小幡憲仁 議会活動日記

よく考える政治!
20年後の高浜をイメージし、今の政治を考える。

関西電力総連福井県協議j会定時総会

2007年10月31日 | 活動日記
関西電力と関西電力の関係会社の各労働組合の代表で組織する「関西電力総連福井県協議会」の平成19年度定時総会が小浜市内で開かれ、来賓として招かれましたので出席しました。

大会では少し時間をいただき、今年の6月議会、9月議会の内容について議会報告を兼ねた挨拶をさせていただきました。
また、大会終了後の懇親会にも参加させていただき、酒を酌み交わしながら有意義な意見交換ができました。
特に最近の原子力をめぐる状況に関しても、忌憚のない意見交換ができました。

放課後子どもプラン運営委員会

2007年10月30日 | 活動日記
教育会館で開かれた「放課後子どもプラン運営委員会」に出席しました。
今回で第3回を数える同委員会ですが、高浜町の学童保育(放課後児童クラブ)を町内の各小学校区に展開することについて議論を続けております。

各小学校区ごとの実施拠点について事務局案が示され、その案に基づいて議論が交わされました。
私からは、当面の間、公共施設を間借りして実施することについては、まずは来年度から実施することが大切であり異存はないが、それでも利用する児童が肩身の狭い思いをすることがないよう、できるだけ専用の部屋を確保し、家庭的な雰囲気をつくることに最大限の努力をするべきとの意見提起をしておきました。

舞鶴市議会との振興協議会

2007年10月29日 | 活動日記
【広報特別委員会】
午前中、広報特別委員会に出席し議会だよりの編集作業にあたりました。今日でほぼ全ての編集作業は終わりました。11月初旬には各戸配布されることになります。

【舞鶴市議会との振興協議会】
舞鶴市内のホテルで開催された、舞鶴市議会と高浜町議会との振興協議会に出席しました。
振興協議会といっても、人口1万人余りの高浜町と10万都市の舞鶴市ですから、対等な協議会など望むべくもありません。
舞鶴市議会の第一会派・第二会派の議員有志相手の(高浜町議会は全議員が対象)任意の振興協議会ですが、今回で第4回目を数えるまでになりました。
ちょうど私が議員になってから始まった協議会です。
それでも、こうした協議会の継続は大きな意味があります。

この協議会の主要テーマは道路整備です。主要テーマというよりも、これ一本に絞って活動しているといっても過言ではありません。

これまでの活動で、①主要地方道舞鶴野原港高浜線(高浜町上瀬と舞鶴市水ケ浦間の道路新設) ②舞鶴市多門院と高浜町関屋間の道路新設 ③舞鶴市道今寺線(松尾寺から高浜町今寺に抜ける道路の舞鶴市道の拡幅) の3路線を中心に提言活動を続けてまいりました。
そしてこうした活動の成果として、この10月から③の舞鶴市道今寺線(松尾寺から高浜町今寺に抜ける道路の舞鶴市道の拡幅)の道路整備の工事が開始されることになりました。(来年6月には竣功します。今寺から松尾寺まで幅員5メートルの道路が整備されます。)
大きな成果です。

舞鶴市と高浜町。あらゆる面で交流のある隣同士ですが、府県の枠組みの違いから、こうした政治的な繋がりが今まで非常に希薄でした。
別にいいじゃないか、と思われる向きもあるかもしれませんが、大きな弊害があると私は考えております。
例えば近隣では敦賀市と美浜町との間の国道27号線の整備があります。おそらく両市町と一致協力して陳情活動を繰り広げた結果だと思いますが、舞鶴市と高浜町の間の国道27号線吉坂トンネル付近の整備状況を比較すると、その差は歴然としています。これが政治です。

互いに酒飲んで名刺交換して、道路整備の必要性を声高に論じる。その是非を論じる必要はありません。これを繰り返すかどうかで大きな差となるのだと思います。

米イージス艦「シャイロー」

2007年10月28日 | プライベート
アメリカ海軍第7艦隊所属のイージス巡洋艦「シャイロー」が舞鶴港に入港しているとの報道がありましたので、舞鶴港の北吸埠頭に見学に行きました。
ところが海自の護衛艦は接岸しているところまで自由に近づいて見学が可能ですが、米イージス艦はバリケードによって接岸している場所まで近づけないようになっていました。 ・・・残念。
埠頭の出入り口には武装した迷彩服の兵士が立っていましたしとにかく厳重な警戒でした。
同艦は巡航ミサイルのトマホークを搭載していますが、ひょっとして?・・・。

