小幡憲仁 議会活動日記

よく考える政治!
20年後の高浜をイメージし、今の政治を考える。

視察研修:1日目

2006年05月31日 | 研修報告
今日から3日間、原子力関連の視察研修で鹿児島県に来ています。
朝、7時前に高浜町を出発し鹿児島空港に11時前に到着しました。
貸切バスで薩摩川内(さつませんだい)市まで移動し、市役所を訪問し市議会議長と市の担当者から原子力行政に関する研修を受けました。

薩摩川内市は平成16年10月12日に、川内(せんだい)市、樋脇(ひわき)町、入来(いりき)町、東郷(とうごう)町、祁答院(けどういん)町、里(さと)村、上甑(かみこしき)村、下甑(しもこしき)村、鹿島(かしま)村の9つの市町村が合併して誕生しました。
合併を巡っては、住民投票の実施、首長の辞任、議会のリコールなど紆余曲折がありましたが、県内のトップをきって、離島を含む海越え合併として成立しました。
合併後の薩摩川内市は、合併による行財政改革の効果が大きく全国的にも脚光を浴びています。この面での視察が大変多いと議長のあいさつで紹介されていました。
以下、印象的な項目について報告します。

■蒸気発生器の取替
川内原子力発電所では1号機の蒸気発生器を平成20年に取替する計画です。運転開始後まだ20年程度しか経過しておらず、蒸気発生器細管の施栓率も低いこともあってなぜ取替えするのか不思議な感じがしますが、1号機にだけ見られる細管の管板部に損傷が発生することから蒸気発生器本体の取替を決めたとのことでした。(2号機では取替計画はない)

■使用済核燃料税について
薩摩川内市では平成16年4月より法定外普通税として使用済核燃料税を課税しています。(法定外普通税として使用済燃料に課税しているのは全国で薩摩川内市のみ。他に新潟県柏崎市が法定外目的税として課税。)この税について議長から概略説明がありました。
使用済核燃料税とは薩摩川内市が総務大臣の同意を得て独自に課税する法定外普通税のことです。原子炉から取り出した使用済核燃料を発電所から搬出されるまでの間、構内貯蔵に対して課税します。(税率:使用済核燃料1体当り23万円)
*ちなみに、核燃料に関しては原子炉に燃料を挿入した段階で核燃料税(県が課税する法定外普通税)として課税しており、その上、使用済燃料に課税することは二重課税となる問題もある。

今夜は、薩摩川内市内泊です。

風邪

2006年05月30日 | プライベート
朝から熱っぽく風邪をひいたようです。
午後から他の用事で会社の休暇をとっていましたので、念のため常藤医院にかかりました。
明日から2泊3日で鹿児島県へ議会の視察研修に出かけますが、今のところ非常に体がだるくて先が思いやられます。
今日は早く寝て体調を整えます。

暫く、日記の更新が出来ませんがご容赦下さい。帰ってから報告させていただきます。

ジャワ島地震

2006年05月29日 | その他
インドネシアのジャワ島中部で発生した地震の被害の様子が次第に明らかになってきました。
死者は既に4千6百人を超えており、20万人が被災されています。
既に国際社会が支援に乗り出しているようですが、一刻でも早い救援が望まれます。日本には最大限の支援を行って欲しいと思います。

直下型だったとはいえマグニチュード6クラスの地震でこれ程の被害が出てしまったのは、耐震性の低い建物が密集していたからと考えられます。
地震の被害を少なくするには何よりも住宅の耐震性を向上させることが必要だということが、今回の地震でも証明されました。

子ども会の旅行

2006年05月28日 | その他
青戸区子ども会の旅行に、三女と四女を連れて参加しました。
行き先は海遊館です。水族館と天保山マーケットプレイスを散々歩きました。四女がいつのまにか体力がついていることに驚くとともに、私の体力の衰えを再認識しました。四女は1日歩き回ってもピンピンしていますが、私はくたくたになりました。

ところで、今日はいろいろな行事が重なりました。
妻は親戚の法事があったため子ども会の旅行に参加出来ませんでした。
他にも、城山公園で「ふれあい広場」が開催されていましたし、道の駅では4周年のイベント、そして和田地区のソフトボール大会もありました。
どれも顔を出すことが出来ませんでした。

散るぞ悲しき

2006年05月27日 | 活動日記
【琵琶湖若狭湾快速鉄道建設促進期成同盟会】
若狭町のパレア若狭で行われた期成同盟会の講演会に出席しました。
講演の講師は埼玉鉄道社長の杉野正氏です。
非常にエネルギッシュな講演でした。印象に残ったことを簡単に紹介します。

・鉄道事業には民間資金が集まる要素が十分ある。民間資金は一般的に5~7%のリターンを期待するが、鉄道事業はやり方次第で10%の利益は確実に確保できる。
・3セクによる新規鉄道で失敗するのは需要予測が甘いため。需要予測が甘いと建設投資が過剰になりこれが赤字の原因。
・3セクのトップは民間から登用すべき。経営の経験がない行政出身者ではマーケティングができない。
・鉄道の利用を増やすには便数を増やすこと。例え空でも走らせる。30分に1本の電車では誰も乗らない。便数を増やすことはそれ程コスト高にはならない。
・新線の建設には署名活動など無駄。(会場では署名活動をしていた…)準備会社を発足し1人1万円の株主を集めた方がアピールする。

