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映画の感想・・・(89)

2006-02-22 01:24:34 | Weblog
「アサルト13 要塞警察」監督:ジャン=フランソワ・リシェ/出演:イーサン・ホーク、ローレンス・フィッシュバーン、ガブリエル・バーン、ジョン・レグイザモ、ブライアン・デネヒー、他/2005年・アメリカ・110分<劇場公開>

新年を間近に控えた大晦日のデトロイト。
建物の老朽化のため閉鎖される予定の13分署に悪天候で立ち往生した護送車が搬送されてくる。護送車に乗っていたのは、ビショップら4人の犯罪者たち。しかし分署にいるのは、部下を殉職させて以来アル中気味のローニックに定年退職間近の老警官、デスクワーク専門の女性警官と、頼りない顔ぶればかりだった。
ビショップら犯罪者を預かることになり、緊張するローニックら13分署のメンバー。しかし、真の危機はその後に待ち受けていた。新年を迎えたそのとき、突然謎の集団が13分署に襲いかかってきたのだ。悪天候もあり、外部に応援を頼むのはほぼ不可能。分署は完全に孤立状態に陥る。
分署内で武器を扱えるのは、ローニックと老警官のふたりだけ。しかし、襲撃者たちは容赦なく攻撃を繰り出してくる。いったい彼らの目的はなんなのか? ローニックらは、生き延びるために凶悪犯ビショップらと手を組むことにするのだったが...

さっき劇場から帰ってきました。平日の最終とはいえ、公開三日目なのに私を含め観客は3人...(苦笑)早めに行っといて良かったです。多分打ち切りも早いでしょうから...。

まず...この作品は76年のジョン・カーペンター監督作品「要塞警察」のリメイクで、原題は”ASSAULT ON PRECINCT 13”(13分署襲撃)です。
ちなみにオリジナルは私にとってフェイバリット・ムービーの1本でして、今作も”観に行く”というよりは”どれほどのもんか?確認しに行く”という感じで(笑)行ってきました。

オリジナルが(低予算だったというのもありますが...)静かでクールなバイオレンス・スリラーって感じだったのと打って変わって、今作はかなり派手なアクション大作になってます。

基本設定以外は完全にオリジナル・ストーリーになっていて、特にオリジナル版では襲撃者側のことはほとんど描かれていないので、そういう意味では”別物”と言っても差し支えないくらいです。
ちなみにリメイクとは謳っていませんが、同系等の作品「スズメバチ」の方がオリジナルに近い作りですね。

で、肝心の出来は...一言で言うと”悪くない”って感じですかねぇ~...オリジナルはジョン・カーペンターの手腕というよりも彼の持つ”資質”みたいなものがにじみ出た作品だと思うので、あの雰囲気って誰かが出そうとして出せるものではないと思います。だから今作がリメイクといいながらも大幅に内容を変更して、さらにアクション大作として仕上げたのは、それはそれで正解だったのかもしれません。(オリジナルに忠実なリメイクも観てみたかったとは思いますが...)
もちろん突っ込みどころも多いですが、なかなか面白いアクション映画だと思います。

この作品に興味を持たれた方は、できれば「要塞警察」「リオ・ブラボー」「スズメバチ」「ゴースト・オブ・マーズ」なんかも併せて観て欲しいですね。


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