外山滋比古の本の中から一冊を取り出し、先日、日帰り帰宅したとき持参した。
帯の裏表紙側には、
と、なっている。
『忘れるが勝ち!』
前向きに生きるためのヒント
作者は、私より10歳年長の1923年生まれなので、老いてなお著作を続けられる姿に感動しながら、新しい本が出版されれば注文して読んできた。
2020年に、96歳で死去された。
『忘れるが勝ち』は、2018年12月初版となっているので、著者の晩年に近い作である。
帯の裏表紙側には、
九十五年、わたしは忘れることで生きてきた。
忘れる頭はいい頭である。
詰め込んだ知識や人生の苦悩ーー頭の中のよけいなゴミをだして人生を有意義に生きる知恵が満載。
と、記されている。
目次は、
第一章 忘却のすすめ
第二章 思い出はつくられる
第三章 忘れるための実践法
第四章 つよい記憶、弱い記憶
第五章 忘れてこそ豊かな人生
と、なっている。
ここまで書いて、この本については、初読の折、ブログに書いたに違いない、と思った。
でも、どんなことを書いたか、何も覚えていない。
忘れようと努めなくても、忘れるらしい。
おぼろにでも、覚えていた方がよいことまで忘れがちであるから、私も忘れ上手、とは言い難い。
精神上、決してよくないことが、モヤモヤと消えがたく残ることがある。誰しも、同じかもしれない。これはよくない。
<レム睡眠の自動的効果>に頼って、特にマイナス的なゴミは、その夜のうちに忘れてしまいたいものだ。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます