小幡憲仁 議会活動日記

よく考える政治!
20年後の高浜をイメージし、今の政治を考える。

好きな作家

2004年04月30日 | プライベート
福井新聞に、第130回芥川賞を最年少で受賞した、綿矢りさ氏の「蹴りたい背中」が売れ続けており、芥川賞受賞作最高記録の村上龍氏の「限りなく透明に近いブルー」に迫る勢いとの特集記事がありました。高校生が受賞作掲載の文芸春秋を抱えてレジに来るので書店の人も驚いていたそうです。
村上龍氏が芥川賞を受賞したのは私が高校生の時で、その時もブームになって「限りなく透明に近いブルー」を読むのが一種のファッションで、私もつられて読んだのを覚えています。
その影響もあって、今でも、現役作家では村上龍氏が一番好きな作家です。

記事には、芥川賞第1回落選の太宰治のことにも触れていました。太宰治は綿谷りさ氏が熱愛する作家だそうですが、私も全ての作家の中で最も好きな作家はと問われれば、迷わず太宰治と答えます。
昔、バイクで青森県金木町の太宰治の生家まで(現在、斜陽館という名称で太宰の記念館となっている)のこのこ出かけて行ったこともあります。
私の場合「人間失格」を読んで、非常な衝撃を受けて完全にはまってしまいましたが、このパターンが一番多いそうです。

みどりの日

2004年04月29日 | 活動日記
午前中、和田小学校の授業参観に行き、午後は子供と児童センターへ出かけました。10名以上の子供たちが元気にセンターを利用していました。

少し気になる点として、屋外のベンチが老朽化して使用出来ない状態でした。使用禁止の張り紙がありましたが、小学校低学年には読めないと思います。また、2Fの図書室の閲覧机、イスが大人用のものです。次回更新時には子供が使いやすいサイズのものを選定すべきです。その他にも気づいたことがありましたので、役場へ連絡しておきます。その後、子供と保健・福祉センターの住民憩いの場へ行きましたら、何と休館日でした。

ところで、今日はみどりの日です。ご承知の通り昭和の時代までは天皇誕生日でした。
現在、自民、公明両党の議員提案で、今国会に、4月29日の「みどりの日」を平成18年から「昭和の日」に改める祝日法改正案が提出されています。民主党も賛成する意向であり、今国会中に成立する見込みです。
激動の昭和という時代を次の世代に語り継いでいくためにも、ぜひ早期の成立を望みます。



交通安全ビラ配布

2004年04月28日 | その他
早朝から、会社の玄関でゴールデンウィーク期間中の交通安全啓発ビラを配布しました。
交通安全の大切さについてはいろいろな機会で聞きますが、ついつい聞き流してしまいがちです。
しかし、改めて考えてみますと、例えば両親が車を運転中に交通事故に遭遇し、不幸にも最悪の結果となったとします。残された子供たちはいったいどうやって生きていくのか。また逆に、無邪気な子供が突然の交通事故で小さな命を奪われる。こうしたことが現実に起こっているのが、現代の車社会です。自分自身のことに置き換えて考えてみると、胸がかきむしられるような気持ちになり、想像することすら恐ろしくて出来ません。

それでも私たちは車社会の中で生きていくほかないわけです。

不幸というのは、自分に降りかからなければそれ程意識しませんし、そんなことを考えながら生きていくべきでもありません。
しかし、交通安全対策等について考える時や、議論する時は、こうした現実を肝に銘じて、真剣に取り組まなければならないと思います。

明日からのゴールデンウィーク、安全運転で・・・。

福井型コミュニティスクール

2004年04月27日 | その他
今年度、福井型コミュニティスクールに新たに11校が指定され、県の西藤教育長から指定書が各学校長に交付されたと新聞記事にありました。
ご承知の通り、昨年、県下で3校が指定を受け、その内1校は和田小学校です。今年度さらに11校が指定を受けたわけです。記事によると、昨年度の取組みは学校主体になりがちで、地域学校協議会が中心となる取組みが少なかったという反省点もあると書かれていました。
今年度、これらの点も考慮して更なる取組みをして頂きたいと思います。

