小幡憲仁 議会活動日記

よく考える政治!
20年後の高浜をイメージし、今の政治を考える。

ネグレクト

2006年07月31日 | 政策調査
児童虐待といえば一般的に子どもへの暴力を連想しますが、この他にも深刻な虐待として、養育放棄(ネグレクト)があります。
養育放棄(ネグレクト)は、子どもに対する養育の怠慢や放棄のことで、具体的には子どもに満足な食事を与えない、長期間入浴させない、病気や怪我に満足な治療を受けさせないなどです。
先日も、福島県泉崎村で三男(3つ)に満足な食事を与えず衰弱死させたとして、両親が逮捕された事件(この事件の場合はネグレクトに加えて暴力もあった)がありましたが、全国的にこのネグレクトによる児童虐待が増加している実態にあります。

こうした実態を受けて、厚労省は平成17年4月施行の改正児童福祉法で、市町村に「要保護児童対策地域協議会」の設置を打ち出しています。(設置の義務化ではありません)
協議会では、学校や病院などの関係機関が連携して情報を共有化し虐待防止に取り組むもので、従来からある「児童虐待防止ネットワーク」と比べても守秘義務が課せられていることなどから、一歩踏み込んだ対応ができるものとしています。
厚労省としても、この協議会の設置を促進するため、この秋から同省のホームページで全国の市町村の協議会設置状況を公表する方針が示されていました。

高浜町での児童虐待の実態、対応策、協議会についての方針などについて、今後注目してまいります。

年次改革要望書

2006年07月30日 | 私の考え
新・ゴーマニズム宣言(15)中流絶滅(小林よしのり著:小学館)を読みました。
小林よしのり氏の著作はどれも好きですが、この本も午前中に書店で買ってきて一気に読んでしまいました。

小泉政権5年間の格差社会、アメリカ追従などの問題点について鋭く切り込んで書かれています。マンガではありますが書かれている情報量は圧倒的な一冊です。

日本は、アメリカが毎年押し付けてくる「年次改革要望書」に対し、毅然たる態度がとれる国にいつかはなれるのでしょうか。

新・ゴーマニズム宣言〈15〉中流絶滅

小学館

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イベントとは

2006年07月29日 | 活動日記
【地引網】
和田浜のイベント「地引網」が行われました。
海水浴のお客さんが地引網を曳き、捕れた魚をプレゼントするというものです。
地引網は沖から船でセットし、網の中には事前に蛸やいろいろな魚を入れておきますが、それでも生きた新鮮な魚が入っていますのでそれなりに楽しめます。
参加者が都会の子どもたちですから、生きた蛸などを触るのが始めてのことなのか、皆一様に興奮して楽しんでいる様子でした。

ただ、すぐに終わってしまうことと、多くのお客さんが参加しますので混乱し、全員が等しく楽しめるという訳にはいきません。少しやり方に工夫が必要だと感じました。
また、参加者の反応を聞いていると、「とても楽しかった。いい思い出になった。」が多いのですが、ほとんどが「ラッキー」であり、たまたまこのイベントに遭遇したというものです。
高浜では、いろいろイベントをされているが、どんなイベントがいつあるのか分りにくいとの声もありました。これは町内の人からも聞きますので一考が必要です。

【漁火想】
今日は、高浜町最大のイベントである「漁火想」です。朝から雨模様で心配されましたが何とか開催できました。
私は、キャンドル部会のボランティアに参加し、城山海水浴場のキャンドル設営と点火を手伝いました。これで2週続けて浜にロウソクを並べたことになります。

ところでこのキャンドルの並べ方に、高浜と和田の特長が出ています。
和田の場合は、あらかじめ目測でキャンドルを仮置きし、その後、目印の付いた数十メートルの紐を2本用意し、その紐を縦と横に交差させて号令に従って移動させながらキャンドルの位置を修正します。この結果、碁盤の目のように正確にキャンドルが並びます。
また、キャンドルは水に浮かべるのではなく砂を入れてその上に置きます。筒の蓋もしません。夜になれば水ロウソクとの違いは判別できません。一言でいえば非常に合理的で生産性の高い仕事です。
和田の地区の人々は皆が集まって行う奉仕作業に慣れており、何をするにしても効率化を考える結果かと感じます。

