家庭内映画館

ホームシアターやAV機器、映画の感想・映画にまつわる話をだらだらと書き綴っていきます。

「要塞警察 デラックス版」・・・(357)

2008-05-24 15:14:58 | Weblog
「要塞警察 デラックス版」ASSAULT ON PRECINCT 13
監督・脚本・音楽:ジョン・カーペンター
出演:オースティン・ストーカー、ダーウィン・ジョストン、ローリー・ジマー、他
1976年・アメリカ・91分<セルDVD>

<STORY>
ロス郊外で、ストリートギャングによる無差別殺人が発生。彼らに娘を殺された父親は、執念でギャングの一人を射殺し、近くの警察署に駆け込んだ。だが署は移転のため、勤務する署員はわずか...仲間の報復にやってきたギャングたちは、分署の電話線と電線を切断して外界から完全に孤立させ、サイレンサーで署員や囚人を無差別に殺してゆく。臨時の署長を負かされていた警部補ビショップは、収監されていた凶悪犯ナポレオンと協力し、襲い来るギャングを迎え撃つ!

鬼才ジョン・カーペンター監督の2作目にして劇場デビュー作品。(ちなみに日本では残念ながら劇場未公開です)
ハワード・ホークス監督の名作ウエスタン「リオ・ブラボー」の設定を現代に置き換えたオマージュ作品です。

作品に関してはもう観て下さいとしか言いようが無いので、今回は再発版のDVDについて少し...

今作が初めてDVD化されたのは7年前でハピネット・ピクチャーズからの発売でした。その時の特典はオリジナルの予告編だけでしたが今回ジェネオンからの再発版(デラックス版)は43分の特典映像に加えて日本語吹替えと監督のオーディオコメンタリーが収録されております。

今作はデジタルリマスターされていて、私はハピネット版も所有しておりますので見比べてみましたがちょっと比べ物にならないくらい画質が向上してますね~DVDとしては買いなおした甲斐がありました。

ただ...久々に観たのですが、やっぱり映画って観た時の年齢や精神状態やそういうものが大きく作用すると思います。そういう意味で自分の中で美化している作品も多いのですが、今作も残念ながらそういう部分がありました。
もちろん30年以上前の低予算映画だと考えると素晴らしい作品なんですけど、改めて見直すとちょっと「あっさりした」感じでした。
印象としてはもっと凄まじいストリートギャングとの攻防戦があったように思ってましたが意外にアクションシーンよりドラマ部分が多かったですね~

もちろん現在も変わらないカーペンター節と言うかクールでソリッドな感じは健在ですし、素晴らしいバイオレンス・アクションであることは変わりません。
ただ、今作に限らず自分の中で美化しすぎてしまってる作品も結構多いんだろうなぁ~と改めて思って怖くなりました(笑)

とにかく未見の方は是非観て下さい。「ニューヨーク1997」や「ハロウィン」の原点がここにあります。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