小幡憲仁 議会活動日記

よく考える政治!
20年後の高浜をイメージし、今の政治を考える。

地域安全高浜町民大会

2006年09月30日 | 活動日記
高浜町防犯組合結成30周年記念の「地域安全高浜町民大会」に来賓として出席しました。

高浜町防犯組合は昭和51年に結成され今年で30周年を迎えました。当時、多くの海水浴客が高浜町を訪れていましたが、必然的に決して少なくない数の好まざる客もあって、高浜町の治安の悪化が懸念されていたことから民間有志が集まって結成されたものです。
この30年、夏期や年末の夜警活動、防犯カーパレードなどの啓蒙活動などに地道に取り組み、高浜町の治安維持を底辺で支えてこられた功績は賞賛に値します。

本日の記念大会では、功労者表彰、大会宣言採択、記念講演などとともに、高浜町の踊りのサークルによるよさこい踊りなどが披露され、大会に花を添えました。

記念大会と懇親会、その後の二次会までお付き合いしましたので深夜帰宅となりました。

*写真は若狭消防組合消防音楽隊による記念演奏

結婚記念日

2006年09月29日 | プライベート
今日は15回目の結婚記念日です。家族でレストラン安土山で食事を楽しみました。
たまに、子どもと一緒に同じメニューで食事をすると子どもの成長が肌で感じられます。私でもお腹一杯になる量をペロリと平らげていました。

ところでこの15年間、妻も私もひたすら平凡な人生が望みでしたが、それ程平凡な人生でもありませんでした。これからの15年間はどうでしょうか。

*レストランの席からの撮影した若狭湾

原稿

2006年09月28日 | その他
昨日はブログに90名のアクセスがありました。私のブログでは多い数字です。いつも読んでいただきありがとうございます。

ところが、当然喜ぶべきところですが、実はブログのカウントが増えると今まであまり良い事がありません。
大抵は「こんなこと書きやがってけしからん」ということで、鬱陶しいことが起こるのです。
今回は、何か起こればこのブログで報告させていただきます。(と、書いておけば何も言ってこないかな)

「議会だより」の原稿締め切りが迫っています。今回は、一般質問と本会議での質疑と討論の3つです。一般質問は、1時間話したことを約800文字に、討論は、2600文字の討論原稿を250文字程度にまとめます。
その結果、ほとんど何を言いたいのか分らない原稿になってしまいます。

この後は「議会REPORT」の作成が待っています。

李下に冠を正さず

2006年09月27日 | 私の考え
福島県の佐藤栄作知事が、県工事の談合事件で実弟が逮捕されたことを受け知事の辞職を表明しました。
中央で続いていた談合事件の摘発が、最近では地方にも広がっています。

ところで、一般的に「談合が行われた疑いが強い」と言われるのは、予定価格の95%以上で落札された場合です。全国オンブズマンの調査結果によると、この95%以上で落札した割合が最も高かったのは北海道で全体の84.3%。最も低かったのは宮城県の0.9%です。

権腐10年と言われますが、「権力は長くなれば腐敗するとは言わないが、陳腐化する」と発言し、四選不出馬を表明した宮城県の浅野知事の存在があったからこその結果でしょうか。

「李下に冠を正さず」は、佐藤栄作知事の辞職表明で用いられた言葉です。重い意味が込められているように感じました。
少なくとも、先ほどの落札率の数字から、疑惑を持たれる可能性のある自治体には、公明正大な入札の仕組みを確立するため、真剣な取り組みを行って欲しいと思います。

スーホの白い馬

2006年09月26日 | 活動日記
【絵本読み聞かせ】
和田小学校6年2組で絵本の読み聞かせを行ないました。
今日は「スーホの白い馬」を読みました。小学校の教科書に登場する話ですが、あえて福音館書店の名作絵本であるこの本を選びました。
赤羽末吉の代表作ともいえる見事な絵。モンゴルの草原を表現した横長の装丁。見開きのページの色(モンゴルの大地を表現した茶色)までこだわった素晴らしい仕上げの絵本です。まだ読んだことがなければ一読をお勧めします。
スーホの白い馬―モンゴル民話