【散るぞ悲しき】
「散るぞ悲しき(梯久美子著:新潮社)」を読みました。

大東亜戦争における日米の最大激戦地となった硫黄島総指揮官栗林忠道陸軍中将について書かれた本です。
硫黄島の攻防戦は、水の出ない硫黄島のサウナのような地下壕に何周間もたてこもり上陸した敵に重大な損害を与えた、大東亜戦争では唯一、アメリカ軍の死傷者が日本軍の死傷者数を上回った戦いです。
この本では、その硫黄島の総指揮官が、妻や娘に書き送った多くの手紙から、栗林中将の人となりが理解でき胸を打ちます。

「散るぞ悲しき」の題名は、栗林中将の次の辞世の句の一部です。最後の言葉の「悲しき」に大きな意味が込められています。

「国の為重きつとめを果たし得で 矢弾尽き果て散るぞ悲しき」(陸軍中将 栗林忠道辞世)

【平成六年、硫黄島にご訪問された時の天皇、皇后両陛下の御歌】

「精魂を込め戦ひし人未だ 地下に眠りて 島は悲しき」(天皇陛下)

「慰霊地はいま安らかに水をたたふ 如何ばかり君ら水を欲りけむ」(皇后陛下)

散るぞ悲しき 硫黄島総指揮官・栗林忠道

新潮社

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国際交流協会

2006年05月26日 | 活動日記
高浜町国際交流協会の第1回総会に出席。
総会では、平成17年度事業報告と決算報告、平成18年度事業計画案と予算案の審議が行われ特に質疑もなく原案通り承認されました。

国際交流といえば外国語のことがまず頭に浮びます。最近は小学校の英語授業の必修化が議論されています。国際人を育てるには英語が必要だという訳です。私も漠然とそれはそうだろうなということを感じておりました。

ところが、最近話題を集めている藤原雅彦氏の「国家の品格」や「この国のけじめ」を読んで少し考えが変わりました。
藤原氏によると、国際社会で本当に尊敬されるのは、その伝達手段(語学力)ではなく伝達する内容の質であり、その質を高めるには何よりも読書が必要である。
従って、小学校でまずなすべき事は国語力を鍛えることであり、英語の勉強など必要ないと断定されています。
その通りだと思いました。

晩酌

2006年05月25日 | 活動日記
最近、夜出かけることが続きましたので、暫く夜の食事は酒抜きでした。
今日は久し振りに晩酌を楽しみました。
子どもたちの賑やかな食事の様子を眺めつつの晩酌は、私の一番の楽しみです。
橘曙覧の歌の世界を連想します。

懇談会

2006年05月24日 | 活動日記
ご支援いただいている方々と懇談する機会を持ちました。
来年の春に向けた私の決意を表明し、その後、約1時間にわたって町政全般について懇談いたしました。

私からは、幼保一元化総合施設の取り組み、高浜病院存続問題の取り組みを中心に活動報告を実施し、その後参加者との意見交換を行いました。
子どもの安全確保に関すること、財政状況に関すること、町が実施する事業説明など質問を交えながら踏み込んだ意見交換が出来ました。

スクールボランティア初会合

2006年05月23日 | 活動日記
和田小学校スクールボランティアの初会合に出席しました。
図書館活動、低学年支援、下校時の見守り活動などのボランティアに参加されるメンバー約30名が集まり、今後の活動計画などを話し合いました。

先日の秋田県での小学校1年生児童の事件直後ということもあり、あらためて下校時の見守り活動などに関心が集中しています。全てを監視することは不可能ですが、出来る限りの活動を実践しそれをアピールすることによって抑止効果が期待できます。
ボランティアの方々のご協力に児童の保護者として心から感謝しております。

私は引き続き、図書館ボランティアとして児童に読み聞かせを行います。
絵本の読み聞かせは、読み聞かせをする側の人も、それを聞く児童もお互い楽しみにしています。
子どもたちから「早く読み聞かせをしてほしい」との声があることを担当の教諭から聞かせてもらいました。

議会改革

2006年05月22日 | 私の考え
知り合いの市議から、「関西若手議員による公開討論会」を舞鶴市で開催するので聴きにこないかとの案内をいただきましたので参加してまいりました。
「関西若手議員の会」とは関西地方の30代までの議員有志で構成されており、様々な活動を行っているようです。

今日は、会員の市議10名程度がパネリストとなり「議会改革」などをテーマに討論が行われました。

若手議員の集まりということもあり、議会の高齢化についての問題提起がありました。
議会は住民の代表ですから、議員の年齢構成は本来は住民の年齢構成を反映したものであるべきです。ところが、実際は有権者の年齢構成よりも議員の年齢構成の方がかなり高齢化しているのが実態です。若者の選挙への無関心や、議員が選挙の洗礼を受けることから将来の生活保証がない、町村では議員報酬だけでは到底生活が成り立たないなどがその原因であり、実際、現役を引退した後で立候補というケースがよくあるようです。
この議員の年齢構成が議会改革を阻む大きな理由のひとつとの見方があります。

確かに、議員の年齢構成が有権者の年齢構成を反映していなければ、政策決定において、どうしても高齢者向けの政策が行われることは否めませんので問題だと思います。ところが議会改革という面からみると、年齢構成というよりも、むしろ議会の営みが住民から見えないというのが大きな原因だとの見方もあります。私もそう思います。
議会が常に住民にオープンな形となり住民も関心を示せば、どの議員は全く議会で発言していないとか、この議員の発言はおかしいのではないかといったことが見えてきますので、議会改革には大きな効果があるのではないかと思います。
行政でも議会でも、改革の第一歩は徹底した情報公開だと思います。