風の音パンフルート製作工房

浅い軽やかな音・心に沁みる奥深い音を自然の素材から自在に引き出します。パンフルート販売・修理・見学受付け中。

パン屋のイーストンでは葦笛で登場

2018-02-12 | パンフルート界の交流

絵本・パン屋のイーストンではシリーズ次作にパンフルートを登場させていただけるそうで

すが、素材は昔からヨーロッパで伝わってきた「葦」の楽器としたいそうです。

 

   

 

パンフルートは鳥の骨に穴をあけた笛とならんで「世界で最も古い楽器」であると言われて

います。

古代ギリシア時代からパンフルートの記述が現れて来ますが、笛が誕生したヨーロッパでは

熱帯産である竹は存在してなく穴があいて音管として成立する植物は葦しかありませんでし

た。

現在でもヨーロッパのパンフルート制作家はタイ・ベトナム・中国南部から竹を輸入して組

み立てておられます。

葦は広島県でも生息していますが、それも南島しょ部で、雪はめったに降らない温暖地域に

わずかにみられます。

葦は竹と比べ柔らかく一度試しに採取してきましたが、乾燥させるにつれ収縮が大きくパン

フルート管としては使い物にならなかったことがありました。

 

   私が持っている唯一の「葦パンフルート」ですが研究のため分解したり竹管を継ぎ

   足したりして原型をとどめていません。

   

 

  風の音パンフルート制作工房  広島市安芸区上瀬野町205(国道2号線沿い)

連絡先 080-5235-7664 082-894-0854  panfrute@yahoo.co.jp 香原良彦まで