ぶらぶら人生

心の呟き

2月を迎える

2016-02-01 | 身辺雑記
         

 シデコブシの蕾は、かじかんだまま2月に入った。
 雪と寒冷のため、花弁の、枯れ色になった部分は、とり除いてやった。(写真 上)
 今月中に開花するかどうか?
 日ごと、小さな変化を楽しみに眺めることになるだろう。


 昨日の朝日新聞 『ニュースの本棚』 に、水木しげるさんが取り上げられていた。

 ■水木しげるの人生  作家、博物学者 荒俣 宏

    <水木しげるさんは、漫画もおもしろいが、それ以上に座談の名手だった。何時間でも、おしゃべい
     していたくなる楽しさがあった。一言でいえば、厳しい時代を生き抜いたにもかかわらず、どんな
     経験をも幸福の材料に変える魔力があったのである。>


 あまり深い根拠もなく、今まで、水木しげるさんに関心を抱かなかった。
 食わず嫌いのようなものである。

 が、『ニュースの本棚』で、荒俣宏さんの紹介文を読み、気持ちが動いた。
 推薦された3冊から、1冊( 『わたしの日々』 )を選び、さっそく、アマゾンへ注文した。

 今日、その本は、早くも届いた。(写真 下)

             

 帯には、 
        カラーコミックで水木さんが語る。
            極彩色の人生、
           その日々の営みを。
     付録:幼少時や戦地でも描き続けられた貴重な絵画作品を収録。 
解説・南伸坊 

 と、記されている。
 帯に書かれた文章は、折に内容と一致しなかったり、誇張表現があったりするけれど、この本の場合は、書かれているとおりであった。

 幾度も、「ふふ」「うふふ」と、ひとりでに湧き出る笑いに浸りつつ、滋味あふれる内容に、心を打たれた。
 水木さんの言葉を読んでいると、力んで生きることはないという楽な気分になる。
 「なまけ者になりなさい」
 「猫はカシコイ」
 「屁のような人生」でいい、と言われれば、だれでもほっとするだろう。
 しかし、決して自堕落のすすめではない。
 心の持ち方の問題である。

 南伸坊さんの解説は、いつもどおり面白かたった。
 この本に掲載された水木さんの絵も素晴らしい。

 昨日開催された<お別れの会>には、多数の参加者があった、とニュースが伝ていた。
 なるほど、と思った。
 上記の本を読んで、水木さんの魅力を、一部が理解できたので…。

 (今晩さらに、水木しげるさんの本を追加注文した。
    だが、その中に、妖怪漫画は、含まれていない。)
 

 ※ 別の内容で、まだ書きたいことがあるけれど、日を改めることにする。
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