おねえちゃんの独り言

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(・・・って、そのまんまだけど)

最近ムカつく郵便事情・前編

2011-07-03 00:10:55 | Weblog
 最近、郵便事情に対してムカつくことが多い。郵便局だけでなく、eBayとかNetflixとか、郵便を利用するサービスに対してもムカつくので、ちょっと幅を持たせて郵便「事情」。
 そもそも郵便物なんてものは、一定の確率で紛失するのが「世界標準」なのだろうし、かつてはあり得ないぐらい優秀だった日本の郵便局だって民営化された今じゃ見る影もないらしい。それにしてもここ最近の立て続けのトラブルに、かなりいらだっている。考えてみえば渡米した直後、90年代半ばのアメリカというところにはそもそもサービスというものが存在せず、郵便局でも宅配業者でも何かというとムカついていたものだ。詳しい考察をしているとえらい長くなるので省くが、それがこの10年ほどは「たまにしか」ムカつかなくて済む程度に、一定のサービス向上が見られていた。しかし、ここ最近はかなりひどい状態に「逆戻り」と言うべきなのか・・・。詳しく書かないが、郵便局だけでなく宅配業者の荷物も3月だけで2件も紛失したし、景気などが関係する社会全体の傾向なのかもしれないが。
 具体的には、5月だけで私が発送した郵便物が2件も紛失した。どちらも私がeBay(オークションサイト)を通じて販売した商品だ。これがまた、4月あたりから郵便料金と区分が改訂になったらしく、以前は$1.22で送れていた同じ商品の発送に$1.71も取られるようになった挙げ句の、立て続けの紛失である。本当にムカつく! 料金上げた上に紛失連発かよ! しかも1件など、同じロサンゼルス宛の郵便である。一体全体どこに消えるというのか?! おまけにどちらも、買い手がeBayのシステムに申告したため、私は商品を失くされた上に販売金額は勝手に返金させられ、もちろん郵便料金も丸損だし、挙げ句にeBayの販売手数料もPayPalの手数料も取られたままという、許し難い大損である!
 日本のような銀行振り込みが存在しない(に等しい)アメリカでは、eBayでの商品の購入にはほとんどの場合、PayPalというオンライン支払いシステムが使われる。eBayはPayPalを買収したため、現在は両者のシステムは完全に統合されており、eBay側は売り手から販売価格に応じた手数料(なんとこの手数料、送料にまでかかる!)に加え、PayPalの送金手数料(販売代金の場合は、金を受け取った側に課される)まで取ってまさにボロ儲けである。
 商品が届かないなどのトラブルの場合は、eBayにもPayPalにもレポートするシステムがある。これまでに売った商品が紛失した経験がなかった私は、「Buyer Protection」「Seller Protection」などとさんざん宣伝しているもので、今回のような売り手にも買い手にも非がない場合、てっきりeBay側が損失を補償してくれるのかと思っていた。我ながら大バカだった。
 買い手から商品が届かないとメールをもらった私は、eBayが補償してくれることを期待して「eBay/PayPalのシステムにレポートして」と買い手に返信してしまった。結果、何が起きたか。今回のように郵便局から普通郵便で商品を送った場合、荷物追跡番号がない。eBayによるとそうした場合、商品が相手に届いたという証明がないので売り手が悪いことになり、勝手にPayPalから商品代金が買い手に返金されてしまう。おまけに、その売買はなかったことになってしまったことが明白であるにもかかわらず、PayPalの手数料はもちろん、eBayのオークション手数料の払い戻しすらしないのである! eBayたるや、見上げた貪欲さである。どうりで億万長者のeBay創業者が、勝ち目のない州知事選に湯水のように大金をつぎ込めるわけだ。
 これでようやく分かった、自分が買い手である時に「商品が届かない」と売り手に連絡すると、大抵の場合はすんなりと返金してくれる訳が・・・。買い手がeBayにトラブルをレポートしてしまうと、オークション手数料すら戻ってこないからだったのだ。だったら自主的にとっとと返金して、お互いの同意のもとに取引がキャンセルになったとeBayのシステムにレポートすれば、少なくともオークション手数料だけは戻ってくるからね。

(長くなってしまったので、続きは後編で)
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