7月初旬、山口に出かけた時、書店で外山滋比古さんの本を見つけた。
作者は、私より10歳も年上の1923年生まれである。
お元気で、執筆を続けられているのを嬉しく思いながら、本を求めた。
『大人の言葉づかい』 (KADOKAWA・2014年4月刊)
人はことばで生きる。
ことばがなくては生きられない。
人間はことば次第である。
「文は人なり」(ビュフォン)という、よく知られたことばがあるけれども、より広く、
そして深い意味において「ことばは人」ということができるように思われる。
(…… 略 ……)
人は生身の顔のほかに、もうひとつ、ことばの顔をもっている。
(…… 以下省略) <ことばの顔――はしがきにかえて>より
8章からなっている。
第1章 大人の話し方のできる人・できない人
第2章 敬語はむずしい
第3章 武器としてあいまいな日本語
第4章 得することば・損することば
第5章 知性がバレることばの基本
第6章 あなたのことばは、あなたの「履歴書」
第7章 品性は「文書」にあらわれる
第8章 ことばは礼節のあかし
章題からも、本の内容をある程度想像することができる。
とにかく平易な言葉で書かれているので、外山滋比古さんの話を聞いているような気分になる。
そして、首肯する。
ただ、私は、自身の吐露した言葉で、私自身が傷つき、恥ずかしくなることがある。
人間ができていない、と。
余生は、一言一言に、心をこめたいものだ。
だが、老いからくる体調不良の日もあり、そんな時は言葉も乱れて品性を欠き、自己嫌悪を深めたりする日常である。
日々反省。
作者は、私より10歳も年上の1923年生まれである。
お元気で、執筆を続けられているのを嬉しく思いながら、本を求めた。
『大人の言葉づかい』 (KADOKAWA・2014年4月刊)
人はことばで生きる。
ことばがなくては生きられない。
人間はことば次第である。
「文は人なり」(ビュフォン)という、よく知られたことばがあるけれども、より広く、
そして深い意味において「ことばは人」ということができるように思われる。
(…… 略 ……)
人は生身の顔のほかに、もうひとつ、ことばの顔をもっている。
(…… 以下省略) <ことばの顔――はしがきにかえて>より
8章からなっている。
第1章 大人の話し方のできる人・できない人
第2章 敬語はむずしい
第3章 武器としてあいまいな日本語
第4章 得することば・損することば
第5章 知性がバレることばの基本
第6章 あなたのことばは、あなたの「履歴書」
第7章 品性は「文書」にあらわれる
第8章 ことばは礼節のあかし
章題からも、本の内容をある程度想像することができる。
とにかく平易な言葉で書かれているので、外山滋比古さんの話を聞いているような気分になる。
そして、首肯する。
ただ、私は、自身の吐露した言葉で、私自身が傷つき、恥ずかしくなることがある。
人間ができていない、と。
余生は、一言一言に、心をこめたいものだ。
だが、老いからくる体調不良の日もあり、そんな時は言葉も乱れて品性を欠き、自己嫌悪を深めたりする日常である。
日々反省。
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