ぶらぶら人生

心の呟き

そもそも人生とは、…

2013-09-23 | 身辺雑記
 そもそも人生とは、
 と、いう冒頭表現に対し、人は、どんな文章を書き綴るのだろう?

 五木寛之さんの文章は、

 苦の連続である。良いことと悪いことの比率は、九対一くらいのものだろう。もちろん、いやなことが圧倒的に多いように思う。

 と続く。( 『生きる事はおもしろい』・東京書籍・平成25年9月5日刊・P134)

 救われる思いである。 
 いやなことに打ちひしがれるのは、私だけではないのだ、と。


 今朝から、脈拍数が異常に多く、不快であった。
 ベッドと居間を行き来しながら、五木寛之著を読んだ。
 午後3時、脈拍数が、やっと平常の70以下に下がり、PCを開けてみる気になった。

 ほぼ同世代のせいか、五木寛之さんのエッセイを読むと、共感したり救われたりすることが多い。
 今日、思わず、くすッと笑えたのは、この本に引用された、下記の川柳を読んだときだった。


    なぁお前はいてるパンツ俺のだが(紫牟田健二・作)
    LED使い切るまで無い寿命(佐々木義雄・作)
    三時間待って病名「加齢です」(大原志津子・作)

                         
               「シルバー川柳」に掲載されているもの。

 私自身、徐々にLEDに交換している。そして、その都度、同じ思いを抱いている。
 友人も、病院で気になる症状を医師に相談したところ、「お年を召していますから…」と言われた由。
 老いの身の、ほろ苦い体験が、川柳のリズムで表現されると、妙に愉しい。

 今日は祝日。診療はお休み日なので、病院に行きようもないが、もし今日の症状を訴えて相談すれば、私の優しい主治医は、困ったようなお顔をなさりながら、
 「交感神経と副交感神経のアンバランスかな」
 とおっしゃって、精神安定剤を処方してくださるのかもしれない。

 昨日は、6人の来客があった。
 そのとき使ったコーヒーカップが、シンクに置いたままだ。
 少し元気が出てきたので、片付けよう。
 そして、今晩は、食事らしい食事をしよう。
 五木寛之さん流でゆけば、多く食べる必要はない。
 「一食プラス」程度が、年齢にふさわしいのかもしれない。
 平素は少々食べ過ぎの感あり。 
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