福音館書店

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【あいさつ】
先日、絵本の選書を行なうために和田小学校の図書室を訪れた時のことを紹介します。偶然、読み聞かせをする6年2組の児童に遭遇しました。
(小幡):おはよう。
(児童):おはようございます。失礼ですがどちら様ですか。
(小幡):図書ボランティアの小幡です。(ボランティアの名札をしてしてこなかったことを後悔しつつ答える)
(児童):(私の顔を思い出してくれて)あっ、前に読み聞かせをしてくれた方ですね。ありがとうございました。また、読み聞かせをしてくれるんですか。
(小幡):26日にするよ。
(児童):そうですか。楽しみにしています。よろしくお願いします。

以上の通りです。ありのままのやり取りです。何としっかりした児童だろうと感心した次第でした。


9月定例会:最終日

2006年09月25日 | 議会活動報告
9月定例会の最終日となりました。
午後3時より本会議が開催され、議案の質疑、討論採決が行なわれました。
本会議の冒頭、補正予算案に対する修正動議が提出されたため、まずは補正予算案の集中審議が行なわれました。
修正動議の内容は、脇坂計画の調査費1890万円と坂田グリーンタウン隣の公園整備費万千円を全額カットするという内容です。
この内容で修正動議が提出されることは、もちろん事前に知っておりましたので、自分自身の対応についてはこの数日間熟慮を重ねてまいりました。
結果、私は修正動議に反対し原案に賛成いたしました。理由については、本会議で行なった以下の討論の通りです。

■平成18年度一般会計補正予算案に対する討論

修正動議に反対、原案に賛成の立場で討論します。
脇坂地区で、巨額の県費を投じて開発が進められているプロジェクトです。修正動議の主張もたいへん説得力がありますが、いずれは何らかの開発に着手していくわけであり、今回の調査費で、財政上実現可能な計画を策定することと、事業化調査の精査を行い、その上で、事業の実施について判断したらいいのではないかと思います。

それでは補正予算の個別の事業について意見を申し上げます。
平成18年6月議会の一般質問で私が意見提起した、第三子以降の3歳未満児の保育料の無料化について、4月に遡って無料化を実施するため、保育所保護者から徴収する保育料を180万円歳入から減額しています。更に、議案審議の中で、国の基準に基づいた第2子の保育所保育料の半減化についても、早急に検討を行い1~2年以内に結論を出すとの方針を示されました。これらのことは、今後の高浜町にとっての少子化対策に少なからず効果をもたらすものであり、評価できます。
今後、議案審議の過程で約束された、第2子の保育料半額化の検討を早急に実施し、1日でも早く実施することと、今回から実施されることとなった第3子の3歳未満児の保育料無料化制度を、広く町民に広報されることを要望しておきます。

次に坂田グリーンタウンの公園整備ですが、私が疑問を感じる点は、まず地元から陳情書の1枚も出ていないにも関わらず。突如、公園を整備する点にあります。公園整備に関しては、青戸区から数年来、公園整備の陳情が出されておりながら、その場所は何も整備せずに放置しておいて、陳情さえ出ていない地区に公園を整備するということです。更に、平成17年9月議会の一般質問において、私は総合計画に基づき、子どもたちが遊べる公園を整備すべきと提案した際には、町長から「公園を整備する考えはない」との答弁があったにも関わらず、今回の公園整備です。
当初からの計画だったととのことですが釈然としません。
基本的に子どもの遊び場所を確保するために、私は町内に小公園を整備していくことには、推進の立場ではありますので、あえて反対はしませんが、ものには順番というものがあります。非常に厳しい財政事情の中、今後は、こうした事業の優先順位のつけ方というものについて、町民サイドに立ってきちんと明確な基準をもって説明責任を果たしていただくことを要望しておきます。

