子育てする母親の強さ

2009-12-21 11:38:01 | タナカ君的日常
 昨日、賑やかな東京駅近くのビルではXmasツリーをバックに赤いサンタ帽子を乗せて記念撮影するイベントに行列が出来ていました...と言う話題とは関係なく。 一週間ほど前に、「こんど上京するのですが、 食事など一緒に如何でしょう?」と昔の山仲間からメールが来ていました。 こんな連絡をくれる知り合いの少ない僕は二つ返事でOKして出かけてきました。 なんだか身内の方のお世話をするのに「絶対に風邪などひいたりすると困る」状態にあるそうで、メールには「タナカさんもマスクして来てください・・・」なんて文中にあったりしたので、食事中も当然その事が話題になりました。 彼女の娘さんは可愛い盛りのお子さんを子育て中、ところが腎臓機能の今以上の低下を食い止めないと、近い将来人工透析などの処置が必要になると診断されているそうだ。 その病状悪化を食い止めるためには塩分・たんぱく質の摂取を制限する食事療法を徹底したり、定期的な健康診断をきちんと受けるために病院に行ったりしているとか。 そんな場合、孫の世話する手伝いに、娘さんの家に時々行ってあげているのだそうだが、「絶対に風邪など引いた状態で訪れる訳にはいかない」 のだそうな。

 彼女も、子育て中の娘さんも 「子供がひとり立ちするまで、 なんとしても最悪の事態は避けたい」 との想いが強く、随分ストレスになり、悩みもしたらしい。 そのストレスを彼女は「いざとなったら、私の腎臓を娘にあげる」と決断して、今ではスッキリ解消したそうだ。 娘さんは厳格な食事制限を行えば普通の日常生活を送ることが出来る、今の健康状態を出来る限り長続きさせる努力をする。 そして将来いざとなったら母親からの貴重な贈り物を受ける。 ”送る側と受ける側の血液型が異なっても移植手術は問題なく行えるか?”といった疑問点の調査も済ませてあるそうで、 2つの家庭の幸せの最大値を求めると、そうなるのか?!との思いで話を聞きました。 それにしても小さい子供を持つ母親、その子供の祖母と2世代の母親達の子育てに取り組む姿勢は凄まじいですね。 
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