*写真は「シャイロー」ですが、離れた位置から携帯電話で撮影した画像です。


休養

2007年10月27日 | その他
腰をかばいながら2日間の視察研修をこなしたため、腰から背中にかけて張りがあります。
今日は福井市内で行われる政治評論家森田実氏の講演を聞きに行く予定でしたが、念のため欠席して終日休養しました。


厚生文教常任委員会視察研修:2日目

2007年10月26日 | 研修報告
視察研修2日目は愛知県高浜市を訪問しました。
愛知県高浜市(高浜町と親近感を感じます)は、福祉のまちづくりとして全国的に知られた自治体です。従って、ここも全国各地から多くの視察団が訪れます。
私は今回の視察を計画するにあたり、どうしてもこの高浜市を研修したかったので視察日程を先に決めずに高浜市にアポ取りし、高浜市が研修を受入できる日を視察研修日程とすることで今回の視察が実現しました。
聞くところによると今週は高浜町の視察で3団体目だそうです。日本全国でまだ視察に来ていない都道府県は青森県だけだとのことでした。
以下に高浜市の取組みを報告します。

■高浜市政の行動規範
高浜市では市民を「お客さま」と呼びます。研修の説明を担当される職員も常に市民ではなく「お客さまのために・・・」とか「お客さまにとって・・・」といった表現をしていました。
市役所職員は全員が来店カウンターを向いて仕事をしています。こうした意識を醸成するために数年間、職員が交代で玄関に立って来庁されるお客さま全員に進んであいさつをしてご用件を承るということを行ったそうです。
市役所の窓口は平日が午後7時まで(駅前出張所は午後9時まで)、土、日、祝日は午後5時15分まで利用可能です。窓口を閉めるのは年末年始の6日間だけで年間359日開けています。
全てはお客さま第一の視点です。(民間企業ではあたり前ですが・・・。)
視察研修に市役所を訪れた時、実は20分程早く到着してしまいましたが、対応される職員がもう既に雨の中を玄関先で我々の到着を待っていてくれました。驚きました。

*こぼれ話しをひとつ。窓口の時間延長や休日開放はシフト勤務などで対応し人件費の増加はありません。お客さま(市民)にとって便利な市役所は、職員にとっては負担の多い職場といえます。とてもたいへんです。でも「たいへん」なら辞めてもらって結構、とのスタンスです。市役所は職員のために存在するのではなく市民のために存在するということでしょうか。
高浜市の採用試験には7人の募集枠に全国から70名を超える優秀な人材の応募があるといいます。それでも採用は7名ですから「やる気がないのなら代わりはいくらでもいますよ」ということです。

■高齢者を切り口としたまちづくり
高浜市では平成4年からホームヘルパーの養成講座を実施し、2級、3級あわせて約800名のヘルパーを養成しています。養成したヘルパーで13グループのボランティア組織をつくり約100名のヘルパーが宅老所の運営にあたっています。
平成7年には市内の県立高校に福祉科を設置、平成8年には日本福祉大学高浜専門学校を誘致して福祉関係の人材育成にあたっています。

■福祉の拠点「高浜市いきいき広場(写真)」の設置
高浜市では、高浜駅前再開発で県が整備する13階建ての再開発ビルの建設に際し、通常ショッピングモールなどを計画する一等地のフロアを全て福祉拠点「いきいき広場」として整備しました。
市長いわく「高浜市で駅前に店をつくってもお客なんか集まらん」との考え方によるものです。
この「いきいき広場」には、福祉の相談がワンストップで行える総合相談窓口や介護・福祉機器のショールーム、健康づくり施設(フィットネス・マシン等)、機能回復訓練施設等々が設置されています。

■地域福祉計画の取組み
地域の福祉政策の柱となる「地域福祉計画」の策定について説明を受けました。
まずは担当部局のトップ(又は次席級)と社会福祉協議会とでプロジェクトチームを結成し、毎週金曜日の時間外で会合を重ねます。合計72回開催したそうです。
各部局のトップをメンバーとしたことにより、決定の迅速化と人件費の抑制(時間外手当てが不要。・・・この判断には是非がありますが。)が図られました。
そして圧巻は、住民参加です。何と小学生から85歳の高齢者まで146名もの方に委員になっていただき、これを5グループに分けて毎月第二、四土曜日に委員会を開催して議論し策定したそうです。