ところで、福井県教育委員会発行の福井型コミュニティスクール啓発パンフレットに、私の読み聞かせボランティア風景が掲載されていて少し驚きました。(2月27日の日記参照)

前原誠司衆議院議員講演会

2004年04月26日 | 活動日記
昨日、サンドーム福井で民主党ネクストキャビネット(次の内閣)外務大臣の前原誠司衆議院議員の講演を聞きました。(もちろん投票を済ませてから)
演題は「自衛隊派遣と緊迫したイラク情勢」です。要点だけ簡単に紹介します。

国際法は、他国への武力攻撃を禁じていますが、例外が2つあります。ひとつは自衛権の行使、もうひとつは国連安保理で武力攻撃の決議があった場合です。
今回のイラク戦争は、このふたつの条件を何れも満たしておりません。
従って、民主党(日本の)は、新たな武力攻撃を容認する決議が無ければ攻撃はできない、とのスタンスをとりました。アメリカの攻撃を支持しないということです。私もそう思います。

さて、しかしながら、現在の無政府状態のイラクをそのままにしておくことはできません。日本は石油資源のほとんどを中東に依存しており、国益の面からも復興支援に協力すべきです。
このため政府は、アメリカ・イギリスの占領統治に協力すべくイラク特措法により、自衛隊を派遣しましたが、現在、イラク全土がコンバットゾーンで非常に危険な状況です。イラク特措法でいう非戦闘地域という定義は現実的ではありません。一旦、自衛隊を撤退すべきとの意見です。

アメリカは、出来るだけ早くイラクに民主的な暫定政権を樹立し、6月末に政権移譲する計画ですが、明確なビジョンもなく問題だらけです。イラクがそう簡単に民主主義の国になるなど幻想です。アメリカは壊すのは得意ですが創るのは苦手な国なのです。このままでは6月末以降、イラクは内戦の絶えない国になってしまいます。
なぜならイラクという国は、クルド人、スンニ派、シーア派をフセインが力で抑えてきたモザイク国家だからです。

今後、取り組むべきは、イラク復興支援に出来るだけ多くの国が参加できる枠組みを作ることです。国連決議によって多国籍軍を出し軍事力で抑えるほかありません。その時、民主党が多国籍軍に自衛隊の派遣を認められるか党にとっての正念場となります。前原氏は出すべきとの意見です。

その他、日本に戦略がないことにも触れていました。現在の政権は親米べったりですが、ブッシュ政権は少し行動が極端な面があり、アメリカ国内にも憂慮する声があります。もし民主党(アメリカの)のケリーが勝利した場合、現在の親米べったりは国益を損なう恐れがあります。
ブッシュ一点張りで、アメリカとの戦略的な対話もなしでは少し問題だということです。

講演会司会役の奈良福井県議会議員は、松下政経塾で前原氏の2期先輩にあたるそうです。
また、会場に今夏の参議院選挙に民主党公認で出馬予定の五十川まきこ氏がおられましたので、握手して名詞交換しました。チャーミングな方です。カメラも実は持っていましたが、写真を一緒にとは言えませんでした。





町民の審判

2004年04月25日 | コラム
激しい選挙戦が幕を閉じました。結果はご承知の通り現職が勝利されました。おめでとうございます。
現職については報道その他で紹介されると思いますので、敗れた野瀬豊氏について書きます。

野瀬豊氏は本当によく戦ったと思います。きっと町民みなさんがそう感じておられるのではないでしょうか。

野瀬豊氏はこの3ヶ月間、時にはひとりで、またある時は野瀬豊氏を慕って集まった数人の仲間と共に、いろいろな批判もある中、ただ黙々と町内を歩き回り、自分の政策を訴えてこられたことは、みなさんもご承知のことと思います。

ほとんど支援する組織もない中ではありましたが、自らの意思で集まった支援者と共に、一途に自分の政策を訴え続けたのです。私は政治の原点を見た思いがしました。

「志高ければ、気自ら盛んなり」幕末の志士、吉田松陰の言葉で、彼の好きな言葉だそうです。本当にこの言葉通りの人物でした。
彼の姿を見るたび、私自身もこの道(政治の世界)を選んで良かったと思いましたし、少しでも彼に近づきたいという思いになりました。これほど勉強になったことはありません。

