今日から3日間、原子力関連の視察研修で鹿児島県に来ています。
朝、7時前に高浜町を出発し鹿児島空港に11時前に到着しました。
貸切バスで薩摩川内(さつませんだい)市まで移動し、市役所を訪問し市議会議長と市の担当者から原子力行政に関する研修を受けました。
薩摩川内市は平成16年10月12日に、川内(せんだい)市、樋脇(ひわき)町、入来(いりき)町、東郷(とうごう)町、祁答院(けどういん)町、里(さと)村、上甑(かみこしき)村、下甑(しもこしき)村、鹿島(かしま)村の9つの市町村が合併して誕生しました。
合併を巡っては、住民投票の実施、首長の辞任、議会のリコールなど紆余曲折がありましたが、県内のトップをきって、離島を含む海越え合併として成立しました。
合併後の薩摩川内市は、合併による行財政改革の効果が大きく全国的にも脚光を浴びています。この面での視察が大変多いと議長のあいさつで紹介されていました。
以下、印象的な項目について報告します。
■蒸気発生器の取替
川内原子力発電所では1号機の蒸気発生器を平成20年に取替する計画です。運転開始後まだ20年程度しか経過しておらず、蒸気発生器細管の施栓率も低いこともあってなぜ取替えするのか不思議な感じがしますが、1号機にだけ見られる細管の管板部に損傷が発生することから蒸気発生器本体の取替を決めたとのことでした。(2号機では取替計画はない)
■使用済核燃料税について
薩摩川内市では平成16年4月より法定外普通税として使用済核燃料税を課税しています。(法定外普通税として使用済燃料に課税しているのは全国で薩摩川内市のみ。他に新潟県柏崎市が法定外目的税として課税。)この税について議長から概略説明がありました。
使用済核燃料税とは薩摩川内市が総務大臣の同意を得て独自に課税する法定外普通税のことです。原子炉から取り出した使用済核燃料を発電所から搬出されるまでの間、構内貯蔵に対して課税します。(税率:使用済核燃料1体当り23万円)
*ちなみに、核燃料に関しては原子炉に燃料を挿入した段階で核燃料税(県が課税する法定外普通税)として課税しており、その上、使用済燃料に課税することは二重課税となる問題もある。
今夜は、薩摩川内市内泊です。
朝、7時前に高浜町を出発し鹿児島空港に11時前に到着しました。
貸切バスで薩摩川内(さつませんだい)市まで移動し、市役所を訪問し市議会議長と市の担当者から原子力行政に関する研修を受けました。
薩摩川内市は平成16年10月12日に、川内(せんだい)市、樋脇(ひわき)町、入来(いりき)町、東郷(とうごう)町、祁答院(けどういん)町、里(さと)村、上甑(かみこしき)村、下甑(しもこしき)村、鹿島(かしま)村の9つの市町村が合併して誕生しました。
合併を巡っては、住民投票の実施、首長の辞任、議会のリコールなど紆余曲折がありましたが、県内のトップをきって、離島を含む海越え合併として成立しました。
合併後の薩摩川内市は、合併による行財政改革の効果が大きく全国的にも脚光を浴びています。この面での視察が大変多いと議長のあいさつで紹介されていました。
以下、印象的な項目について報告します。
■蒸気発生器の取替
川内原子力発電所では1号機の蒸気発生器を平成20年に取替する計画です。運転開始後まだ20年程度しか経過しておらず、蒸気発生器細管の施栓率も低いこともあってなぜ取替えするのか不思議な感じがしますが、1号機にだけ見られる細管の管板部に損傷が発生することから蒸気発生器本体の取替を決めたとのことでした。(2号機では取替計画はない)
■使用済核燃料税について
薩摩川内市では平成16年4月より法定外普通税として使用済核燃料税を課税しています。(法定外普通税として使用済燃料に課税しているのは全国で薩摩川内市のみ。他に新潟県柏崎市が法定外目的税として課税。)この税について議長から概略説明がありました。
使用済核燃料税とは薩摩川内市が総務大臣の同意を得て独自に課税する法定外普通税のことです。原子炉から取り出した使用済核燃料を発電所から搬出されるまでの間、構内貯蔵に対して課税します。(税率:使用済核燃料1体当り23万円)
*ちなみに、核燃料に関しては原子炉に燃料を挿入した段階で核燃料税(県が課税する法定外普通税)として課税しており、その上、使用済燃料に課税することは二重課税となる問題もある。
今夜は、薩摩川内市内泊です。