*高浜町にはまだ「地域福祉計画」がありません。今後の計画策定の参考となりました。

■介護予防拠点施設の設置
高浜市では、市内に介護予防拠点として5箇所の「宅老所」と、ものづくり工房などを設置しております。
宅老所が「じぃ&ばあ」「いっぷく」「あっぽ」「こっこちゃん」「悠遊たかとり」の5箇所。
他に、ものづくり工房「あかおにどん」、IT工房「くりっく」、サロン赤窯、全世代楽習館があります。施設名から何をするところか推察下さい。
注目する点として、施設はどれも空店舗や空き教室などを利用しており、新設の建物はひとつもありません。改修費に全部で1億円程度かかっておりますが全額を国の補助金で賄ったとのことでした。
なお、これら施設の運営は、各種団体、自治会など地域のボランティア約450人と、市が養成したヘルパーのグループが行っております。
こうしたおかげで、例えば5箇所の宅老所の運営事業費の合計は年額で僅か580万円だそうです。
これだけ多くのボランティアをどうやって集めたのか秘訣を聞くと、市長、副市長以下市役所幹部職員がひたすら頭を下げまくってお願いしたとのことでした。
最初はお願いしてやってもらったが、人数が多いのでそれ程負担にもならないこととやりがいも感じていただき今は順調にどの施設も運営されているそうです。

■毎日型給食サービス事業
ひとり暮らしのお年寄りなどへの「給食サービス」は、例えば高浜町でも実施していますが、高浜市の給食サービスは異色です。
まず、毎日実施という点、それからメニューが選べるという点です。
日替わり弁当あり、中華あり、寿司弁当あり、丼物あり、魚ありとバラエティーに富んでいます。利用者はメニュから好きな弁当を注文できるのです。
なぜ、こんなことが出来るのか。(私の妻も高浜町の給食サービスにボランティアで参加していますが、高浜では実現不可能と言ってました。)
それは、この給食サービスに参加するボランティアが全員飲食店の方々だからです。
この仕組みを、飲食店組合にお願いして実現するまでには随分苦労もあったようですが、本当に素晴らしいアイデアだと思いました。
この事業の研修だけで、北海道から来られた町職員もいたそうです。

■居住福祉のまちづくり条例について
高浜市といえばこの「居住福祉のまちづくり条例」が有名です。今回の研修でも勉強したかったのですが、ここまでの時間が取れませんでした。しかし、職員の方からは本日の説明で十分にこの条例も理解していただけるとのことでした。

以上、長々と書きましたが、他にも高浜市のまちづくり協議会の取組みなどを熱く語っていただきました。
聞き足りない点があれば、後日、個人的に来ていただいても構わないともおっしゃっていただきました。

全国が注目する高浜市の取組みは、現在5期目の森市長の熱意があったればこそのことです。
説明いただいた職員が市長の元秘書ということもあって市長の思いをよく理解されておられ、説明を聞いていた本当に感動しました。

少し自我自賛になりますが、良い視察研修だったと思います。
(腰は何とか2日間の研修に耐えました。)

厚生文教常任委員会視察研修:1日目

2007年10月25日 | 研修報告
今日から1泊2日で議会の厚生文教常任委員会の視察研修です。
初日は福井県池田町を訪れ環境政策について研修しました。

ご存知の方も多いと思いますが、福井県池田町は先進的な環境政策で全国的に注目される自治体です。平成18年4月に(財)社会経済生産性本部が主催する「自治体環境グランプリ」で環境大臣賞に選ばれております。数多くの視察団が池田町に殺到していますので、今回、研修できたことはラッキーでした。
以下に研修した主な取組みを紹介します。

■環境基本計画について
池田町の環境政策の基本となる計画が「みんなで創る環境理想郷(エコトピア) 池田町環境向上基本計画」です。
この計画を策定するにあたり、町民100人でつくる「100人パートナー会議」を立ち上げて徹底した議論を行い、住民自身でつくりあげた基本計画になっています。素晴らしいのひと言です。
*参考までに、高浜町にはまだ環境基本計画がありません。議会の一般質問で意見提起しておりますが実現していません・・・。

