小幡憲仁 議会活動日記

よく考える政治!
20年後の高浜をイメージし、今の政治を考える。

有文事者、必有武備

2004年10月04日 | 私の考え
有文事者、必有武備(文事有る者は必ず武備あり=孔子・十八史略より)これは「良い政治を平和的に行う者は必ず戦いへの備えがある」という意味だそうです。
私が勤務する会社の労働組合(関西電力労働組合)が発行している機関紙のコラム欄(私はこのコラムの愛読者)で紹介されていました。

コラム記事によると、北朝鮮の拉致問題などをめぐる第2回日朝実務者協議が、何の成果もなく終わりましたが、これは、日本には武力行使をしないとの絶対的な保障があるわけですが、これでは世界的な常識からしても交渉がうまくいくはずがないというわけです。小泉首相がやってきた、人さらい国家への食料支援といったご機嫌をとるような外交をしていてはなおさらです。
日本を好戦的な国家には絶対にすべきではないが、国家として国土と国民の生命・財産を守るという最も基本的な使命を果たすために、世界の多くの国が「武備」を背景としている現実を直視しなければならないとありました。

何も国家間のことだけではないように思いました。基本的な使命は人それぞれにありますが、いざという時の覚悟もなくその場を取り繕っていても、決してその使命を果たすことはできません。