次に、脇坂整備事業化検討調査業務委託料1,890万円の予算について意見を申し上げます。

この調査費は、脇坂整備の基本構想について、事業化検討調査結果で明らかとなった課題について、導入施設の機能や事業性の精査を図り、脇坂整備計画の基本計画を最終決定するというものです。

この調査費に関し、少し過去の経緯について振り返ってみます。
この脇坂地区では、県道の山側斜面を削り、道路を付け替える県工事により大規模な平地が出現しました。このため、この平地を活用し町の振興発展につなげる目的から、脇坂整備検討委員会で議論が行われ、平成17年10月に報告書が町に出されております。
報告書では、この脇坂地区が、高浜町総合計画で「体験型観光資源の創出」と位置づけていることを踏まえ、海への眺望を活かし花で特色付けした拠点施設を整備することが提言されています。

私は、今後高浜町において、観光振興といえば、まずひとつは、城山荘を中心とした、高浜の中心部の古い歴史観のある町並みを活かし、景観形成などによる町の賑わいの創出と、日引の棚田などを活かした、内浦地区における体験型観光の創出が有望であるとの認識を持っておりましたので、この脇坂地区の「体験型観光資源の創出」というコンセプトは基本的に賛成でおりました。

しかし、その後、前段で申し上げた通り、事業主体や収支見込などについてコンサルに委託し、平成18年6月に事業化検討結果の報告書が提出されました。
この報告書では、現状のプランのままでは、
①事業主体については、採算性などの理由でPFI事業による民間参画が難しいこと。
②イニシャルコストの面では、多大な初期投資が必要なこと。
③ランニングコストの面では、初年度から相当な金額の赤字が発生すること
などの大きな課題が明らかとなり、基本構想通りの施設計画は財政的にも無理があることが明らかとなりました。

このため、高浜町では、冒頭も申し上げた通り、今議会で調査費を計上し、これらの課題を中心に、導入施設機能や事業性の精査を図り、基本計画を練り直そうというものです。
さて、ここで申し上げておきたいことは、脇坂整備計画の目的についてです。
そもそも、何のために、これ程の費用をかけて脇坂整備を行うのかという点です。
これは、先ほども申し上げた通り、「体験型観光資源の創出」が目的であり、これは高浜町にとって必要なものであります。
ところが、今議会の調査費についての理事者説明では、今後、高浜町が直面する、人口減少や高齢化率の高まりいったことから、高齢者の健康づくりが高浜町には求められており、町の既存施設ではこうした需要に応えるための健康増進は実現できないとして、この脇坂に高齢者向けの健康増進施設の整備計画が必要であるとの理由に変わってきております。

高齢者のための健康増進施設といえば耳に聞こえはいいかもしれませんが、これ以上、現役世代の負担のもと、高齢者の健康増進のための豪華施設を建設する必要があるのでしょうか。高齢者もそこまでは望まないのではないでしょうか。
加えて、高浜町は、今後、厳しい財政運営を余儀なくされます。このため、理事者側でも第3次行政改革大綱、集中改革プラン、財政健全化計画と、町民に痛みを伴う取り組みを進めております。
これらのことを総合的に判断すると、今回の調査費による基本計画策定にあたっては、あくまで、施設の基本路線は体験型観光振興施設を基本として進めるべきでありますし、施設の建設計画については、高浜町の財政事情を充分に考慮して、建設規模、建設時期を考えることと、施設の維持運営については、管理運営費が後年の財政負担とならないよう、大きな赤字を発生させるような施設の建設計画はやめるべきです。

