ぶらぶら人生

心の呟き

施設・三年目

2019-01-04 | 身辺雑記
 年が明けて以来、さて、いつから施設に行こうかと迷っていた。
 家では自分の好むままに好き勝手な生活ができる。夜更かしをしたり朝寝をしたり。
 それが、決していいことでないと分かっていても、勝手気ままな生活に堕しやすい。
 食事もそうである。食欲があまりないままに、適当になりがちで、どうしてもいい加減である。

 今朝、起床して、ひとまず施設に行こうと決めた。
 施設には、我が儘を抑制し、規則正しく暮らさざるを得ないところがある。
 朝食の届けられる時間が決まっている。
 だから6時には起き、朝の支度をし、ラジオ体操もする。
 そして、施設では、三食、バランスの取れた食事が提供される。

 しかし、いいことばかりではない。
 個室の生活とはいえ、周囲には他の生活者の存在がある。個室暮らしでありながら、共同生活の趣もある。
 ひとりでに緊張を強いられる。それがストレスとなりかねない。
 私以外の大方の人がそうであるように、施設で365日を過ごす気にはなれない。
 あくまでも、施設は一時的な住まいである。住所も家の方になっているし、新聞や郵便も家宛に届けられる。
 三年目の今年も、二つの生活の場を行ったり来たりしながら、暮らすことになるだろう。自分の足で、自由に動ける限りは。 

 施設で、恵まれているのは、広がりのある風景が眺められることである。
 今日も、窓辺によると、窓いっぱいに、晴れわたる冬の空が広がっていた。

        

           
           お飾り(4階カウンター)
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