11日は暴風で時折陽光が注ぐも概ね曇り、12日も曇り ・・・ そして今日13日は朝から雨。
準備万端で迎えた梅雨は、さほど不快じゃない ♪
「もう止めようよ…。手書きの発生届」。
2020年4月23日、ツイッターでこんな書き込みとともに、医師が保健所に送る新型コロナウイルス感染症発生届の画像が拡散。
新型コロナの感染拡大に追われる医療現場が FAX を使っているという事実に驚きが広がり、政府も動いた。
河野太郎防衛大臣が IT 担当の平将明内閣府副大臣に向けてリツイートし、平副大臣はそれを受けて 「引き取ります」 とツイッターで即答した。
2020年4月末には厚生労働省がオンライン化を公表し、複数の海外メディアが 「ついに日本政府が FAX から脱却する」 と伝えるほど注目を集めた。
大臣のツイートが FAX 廃止を後押しした形だ。
一方、本件のように標準化が進んでいない業界の規定ツールならまだしも、FAX がとっくに死語となっている事実に未だ気が付かない人達もいる。
事実、5年ほど前に兄から重要なデータを FAX で送って欲しいと言われたことがあるし、現役時代の同時期に面談した取引先候補の業者から FAX での資料送付を希望されたこともあった。
前者は 「FAX などとっくに捨ててしまった」 と伝えても理解されず、「なぜ?」 としつこく反論されたが却下! 後者はあれこれ理由を付けてお断わりした。 そもそも BMS に対応できない相手とは取引などできない。
但し、FAX しか手段がない高齢者等も対象とした業務には FAX が必要。 公的機関やメディアなどに FAX は欠かせない。
時代に取り残された人達は厄介だ。
恐らく、今を生きるビジネスパーソンとは乖離した異常な価値観を持っているだろう。
同じ言語を使っても異なる意味に解釈されるリスクもある。
知らないうちに生き恥を晒したり、ビジネスチャンスを失ったり ・・・ 厳しい現実だけど、これも本人が選んだ道。 自己責任なのだ。
情報に疎いまま、時代に取り残された極めて狭い世界に閉じ籠もるかどうかは、それぞれが決めることなのだから。