風の音パンフルート製作工房

浅い軽やかな音・心に沁みる奥深い音を自然の素材から自在に引き出します。パンフルート販売・修理・見学受付け中。

パンフルート・底部仕上げ

2015-02-17 | 被爆樹木のパンフルート

パンフルート底部の加工は側面に板を貼付けた後、木工パテで凸凹を直しながら仕上げます。

   

 パンフルート底部の形態は製作工房によって様々な形がありますが、当工房では木工パテを使っています。

   

 パテを20回以上塗っては乾かし凸凹を削るという作業を繰り返し、表面が滑らかになれば塗装をします。

風の音パンフルート製作工房では自然の音の再現に努力しております。

購入・修理・パンフルート教室などのお問い合わせは082-894-0854またはpanflute3@yahoo.co.jpまでどうぞ。


側板を接着

2015-02-15 | 被爆樹木のパンフルート

パンフルート底部ライン上には、1㎜の化粧合板を貼付け箱型状に仕上げて行きます。

   

 両端の余分な部分を切り取りパンフルートの底部ラインを作り出して行きます。

   

 パンフルート底面を木工パテで埋めラインを出したあと側面幅を書き出しカッターナイフで切り取って行きます。

風の音パンフルート製作工房ではいろんな型のパンフルート作りに取り組んでいます。

購入・修理・パンフルート教室などのお問い合わせは080-894-0854またはpanflute3@yahoo.co.jpまでどうぞ。


側板取り付け

2015-02-13 | 被爆樹木のパンフルート

被爆樹木ピッコロパンフルートにも同じように側板を貼り付けて行きます。

   

 R定規でカーブを計り切り出して行きます。              裏表2枚の板を用意いたします。

   

 クランプ数台で隙間なく押さえつけます。         半日経てば取り外して次の台を挟み付けます。

風の音パンフルート製作工房ではいろいろな型のパンフルートを製作しております。

購入・修理・パンフルート教室などのお問い合わせは082-894-0854またはpanflute3@yahoo.co.jpまでどうぞ。


底部樹脂固め

2015-02-10 | 被爆樹木のパンフルート

汚れが付かないよう養生したパンフルート底部にポリエステル樹脂を塗り固めます。

   

 パンフルート底部の補強は楽器を丈夫にするための大切な作業です。

当パンフルート工房の独自の工法である底部ライン上のポリエステル樹脂固めは、楽器のカーブを頑強に固定したり

底部を重くすることで楽器の比重点が下がり重量感のある塊の音が前に出るようになります。

ちなみに別の形である「側面に板バンドを巻き付けて補強する方法」は、比重点が歌口方向に上がり音が軽くなりま

す。音が分散してしまうのです。

樹脂固めの方法は音的には良いのですが、楽器重量が一割がた重くなります。

これまでのように手首で支えるのではなく、肘で重量を感じるような構え方を工夫してみてください。

以外に重量は気にならなくなり、管移動の機動性も増しますよ。

   

 使い込んだ木の根台座の上ではみ出た部分を削り取ります。この作業はマスクをして屋外で行ないます。

風の音パンフルート製作工房ではみなさんに長く愛用いただけるよう頑丈な楽器作りを目指しています。

購入・修理・パンフルート教室などのお問い合わせは082-894-0854またはpanflute3@yahoo.co.jpまでどうぞ。


底部補強準備

2015-02-08 | 被爆樹木のパンフルート

パンフルート底部カーブを切り出したら底部を塞ぐ加工に入ります。

   

 切断面のバリや返りなどをヤスリなどで面を取った後、中に異物が侵入しないよう薄いコルクでフタをします。

パンフルート製作は素材準備の時は音作りで、組み立て後は外観作りとなります。

この段階ではすでに基本的な音の性格は決まっておりますので、これ以後の工程ではできるだけキズや汚れが付かない

よう段取りながら作業を進めます。

   

風の音パンフルート製作工房ではみなさんに満足していただける音作りを目指してパンフルート製作を行なっています。

購入・修理・パンフルート教室などのお問い合わせは082-894-0854またはpanflute3@yahoo.co.jpまでどうぞ。