ぶらぶら人生

心の呟き

『忘れるが勝ち!』

2023-04-19 | 身辺雑記
 外山滋比古の本の中から一冊を取り出し、先日、日帰り帰宅したとき持参した。

 『忘れるが勝ち!』
  前向きに生きるためのヒント


 作者は、私より10歳年長の1923年生まれなので、老いてなお著作を続けられる姿に感動しながら、新しい本が出版されれば注文して読んできた。
 2020年に、96歳で死去された。 

 『忘れるが勝ち』は、2018年12月初版となっているので、著者の晩年に近い作である。


    


 帯の裏表紙側には、

 九十五年、わたしは忘れることで生きてきた。
 忘れる頭はいい頭である。
 詰め込んだ知識や人生の苦悩ーー頭の中のよけいなゴミをだして人生を有意義に生きる知恵が満載。

 と、記されている。

 目次は、
 第一章 忘却のすすめ
 第二章 思い出はつくられる
 第三章 忘れるための実践法
 第四章 つよい記憶、弱い記憶
 第五章 忘れてこそ豊かな人生

 と、なっている。

 ここまで書いて、この本については、初読の折、ブログに書いたに違いない、と思った。

 でも、どんなことを書いたか、何も覚えていない。
 忘れようと努めなくても、忘れるらしい。
 おぼろにでも、覚えていた方がよいことまで忘れがちであるから、私も忘れ上手、とは言い難い。
 精神上、決してよくないことが、モヤモヤと消えがたく残ることがある。誰しも、同じかもしれない。これはよくない。
 <レム睡眠の自動的効果>に頼って、特にマイナス的なゴミは、その夜のうちに忘れてしまいたいものだ。


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