家庭内映画館

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「ハードコアの夜」・・・(299)

2007-12-04 18:12:21 | Weblog
「ハードコアの夜」HARDCORE
監督・脚本:ポール・シュレイダー
製作:バズ・フェイトシャンズ
製作総指揮:ジョン・ミリアス
出演:ジョージ・C・スコット、ピーター・ボイル 、ディック・サージェント、イーラー・デイヴィス、シーズン・ヒューブリー、他
1979年・アメリカ・108分<レンタル>

<STORY>
ミシガンで家具工場を営むジェイクは、カリフォルニアに出かけたまま行方知れずとなった娘を探すために私立探偵を雇う。だが探偵が持ってきたのは娘が出演しているポルノ映画だった。怒りに燃えるジェイクはポルノ映画のスポンサーを装って業界に潜入、娘の足取りを追う...

<未見の有名作品を観てみよう計画・・・その2>
...今作を<有名作品>と呼ぶのはちょっと無理があるかな?(笑)
とりあえず「ロッキー」以来7ケ月も<未見の有名作品を観てみよう計画>が進んでおりませんでしたので(笑)若干強引ながら今作も加えさせていただきます。

「タクシードライバー」のポール・シュレイダー、「ランボー」のバズ・フェイトシャンズ、「若き勇者たち」のジョン・ミリアス、とハンパなく男臭い名前が並んでおりますね(笑)
完全に私の守備範囲ではあるのですが、なぜか今まで観る機会がありませんでした。で、TSUTAYAにDVDがあったので今回借りてきました。

ストーリーとしては行方不明になった娘を探す父親の物語なんですけど、そこはさすがにポール・シュレイダーですね~敬虔なクリスチャンで保守的な田舎モノのこのオヤジがメチャメチャ暴力的に解決していきます(笑)
そのため。ちょっとスラップスティック的な雰囲気もあるのですが、根底にあるものは宗教的なバックボーンもあって結構ダークでヘヴィです。
特にラストで娘と対面するシーンはその辺が色濃く出てますね。

おそらく当時の若者の性や風俗といったものを田舎の保守的なクリスチャンと対比させて、ジェネレーションギャップのようなものを描いたのだと思いますが、もちろん30年近く前の作品ですので今観るとそんなにキビシい内容ではありません。
ただ、今作を現代風に撮ればジョエル・シュマッカーの「8mm」になるんでしょうね~

最近骨太な作品があんまり無いなぁ~って感じの方はご覧になってみてはいかがでしょうか?


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