風の音パンフルート製作工房

浅い軽やかな音・心に沁みる奥深い音を自然の素材から自在に引き出します。パンフルート販売・修理・見学受付け中。

森のコンサート会場には玉水木の巨木

2018-02-18 | 山歩き・森のコンサート会場作り

いま森のコンサート会場を作っているパンフルート工房近くの弥山谷には滝のほかに冬に赤

い実をつける玉水木(たまみずき)の巨木群があります。

 

   

 

みせん谷には谷川の流れに沿って10数本の玉水木がありますが、森のコンサート会場の

近くにそのほとんどが集中しています。

コンサート会場すぐそばの一番の大木は高さ約30m・地上から1m位置の直径65㎝・

幹回り2・3mでした。

真っ直ぐ天にのび上10mに枝を出し葉を茂らせます。

落葉樹ですので12月初旬に葉を落とすと赤い実が無数に見えてきます。

山の稜線から日がさしこみ赤い実ぶぶんを照らし、順光方向から見るとそれは美しい風景

となります。

いつもは1月中には中型の鳥・ヒヨ鳥がやってきて実を食べつくしてしまいますが、今年

は他に食べ物が豊富にあるのでしょう半数以上は残り森に色彩を与えてくれてます。

さすがに2月に入るとパラパラと実が落ちてきますが、赤い実を踏みしめながらコンサー

ト会場つくりに励んでいます。

 

   

 

  風の音パンフルート制作工房  広島市安芸区上瀬野町205(国道2号線沿い)

連絡先 080-5235-7664 082-894-0854  panfrute@yahoo.co.jp 香原良彦まで


森のコンサート会場に岩のイス

2018-02-16 | 山歩き・森のコンサート会場作り

雪や雨の日をのぞいてパンフルート工房近くの渓谷に作業に入っています。

 

   座席用の岩をパワーショベルで吊り上げ観客席の位置まで運びます。

   

 

みせん大滝の下にある「森のコンサート会場」では開園に向けて着々と準備が進んでいま

す。

会場座席表部分の凹みを埋め、そこに座席用岩を運び並べます。

以前からある8席分に新たに12席分を加え20席分の配置ができています。

このコンサート会場はもともと石の採掘現場であったため、残り石がたくさんあります。

まだ座席用岩はありますので30席以上を目標に工事を進めます。

 

   

 

  風の音パンフルート制作工房  広島市安芸区上瀬野町205(国道2号線沿い)

連絡先 080-5235-7664 082-894-0854  panfrute@yahoo.co.jp 香原良彦まで


葦のパンフルートは6000年前の楽器

2018-02-14 | パンフルート界の交流

次作パン屋のイーストンにに登場する葦のパンフルートは6000年前からその存在を

知られています。

 

   絵本では森のイーストン のお店を中心にいろんなキャラクターを持つ動物たちが登

   場いたします。

   

 

ルーマニアに伝わってきた楽器パンフルートは、古代ギリシャを期限とする葦笛です。

「パン」というネーミングはギリシャ神話に登場する「牧神パン」に由来いたします。

ミケランジェロなどが登場する約600年前のルネサンス以前はヨーロッパ各国で演奏され

ていたということですが、近代楽器の登場によりその効率の悪さが原因でしだいに使われな

くなりついには人々の記憶から忘れ去られてしまいました。

現在までその原形が伝わってきたのはルーマニアだけといわれています。

ルーマニアでは山岳遊牧民族が羊の群れを追うときに吹き鳴らす笛として使われてきました。

 

   葦のパンフルート、肉厚は薄く細く繊細な音で物悲しい表情となります。

        

 

  風の音パンフルート制作工房  広島市安芸区上瀬野町205(国道2号線沿い)

連絡先 080-5235-7664 082-894-0854  panfrute@yahoo.co.jp 香原良彦まで


パン屋のイーストンでは葦笛で登場

2018-02-12 | パンフルート界の交流

絵本・パン屋のイーストンではシリーズ次作にパンフルートを登場させていただけるそうで

すが、素材は昔からヨーロッパで伝わってきた「葦」の楽器としたいそうです。

 

   

 

パンフルートは鳥の骨に穴をあけた笛とならんで「世界で最も古い楽器」であると言われて

います。

古代ギリシア時代からパンフルートの記述が現れて来ますが、笛が誕生したヨーロッパでは

熱帯産である竹は存在してなく穴があいて音管として成立する植物は葦しかありませんでし

た。

現在でもヨーロッパのパンフルート制作家はタイ・ベトナム・中国南部から竹を輸入して組

み立てておられます。

葦は広島県でも生息していますが、それも南島しょ部で、雪はめったに降らない温暖地域に

わずかにみられます。

葦は竹と比べ柔らかく一度試しに採取してきましたが、乾燥させるにつれ収縮が大きくパン

フルート管としては使い物にならなかったことがありました。

 

   私が持っている唯一の「葦パンフルート」ですが研究のため分解したり竹管を継ぎ

   足したりして原型をとどめていません。

   

 

  風の音パンフルート制作工房  広島市安芸区上瀬野町205(国道2号線沿い)

連絡先 080-5235-7664 082-894-0854  panfrute@yahoo.co.jp 香原良彦まで


絵本作家・巣山ひろみさん工房見学

2018-02-10 | パンフルート界の交流

「パン屋のイーストン」の絵本で知られる作家の巣山ひろみさん(広島市佐伯区在住)が先日

パンフルートの取材のため当工房に訪れられました。

 

   

 

巣山ひろみさんの来訪目的は「パン屋のイーストンのシリーズ次作(現在2作目を発表中)

にパンフルート演奏家のキャラクターを登場させたい」とのこと、そのための取材でした。

巣山さんがパンフルートのこと、私のことを知ったきっかけは2016年11月の中国新聞

「五日市高校が被爆樹木をパンフルートに再生した番組を自主製作した」という記事を見ら

れてからのことだと言われていました。

被爆樹木カイヅカイブキの持つ強力な発信力がいろんな方を結びつけてくれるものですね。

巣山さんにパンフルートの形への思い、何種類かのパンフルートを演奏し音の魅力などを

お伝えしました。

 

        

  

  風の音パンフルート制作工房  広島市安芸区上瀬野町205(国道2号線沿い)

連絡先 080-5235-7664 082-894-0854  panfrute@yahoo.co.jp 香原良彦まで