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「30デイズ・ナイト」・・・(678)

2011-08-06 01:42:27 | Weblog
「30デイズ・ナイト」30 DAYS OF NIGHT
監督:デヴィッド・スレイド
製作:サム・ライミ、ロブ・タパート
出演:ジョシュ・ハートネット、メリッサ・ジョージ、ダニー・ヒューストン、ベン・フォスター、マーク・ブーン・ジュニア、マーク・レンドール、アンバー・セインスベリー、他
2007年・アメリカ・113分<レンタル>

<STORY>
アメリカ最北の町・バロウ。そこは、30日間太陽が昇らない極夜がやってくる極寒の町だ。そんな極夜の闇に乗じて、日光のみが弱点のヴァンパイアたちが町に現れ、住民たちを次々と惨殺し始める。氷と闇に閉ざされた町が陸の孤島と化す中、保安官のエバンは、住民や家族たちを守るため、ヴァンパイアとの絶望的な闘いに身を投じていく...

「死霊のはらわた」のサム・ライミとロブ・タパートが製作したヴァンパイア・ホラー...
お恥ずかしい話ですが、観るまでライミが絡んでるって全然知りませんでした(笑)
評判があまり良くなかったんで、正直観るのを躊躇していたのですが、まぁとりあえずそれなりに楽しめる作品でした。

私が知らないだけかもしれませんが、これまで極夜のアラスカを舞台にしたヴァンパイアものって観たことなかったので
結構新鮮というか斬新というか、ありがちなヴァンパイアものとは一線を画す作品だったと思います。
最近のヴァンパイアものってともすればスタイリッシュな吸血鬼が出てきたりしますが
出てくるヴァンパイアはほとんど化け物って感じで、リーダー格の男もまったくカッコよくないおっさん吸血鬼だし(笑)
そのもっさりした感じが逆に生々しくて良かったですね~
殺し方も人知れず血を吸うって感じではなく、とにかく皆殺し!貪り尽くす!って感じで
特に大殺戮のシーンを俯瞰で捉えたショットは他に見ない感じでこれも良かったです。
「人間vsヴァンパイア」っていうよりは、人間が一方的に虐殺され、逃げ惑うって感じでこの辺も他とは違いますね。

もちろんツッコミどころも幾つかあるのですが、今作の最大の失敗点は
「30日間太陽が昇らない極夜」という最大の設定がありますが、30日間の時間経過がまったく感じられないことですね~
途中で”~日目”というクレジットが入るのですが、少なくとも私は一晩の出来事にしか感じられませんでした。
この30日の時間の経過を上手く描けてなければ、サバイバルものとしての魅力は半減してしまいます。
確かにキャッチとしての「極夜」は有効だと思いますが、30日の描き方が中途半端になるくらいなら、はなっからその設定は無しにした方が良かったのでは?
その設定が無くても、十分楽しめるヴァンパイアものだと思うんですけどね~...


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