福井県自治会館で開催された「市町村議会議員合同研修会」に参加し、2つの講演を聴きました。
講演1:「ごみ問題とリサイクル社会」(環境省・環境カウンセラー 石澤清史氏)
資源が極端に少ない我国は「循環型社会」を目指し、世界のモデルとなることが私たちの役割・責任です。本日の講演では、ゴミ問題をめぐる最近の動きや、海外のリサイクル事情、目指すべき循環型社会についての話を聴きました。
日本ではゴミは基本的に焼却処理しますが、世界的には埋立処分が主流です。全世界で約2700の焼却炉がありますが、そのうち約1900の焼却炉が日本にあるそうです。例えばドイツ国内にはゴミ焼却炉は全部で53施設しかなく、日本の多さが分かります。
最近、日本でもゴミ処理を有料化する自治体が増えていますが(全自治体の42%が有料化)、世界の先進国ではゴミ処理は有料が常識で、無料で処理している国は日本だけだそうです。
ゴミ処理の有料化には、伊達方式(北海道伊達市)と出雲方式(島根県出雲市)があります。伊達方式は袋が有料、出雲方式は無料で年間50枚の袋を配布し、それ以上の袋は有料で、もし50枚の袋が余ったらその分は市が買い取ります。
私もゴミ処理は今後有料化していくべきと考えており、一般質問で取り上げたこともありました。
非常に分かり易く役立つ講演内容でした。
講演2:「地方自治をめぐる状況と市町村議会のあり方」(中央大学法学部教授 今村都南雄氏)
三位一体改革の実像、平成の大合併の状況、地方制度調査会の議論の行方、道州制の検討状況など、当面の地方自治をめぐる状況と、分権改革の中で問われる市町村議会のあり方についての話を聴きました。
講師の今村氏は現在議論が行われている第28次地方制度調査会のメンバーです。ご承知の通り、この調査会では道州制と地方議会のあり方が議論されており、メンバーならではの講演を聴くことができました。
道州制では、福井県は近畿に入るパターンと北陸に入るパターンがあります。我々嶺南の住民感覚では近畿圏に入るのが自然な感じがしますが、嶺北の住民には近畿といわれても違和感を憶えると思います。道州制では、このような問題が各地にあるそうです。
市町村議会のあり方では、「議会改革なくして分権改革なし」との信念で調査会で発言されている内容などを聴かせていただきました。非常に力強く感動的な講演内容でした。
講演1:「ごみ問題とリサイクル社会」(環境省・環境カウンセラー 石澤清史氏)
資源が極端に少ない我国は「循環型社会」を目指し、世界のモデルとなることが私たちの役割・責任です。本日の講演では、ゴミ問題をめぐる最近の動きや、海外のリサイクル事情、目指すべき循環型社会についての話を聴きました。
日本ではゴミは基本的に焼却処理しますが、世界的には埋立処分が主流です。全世界で約2700の焼却炉がありますが、そのうち約1900の焼却炉が日本にあるそうです。例えばドイツ国内にはゴミ焼却炉は全部で53施設しかなく、日本の多さが分かります。
最近、日本でもゴミ処理を有料化する自治体が増えていますが(全自治体の42%が有料化)、世界の先進国ではゴミ処理は有料が常識で、無料で処理している国は日本だけだそうです。
ゴミ処理の有料化には、伊達方式(北海道伊達市)と出雲方式(島根県出雲市)があります。伊達方式は袋が有料、出雲方式は無料で年間50枚の袋を配布し、それ以上の袋は有料で、もし50枚の袋が余ったらその分は市が買い取ります。
私もゴミ処理は今後有料化していくべきと考えており、一般質問で取り上げたこともありました。
非常に分かり易く役立つ講演内容でした。
講演2:「地方自治をめぐる状況と市町村議会のあり方」(中央大学法学部教授 今村都南雄氏)
三位一体改革の実像、平成の大合併の状況、地方制度調査会の議論の行方、道州制の検討状況など、当面の地方自治をめぐる状況と、分権改革の中で問われる市町村議会のあり方についての話を聴きました。
講師の今村氏は現在議論が行われている第28次地方制度調査会のメンバーです。ご承知の通り、この調査会では道州制と地方議会のあり方が議論されており、メンバーならではの講演を聴くことができました。
道州制では、福井県は近畿に入るパターンと北陸に入るパターンがあります。我々嶺南の住民感覚では近畿圏に入るのが自然な感じがしますが、嶺北の住民には近畿といわれても違和感を憶えると思います。道州制では、このような問題が各地にあるそうです。
市町村議会のあり方では、「議会改革なくして分権改革なし」との信念で調査会で発言されている内容などを聴かせていただきました。非常に力強く感動的な講演内容でした。