小幡憲仁 議会活動日記

よく考える政治!
20年後の高浜をイメージし、今の政治を考える。

厚生文教常任委員会視察研修:1日目

2004年10月18日 | 研修報告
議会の厚生文教常任委員会で、大阪方面に1泊2日で視察に行ってまいりました。
1日目は、社会福祉法人「桃林会(とうりんかい)」の特別養護老人ホーム「とりかい白鷺園(大阪府摂津市)」を見学し、その後、桃林会の理事長他と意見交換を行いました。
高浜町では、和田駅南側の高台に特別養護老人ホーム「高浜けいあいの里」が来年6月のオープンを目指して建設が始まっていますが、この特別養護老人ホームの実質的な事業主が「桃林会」であることから、桃林会が大阪で運営する施設を事前に研修しておきたいと思い、田中委員長とも相談して(私は副委員長)、今回の視察先に選定したものです。

とりかい白鷺園は、100床の特別養護老人ホームです。個室、二人部屋、四人部屋が混在する施設で、100名の定員を8ユニットに分けて、1ユニット12~4名で入居されています。最近のユニット形式の管理手法をとられていますが、全て個室というわけではないので完全なユニットケア方式というものではありません。建物は、何度か増築を繰り返しておりますが、上手くレイアウトされていると感じましたし、建物内もきれいに改装されており、職員の態度もキビキビして好感が持てました。

*ユニットケア方式とは、居室は全て個室として約10室程度をひとつのユニットとして入居することになる。リビングスペースやダイニングスペースはこのユニットごとに設置されており、極端な表現をすれば10名定員の特別養護老人ホームがいくつも集まった集合体のような方式です。入居者にとっては家庭的な雰囲気が味わえるが、その分、コストは高くつくのでホテルコストといわれる費用を入居者に負担させることになる。(高浜町の「けいあいの里」はこの方式)

実際今回の視察をするまで私としては、大阪の事業者が高浜で老人ホームを始める訳であり、そして私自身その事業者を全く知らないこともあって、一抹の不安を感じていましたが、理事長とも十分な意見交換もできましたし、そうした不安は一応払拭することができました。(写真は老人ホームの受付カウンター付近)