高浜町の将来に禍根を残さない、間違いのない基本計画を練り直していただくよう強く要望しておきます。



和田地区運動会

2006年09月24日 | 活動日記
今日は恒例の和田地区運動会です。
青戸区民として各種競技に出場しました。

運動会に関しては、太宰治の小説「津軽」に次のくだりがありますが、これがとても好きで、今まで何度も読み返しました。以下に紹介します。


教えられたとおりに行くと、なるほど田圃があつて、その畦道を伝って行くと砂丘があり、その砂丘の上に国民学校が立っている。その学校の裏に廻ってみて、私は、呆然とした。こんな気持をこそ、夢見るような気持というのであろう。本州の北端の漁村で、昔と少しも変らぬ悲しいほど美しく賑やかな祭礼が、いま目の前で行われているのだ。まず、万国旗。着飾った娘たち。あちこちに白昼の酔っぱらい。そうして運動場の周囲には、百に近い掛小屋がぎっしりと立ちならび、いや、運動場の周囲だけでは場所が足りなくなったと見えて、運動場を見下せる小高い丘の上にまで筵(むしろ)で一つ一つきちんとかこんだ小屋を立て、そうしていまはお昼の休憩時間らしく、その百軒の小さい家のお座敷に、それぞれの家族が重箱をひろげ、大人は酒を飲み、子供と女は、ごはん食べながら、大陽気で語り笑っているのである。日本は、ありがたい国だと、つくづく思った。たしかに、日出ずる国だと思った。国運を賭しての大戦争のさいちゅうでも、本州の北端の寒村で、このように明るい不思議な大宴会が催されて居る。古代の神々の豪放な笑いと闊達な舞踏をこの本州の僻陬に於いて直接に見聞する思いであつた。海を越え山を越え、母を捜して三千里歩いて、行き着いた国の果の砂丘の上に、華麗なお神楽が催されていたといふようなお伽噺の主人公に私はなったような気がした。

どんぐり拾い

2006年09月23日 | 活動日記
若狭森林の会(私はこの会の会員です。)」が主催する、どんぐり拾いに妻と下の娘二人を連れて参加しました。

おおい町名田庄の八ケ峰中腹まで登山し、ナラの森でどんぐりを拾い集め、そのどんぐりから苗を育てて植樹し、広葉樹の森を育てて山を守る活動の一環です。

若狭森林組合で勤務されている方の案内を聞きながらの山歩きで、本当に楽しい時間を過ごすことが出来ました。
最近、議会のことで、悩み、苦しみで打ちひしがれておりましたが、秋晴れの中の山歩きで完全にリフレッシュ出来ました。参加して良かったです。山は良いです。

小幡憲仁写真日記で、様子を紹介していますのでご覧下さい。

9月定例会:9日目

2006年09月22日 | 活動日記
【高浜病院対策特別委員会】
午前中、高は案病院対策特別委員会が開催され出席しました。
今後の地域医療のあり方、その中での高浜病院の位置づけなどについて各委員で議論が行われました。

【決算特別委員会】
午後は、決算特別委員会が開催されました。
教育費と歳入全体の質疑、その後に総括質疑が行われた後、決算認定の討論・採決が行われました。
採決結果は賛成多数で認定です。私は、決算内容は妥当と判断し認定することに賛成いたしました。
25日(月)に、全ての議案の採決が行われます。その際に、討論で私の考えを述べるつもりですので、今日のところは論評を避けておきます。

昨日からの睡眠不足も重なって、今日は精神的に非常に疲れた一日となりました。

国旗・国歌

2006年09月21日 | 議会活動報告
【今日の議会】
今日の議会日程は、原子力対策特別委員会です。私は、この特別委員会の委員ではありませんので出席の義務はありません。
それでも、役場で委員会が開催される場合は傍聴のため必ず出席していますが、今日は敦賀方面に視察の予定ということで参加は見合わせました。

【国旗・国家判決】
摩訶不思議な判決が東京地裁でありました。
入学式や卒業式で、国旗が掲揚され、国家が斉唱されているとき、児童、児童の保護者、校長先生、来賓等が一斉に起立し、あるいは一斉に国家斉唱しているときに、教諭は起立する義務も国家を斉唱する義務もなく、またピアノ伴奏すらする義務はない。従って横を向いて座っていてもそれは教師の自由である。
しかも、その不良教師に起立や国歌斉唱を強制したならば、その教師に対して慰謝料を支払わなければならないのだそうです。

まさかとは思いますが、もしこの判決が上級審でも同じなら、これはもう一刻も早く憲法改正と教育基本法の改正が必要です。