人々との出会い、 酒や食べ物との出会い

2017-03-13 13:10:59 | 国内旅行と山歩き
 旅先での人々との出会い、 そして美味いと感じる酒や食べ物との出会い、 そんなのも旅に彩りを添えてくれる楽しみだ。

 2017年の津南雪まつりでのそれを紹介しよう。

 酒瓶がならんだTop写真、 津南町中心部の雪まつり会場に設営されたテントに出店していたのは津南町三箇小学校だかの卒業生グループ。 その中には辰ノ口のまつり会場で出会い、 山菜採りのシーズンには春の山ウド採りや秋のキノコ採りに連れて行ってくれたオノズカ氏も加わっていた。 そこに顔を出したら、 山葡萄で作ったと言う赤ワインをチョッピリ味合わせてくれた。 並んだ一升瓶の中の「生酒・苗場山」これも美味い酒だと知った。 ここに来る前に同じ銘柄の一升瓶を街中の酒店で購入して、 辰ノ口の会場の世話役さんには差し入れて置いたので「美味しい酒で良かった!」と思ったことでした。

 さて吊るされた熊の毛皮をバックにして豪快な笑いを見せている御仁、 数年前の雪まつり会場で知った瓜の粕漬けを作っている奥さんの旦那さんで、 長野県との境にある地域ではちょいと知られた、 手広く専業農家として活躍していらっしゃる方だ。 去年まではいつも奥様が対応に出てくださり、 電話でアポを取る時に、 このご主人が出てくると、「母ちゃんが居ないと判らない」の一点張りで、 「頼りにならない旦那」のイメージを持って居たのだが・・・

 こうやってご本人に会ってみるとなんとも豪快な漢です。 吊るされた熊の毛皮は玉蜀黍畑に仕掛けた罠にハマった熊を猟師に頼んで鉄砲で撃ち殺してもらい、 毛皮にした物だそうだ。 冗談に「電話でイメージしていたご主人は奥さんの尻に敷かれているのだと想っていた」と話たら、 破顔一笑「その通り」、 でも「俺はこの毛皮を敷いている」なんてユーモアもお持ちの方でした。

 瓜漬の周りにベッタリと分厚く付着している粕、 瓜を食べ終わったら粕の中に魚の切り身を入れると、 これまた「美味しい粕漬け」が出来上がるのです。


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