一方、高浜の漁火想では、様々な団体の人々が集まり、目測だけで並べていきますので碁盤の目のようにはいかず形は崩れています。
筒に水を入れたり蓋をしたりの作業もありますので手間もかかります。
集まった人数の割には仕事がはかどらず、はっきりいって非常に生産性の悪い仕事のやい方です。
結果として和田よりも遥かに多くの人間を必要とし時間がかかりますが仕事の仕上がりは悪いと思いました。

しかし、どちらにも参加した者の印象として、和田の場合は仕事、高浜の場合は遊び、といった違いを感じさせます。どちらに軍配を上げるべきでしょうか。

*漁火想の様子は写真日記をご覧下さい。

飲酒運転

2006年07月28日 | 私の考え
東京地裁で画期的な判決がありました。
飲酒運転によるひき逃げ事件で、飲酒運転をした人と直前まで一緒に酒を飲んでいた人に対しても「飲酒運転を止めなかった責任」を認め、賠償責任があるとした判決です。

私は酒が好きですが、もちろん絶対に飲酒運転はしません。たとえ僅かでも酒を飲んだら絶対に車の運転はしないと心に決めて実践しています。(当たり前ですが…)
大きな理由のひとつに、自分自身の意思の弱さがあります。私は自分が意志の弱い人間であることをよく知っていますので、これくらいならいいだろうとやってしまうと、必ず抑えが効かなくなるのを分っているから出来ないのです。
1日2箱は吸っていた煙草を止めたときも同じです。ある事情で止めると決心してからもう十数年が経過しましたが、その間ただの1本も吸っていません。1本でも吸ってしまうと、なし崩し的に禁煙を失敗することが分っているから出来ないのです。

しかし、一緒に酒を飲んでいる相手についてはそうは考えておりませんでした。それぞれが自己責任の範疇と割り切っていました。ところが、同じ酒席の人間にも責任があるとの判決です。今までの考え方を変えなければいけません。
当然と言えば当然かもしれません。

不撓不屈

2006年07月27日 | その他
先日の和歌山出張から読み始めた「不撓不屈(新潮文庫)」を読み終えました。
高杉良氏の本を読むのはこれが始めてです。

TKC全国会の創業者である飯塚毅氏の生涯を書いた小説です。
特に、国税庁による不当な弾圧に一税理士である飯塚毅氏が敢然と闘う中での家族の絆の部分は泣かせます。非常に感動しました。DVDも是非見たいと思います。

不撓不屈〈上〉

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不撓不屈〈下〉

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立食パーティー

2006年07月26日 | 活動日記
【打ち合わせ】
午前中、昨日とはメンバーが違いますが、地域医療に関する打ち合わせを実施しました。情報交換が主な目的で、メンバーの互いの情報の共有化と考え方の確認を行いました。
同床異夢となってはいけませんので、定期的に互いの情報交換を行っておくことは大切なことです。

【立食パーティー】
一昨日(24日)の懇親会も立食形式でしたが、今夜も某所で開催された盛大な立食パーティーに出席しました。
私の場合、連日の飲酒は全く平気ですが、腰に不安を抱えているため長時間の立食パーティーは非常に苦手です。
とにかく立っているのがやっとという状況でした。

打ち合わせなど

2006年07月25日 | 活動日記
【和歌山からの帰り】
午前中、和歌山市から高浜町まで帰ってきました。敦賀経由で帰りましたが、乗った列車の中ではJR小浜線が一番混んでいました。
何しろ1両編成で、数十名の乗客で満員になります。せめて2両編成としなければ列車とはいえません。もう少し利用客のことが考えられないものでしょうか。

【打ち合わせ】
某所にて、夜遅くまで地域医療の現状と今後の課題に関する打ち合わせを行いました。
熱い議論の中から先進的な地域医療サービスの提供に向けた夢が膨らみます。

関西電力総連定時大会

2006年07月24日 | 活動日記
和歌山市のダイワロイネットホテル和歌山で開催された関西電力総連定時大会に出席しました。
(写真:挨拶される木村和歌山県知事)
平成18年度の事業計画など多くの議案が審議され承認されました。