■地域資源連結循環型農村の取組み
池田町の先進的な環境農村の取組みの全体像を示すものです。
家庭から出る生ゴミを回収し、牛糞などと混ぜて堆肥化し、その堆肥を使って有機農業に取り組む。そしてこの有機農法で生産された農産物を販売する一連の取組みです。
家庭の生ゴミを堆肥化するまでは比較的容易に取り組めますが(それだけでも大変ですが)、ポイントはその堆肥の活用の仕組みづくりです。
以下に詳しく説明します。

■食Uターン事業の取組み
食Uターン事業は地域資源循環の入口です。各家庭で発生する生ゴミは水切りを行い、新聞紙で包んで専用の紙袋に入れます。この生ゴミは町民ボランティア組織である「NPO法人環境Uフレンズ」が町から委託を受けて回収にあたります。
回収された生ゴミは「あぐりパワーアップセンター」(写真)に搬入され、ここで牛糞と籾殻などと混ぜて堆肥をつくります。(あぐりパワーアップセンターは牛舎と併設されている。)
堆肥の段階で水分が発生しますが、この水分も有機液肥として堆肥とともに販売されます。
ちなみに堆肥の商品名が「土魂壌(どこんじょう)」で、液肥の商品名は「土魂壌の汗(どこんじょうのあせ)」となっています。

■ゆうき・げんき正直農業の取組み
「ゆうき・げんき正直農業」とは町独自の安全基準で農産物を認証する仕組みです。食の安全などのため、堆肥や液肥などを使った減・無農薬、無化学肥料の栽培ルール、生産管理システムを確立しています。
このシステムは、生産する農地ごとに①低農薬で無化学肥料栽培、②無農薬で無化学肥料栽培、③無農薬、無化学肥料を3年以上継続 の3段階に分けて農地を認証し、その農地で生産された農作物には各段階の認証シールを貼って販売します。
高齢の生産者が土壌のPH値に気を使い、土づくりを専門家と相談すると聞いて恐れ入りました。

■こっぽい屋の取組み
こっぽい屋とは、福井市内のショッピングセンター内に「ゆうき・げんき正直農業」の農産物を販売するテナント店です。ほぼ年間無休のショッピングセンターに毎日欠かさず多品種の農産物を出品する体制が確立していることに驚きます。
平成18年度は来店者数が17万6千人、売上高は1億2千万円です。
こっぽい屋は販売価格の20%を手数料として徴収し残額を生産者の口座に振り込みます。(POSシステムで自動化されている)
「こっぽい屋」の取組みで素晴らしい点は、まず、販売拠点を消費地に設定したことです。池田町内での出店であればこれ程の成功はなかったと思います。次に、生産物の販売価格を生産者が設定している点です。これによって生産者がマーケットというものを意識するようになります。
現在の農魚業の一番の問題点は「生産」に意識が集中して、市場が何を求めているのか「売れる商品は何か」をあまり考えてこなかったことにあると思いますから生産者がマーケットを意識することには大きな意義があります。
*なお、高浜駅に整備した産地市場「きなーれ」は、にぎわいの創出、観光振興などが主たる目的のため、高浜に人を集めることに意味があります。したがって、この「こっぽい屋」とは考え方が違いますので単純な比較は出来ません。

他にもてんぷら油(廃油)を回収しバイオ燃料として活用する取組み、てんぷら油(廃油)からキャンドルを手作りしイベントを実行している取組み等々盛りだくさんの説明を受けております。また「池田町総合保健福祉センター」を訪問し施設見学も行いましたが長くなるので割愛します。

さすがはグランプリ受賞の自治体だけに、たいへん素晴らしい取組みばかりでした。訪問した最初のあいさつで私から「環境の先進的な取組みを勉強したい」と申し上げたら、「当たり前のことをしているだけです」とおっしゃっていました。その当たり前のことが出来なくて苦労しているところです。

明日から視察研修

2007年10月24日 | その他
腰の痛みは若干やわらぎましたが、まだ、正常な直立歩行が出来ません。

今日は朝から和田小学校5年生に「読み聞かせ」を行う予定でしたが、学校に連絡して取り止めました。
また、午後から大阪市内のホテルで開催される労働組合関連の行事に出席を予定しておりましたが、往復のバス乗車の負担、長時間の会議、その後の立食パーティーと続くメニューに到底、腰が耐えられないと判断し欠席しました。

この数日間、ギックリ腰になったことで各方面に多くの迷惑をかけています。
明日から厚生文教常任委員会の視察研修があります。委員長としてこれには何としても参加しなければと考えております。