私は、今回の彼の選挙によって、今後の高浜町の将来を担う多くの若者を輩出したのではないかと思っております。戦いには敗れましたが、野瀬豊氏が残した大きな成果のひとつです。

私たちの仕事は、この芽を大輪の花に育てることだと考えています。高浜町も、まだまだ捨てたものでもないようです。このことを強く感じ、嬉しく思いました。
どうか4年後、力を蓄え、再挑戦して頂きたいと思います。その時は、必ず応援します。

選挙戦最終日

2004年04月24日 | プライベート
選挙戦最終日を向かえました。
今日は、石川県加賀市で開催される西村幸夫町並み塾に参加する予定でしたが、選挙が気になってどうしても行く気になれず。取りやめました。
いよいよ、明日は町民の審判が下されます。高浜町民はどんな結果を出すのでしょうか。

ある方の決意・・・

2004年04月23日 | プライベート
今日、ある知人の決意を聞きました。たとえどんな困難が待ち受けようとも、自分の信念に基づいた行動を決意された人の姿は美しいものです。
羨ましく感じました。今の私には出来ないからです。家族のこと、会社のこと、様々なことを考えると、足が前に出ないのです。

「今日戦わないやつが、明日戦うといっても私は信じない。」私の好きな言葉ですが、今は負担に感じてしまいます。

今だからこそ将来に向けた新たな仕組みづくり

2004年04月22日 | 活動日記
今日、ある人の話しを、とある場所で聞きました。いい話しなので少し紹介します。

今、日本は国の借金が700兆円、地方の借金が200兆円、合わせて900兆円の借金があります。まさに借金漬けの行政運営といえます。
このため、国は構造改革を推し進め、地方交付税の削減、補助金の削減を急テンポに進めています。

日本という国は、従来、国の中央政府が地方の隅々のことまで細かく取り決めして、地方は国の指示通りに行政運営し、そのために必要な財源は国が面倒を見てくれるというスタイルをとってきました。
しかし、冒頭申し上げた国の台所事情もあって、国が地方を今まで通りに手厚く面倒を見ることができなくなり、(これだけが理由ではありませんが)今後は、地方のことは地方自身が考える、地方自立の時代を向かえることになります。

高浜町は従来、原子力発電所がもたらす潤沢な財源により、国の援助に頼る必要のない行政運営をしてきました。しかし、年々原発関連財源も先細りし、4~5年後には国に頼らなければ、やっていけない状態になってしまいます。

こうした地方自立の時代にあって、地方の活性化が求められていますが、国はこのための方策を持っていません。地方自らが考えて、企画立案していく必要があります。そして国の制度として、こうした企画立案についてのみ予算が付けられていくことになり、地方の政策立案能力が今後は試されていく、そんな時代になってきます。否応なしに自治体同士の競争の時代に突入していくのです。

高浜町が、福井県の西の端の一地域として埋没することなく、今後、自立・活性化に向けた舵取りを自分たちで考えていかなければなりませんが、これは首長ひとりが考えて出来るものではありません。こうした時代に対応した新しい仕組み・組織づくりが必要です。首長はそうした仕組みを作っていくことが大きな仕事になってくるのです。

今だからこそ将来に向けた新たな仕組みづくりが必要というわけです。

分かってもらえたでしょうか。


議会REPORTの読者

2004年04月21日 | 活動日記
つい先日も書きましたが、最近、私の議会REPORTに対する反応をよく聞きます。私が直接聞くことは少ないのですが、妻や母に対して声をかけてくださいます。女性の読者が多いのかもしれません。
「いつも読んでいます」「次号を楽しみにしています」「町政のことがよくわかります」などの声で、大変励みになります。また、この活動日記をいつも読んでいるという声もありました。本当にありがとうございます。
議会REPORTにしても、この活動日記にしても、継続することはそれなりに大変ですが、そうした声を聞くと、続けていてよかったと思います。

もし、この活動日記の読者で、私の議会REPORTが配付されておらず、配付を希望される方はぜひ下記へご連絡下さい。

高浜町青戸3-1-25 小幡憲仁
電話:0770-72-2144 メール:k671150@wakasa-takahama.tv