家庭内映画館

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「ジャーロ」・・・(688)

2011-10-15 01:04:51 | Weblog
「ジャーロ」GIALLO
監督:ダリオ・アルジェント
出演:エイドリアン・ブロディ、エルサ・パタキ、ロバート・ミアノ、ルイス・モルテーニ、タイヨウ・ヤマノウチ、他
2009年・アメリカ=イタリア・92分<レンタル>

<STORY>
北イタリアの都市トリノで、外国人美女ばかりを狙った誘拐殺人事件が発生。犯人は改造タクシーを用い、拉致した美女たちの肌を刃物で刻んでいた。そんな中、モデルのセリーヌが新たな標的となり、姉のリンダは猟奇殺人専門のエンツォ警部を訪ねる...

ダリオ・アルジェント監督の最新作。
タイトルになってる「ジャーロ」(ジャッロ)については、詳しくはwikiあたりでご覧ください(笑)
簡単にご説明しますと、イタリア映画の「スリラーもの」ですね~...そしてアルジェント監督は正にそのジャンルの代表格であります。
そしてもう一つはイタリア語で「黄色」を意味してまして、今作のタイトルはこの「スリラー」と「黄色」のダブルミーニングになっております。

...にしても、つまんない作品ですね(笑)
まぁダリオ・アルジェントって人は元々そんな凄い監督ってわけでは無いですが
例えばジョン・カーペンターなんかと同じでムチャクチャなんだけど、その勢いとパワーで何か面白い作品を撮り上げてしまった、みたいな(笑)まぐれ当たりっていうと語弊があるかもしれませんが、
そんな”B級の神様”みたいな人なんで、まぁこんなもんかと言えばこんなもんかも知れません...大体もう70歳ですしね。

美女を攫っては殺す、連続殺人犯。もうそれだけです(笑)
犯人にも刑事にも幼少期のトラウマがあるのですが、なんかイマイチ上手く物語に絡めきれてない感じですし、ダラ~ッとした唐突なラスト、そして、大体お前みたいな目立つヤツが犯罪犯すなよ!って思わずにはいられない犯人。
監督がアルジェントじゃなければ、まったく観る価値ないですね。
エイドリアン・ブロディもここ最近は大作に多く出演してるのに、なぜこんな作品に出たんでしょう?製作に名を連ねてるので何かその辺で政治的な理由でもあったのでしょうか?
とりあえずホラーファンは「ご祝儀」という意味で必見です(笑)


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2 コメント

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こんばんは。 (ヒロ之)
2011-10-15 02:15:08
警部が犯人に追い付けない事を意味するもの。
それは2人を演じた役者が同じだったという、アルジェントらしいからくりが私的には面白かったりしたんですが。

この映画辺りのブロディ出演作はパッとしないものばかりですね。
『スプライス』にしろ『エクスペリメント』にしろ。
未公開作の『エスケイプ』もう~んでしたし。
どうしちゃったんだろうって思います。
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Unknown (ONE OF THE BROKEN)
2011-10-22 00:12:48
ヒロ之さん>
これはアルジェントに限ったことではないのですが、年齢を重ねることでマイルドになってしまったり、あるいは当時は最先端のセンスだったけど年月を経るとセンスが時代に追いつけなかったり...最近ベテラン監督の作品を観るたびにガッカリすることが多いです。

「エスケイプ」ダメでしたか!観ようか迷ってたんですが、止めときます(笑)
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