定時大会終了後の懇親会、その後の2次会、3次会まで参加して和歌山市内に宿泊しました。普段、交流のない方々と様々な話題で意見交換ができました。

富田元宮内庁長官メモ

2006年07月23日 | 私の考え
富田元宮内庁長官メモなるものが論議を呼んでいます。
朝から「報道2001」や「サンデープロジェクト」で、この話題に関するテレビ討論が行われていました。
私は、乏しい歴史認識しか持ち合わせませんが、以下に引用する産経新聞の主張(社説)にある考え方に賛同します。

A級戦犯の合祀がけしからんというのであれば、B・C級戦犯も英霊として祀れないことになってしまいます。

-産経新聞7月21日付け「主張」を一部引用-
昭和28年8月の国会で、「戦争犯罪による受刑者の赦免に関する決議」が全会一致で採択された。これを受け、政府は関係各国の同意を得て、死刑を免れたA級戦犯やアジア各地の裁判で裁かれたBC級戦犯を釈放した。また、刑死・獄死した戦犯の遺族に年金が支給されるようになった。
戦犯は旧厚生省から靖国神社へ送られる祭神名票に加えられ、これに基づき「昭和殉難者」として同神社に合祀された。この事実は重い。
-引用終わり-

労働組合大会の挨拶など

2006年07月22日 | 活動日記
【関電労組大飯支部定時総会】
関労大飯支部の第29回定時総会に招待を受けたので出席し挨拶をさせていただきました。以下に挨拶の要旨を紹介します。

《挨拶の要旨》
大飯支部定時総会のご盛会をお祝いいたします。
本日は総会にお招きいただき挨拶の機会を得ましたこと感謝申し上げます。
平成15年4月の統一地方選で高浜町議会議員に当選させていただき早3年以上が経過しました。残りの任期は、あと9ヶ月程となりました。この3年間、自分なりに精一杯がんばってきたという自負は持っております。

この3年間の活動を少し振り返ってみます。個々の政策に関しては長くなりますので、この3年間の活動の取り組み姿勢に関して紹介します。

第1点として、私は議会活動の情報公開に留意して活動してきました。地方議員のレベルでは議会活動は自らが情報発信しないと、活動の実態はほとんど有権者には伝わりません。
従って積極的な情報公開に努めてまいりました。具体的には、インターネットのブログ、定例会ごとに発行する「議会レポート」、議会報告会などです。
議員は選挙で選ばれる訳ですから、活動を有権者にお知らせすることは議員の当然の責務だと考えております。

第2点として、積極的な議会発言です。議員の仕事の第一は議会で質問したり意見を述べることです。
この3年間、ほぼ毎回の定例会での一般質問、議案の審議における質疑、議案採決での討論など積極的行ってきました。

議会で意見を述べることの大切さを少し説明します。
議員が議会で意見を述べる大きな目的のひとつに、役所内や議会内の世論の形成ということがあります。
わかりやすい例でいうと、議会や行政の意見の多くが、例えば町の税金を沢山使って様々なハコモノに投資すべきだとする意見であれば、確実に行政の方向としては積極予算の方向に向かいます。
一方、今の時代将来にツケを回すハコモノ投資は慎重にあるべきだとする意見が多ければ、行政は確実にハコモノ投資には慎重な姿勢となります。
こうした役所内や議会内の世論を、自分の(町民の)考える方向に形成していくことが議会での議論の大切な役割です。
この点、私はみなさんの思いを今後とも議会の場で提言して、役所の世論をみなさんの希望する方向に導いていくための努力を続けていきたいと思います。

あと残り一年を切った議員の任期を精一杯活動していくことと、来年の改選に向けた取り組みに全力を尽くす覚悟です。
最後になりましたが、今回の大会が実り多い大会となることを祈念申し上げて私の挨拶とします。

【和田浜の炎の渚】
和田浜のイベント「炎の渚」のイベントに参加しました。
午後1時過ぎから浜に約3千個のロウソクを並べ、午後7時前から点灯、午後9時から撤収の手伝いを行いました。詳しくは写真日記をご覧下さい。

【議会REPORT配布】
久し振りの晴れ間で、今日1日のスケジュールの合間をぬって、議会REPORTの配布を行いました。久し振りに炎天下で歩いたので疲れました。