々な業務に尽力いただき、こころから感謝する次第です。お酒を酌み交わしながら委員の方々と懇談ができました。

【座談会】
同僚議員他と数名で、ある女性グループとの座談会の機会を持ちました。町政全般について様々なご質問やご意見を伺いながらの充実した座談会となりました。
町議会議員レベルでは、こうした座談会の機会があまり持てません。たまにこうして、じっくりとお話をさせていただく機会を持つと、本当に議員活動の参考となります。いつでも、どこにでも、時間さえあれば必ず馳せ参じますので、どうか声をかけて下さい。

全員協議会、若狭森林の会など

2005年11月23日 | 議会活動報告
【全員協議会】
休日でしたが、議会全員協議会が開催されました。
高森工業団地に立地を計画している企業誘致について、現在、臨時議会において「土地の処分(売却)」の議案を審議中ですが、本日はこの議案審議として、大飯町議会から地元住民の声など様々な意見を聞きました。

なお、この企業誘致に関しては、11月25日(金)午後7時半から保健福祉センターにおいて高浜町民を対象とした住民説明会が開催されます。

【若狭森林の会設立総会】
小浜市の森の水PR館で開催された「若狭森林(もり)の会」の設立総会に出席しました。
若狭地域の森林の荒廃を憂い、何とかしなければとの思いで設立された会で、趣旨に賛同して私も参加しました。
設立総会では、若狭地域の森林の現状についての説明、今後の取組みになどについて意見が交わされました。
この件で、この会に入会したきっかけとなる体験について書きます。

(ある日の体験)
和田マリーナから大島半島の先端に向かって釈迦浜という岩場の海岸が続きます。子どもの頃、よく遊んだ海岸です。この海岸を大島半島の先端に向かって数キロメートル歩くと、小谷(おだに)という谷があって、小川が流れています。かつては非常に美しい風景の場所でした。子どもの頃よく遊びに行ったものです。
先日、子どもの頃を思い出し、この谷まで歩いてみました。そして愕然としました。
浜には驚くほど大量のゴミが延々と漂着していました。全て海から流れ着いたゴミですから、それだけ海が汚れているのです。もちろん、私が子どもの頃も漂流物はありましたが、約35年間でその量は確実に100倍以上となっています。
発砲スチロール、ペットボトル、木材(製材されたもの)がゴミのベスト3でした。
そして、そのゴミだけではありません。ゴミの浜を延々と歩き、小谷に到着して風景を見渡すと、谷の緩やかな斜面に立つ樹木が、ほとんど全て白骨化しているのです。
大袈裟ではなく、本当に恐ろしくなりました。帰りの道中、「環境破壊」という文字が頭の中から離れませんでした。
これが若狭森林の会に入会した理由です。

座右の銘

2005年11月22日 | 活動日記

政治家のホームページなどを見ていると「座右の銘」なんてのが紹介されています。実は、私もそれなりに、自分の奮起を促す時などに、時々、読み返してみる「座右の銘」があります。

心だに 誠の道に かないなば 祈らずとても 神や守らん

・・・です。

議員としてそれなりの経験をすると、時々、言いようのない不安にかられることがあります。そんな時、こうした言葉が心に沁みるのです。


臨時議会

2005年11月21日 | 議会活動報告
本日から28日(月)までの8日間の会期で臨時議会が開催されました。
初日の今日は、議案上程と提案理由説明、議案審議と1件の議案を除く5件の採決が行われました。
採決に付された議案は全て可決しました。私は5件の議案全てに妥当と判断し賛成いたしました。
可決した議案は、一般会計と3つの特別会計(簡易水道、公共下水道、公有水面)の補正予算と、「高浜町一般職の職員の給与に関する条例の一部改正」の条例案件です。
内容は、人事院勧告に基づく国家公務員の給与の引き下げに準じて、高浜町の一般職の給与を定めた条例を改定し、この条例改定に伴う人件費の補正です。

残る1件の議案は、高森工業団地の企業誘致に伴う用地売却の議決についてです。諸般の事情により今日の本会議では採決せず(これがため、会期も28日までとなった。)、今のところ最終日の28日(月)に採決に付される予定です。