ブルーベルだけど

君にはどうでもいいことばかりだね

オーディオの始まり <その1>

2015-05-24 10:24:24 | 日記
それは大学 1 年時。 以前ここで書いた下宿から徒歩 7 分の距離にあるダイエーで買ったスピーカー。 オーディオコーナーで、仲良くなった店員さんから 「 ここに陳列してあるどのスピーカー (システム) より、こちらの方がいい 」 との言葉を引き出していたことから、購入を決意するに至る。

ペアで 3,000円程だったと思う。 安いジーンズを穿いた僕は、段ボールの梱包を手提げに入れてもらい、急ぎ足で帰った。

下宿に着くとさっそく箱を開け、端子にケーブルを半田付けし、親戚が経営する花火問屋に勤めていた H さんに案内してもらい秋葉原のコイズミ無線で買ったエンクロージャー (ペアで 7,000円位?) にネジ止め。

そうそう、「 送料がもったいないから 」 という H さんの親切な提案に感謝し賛同した僕は、一緒に一駅重労働して、わざわざ親戚の問屋から無料で配送してもらったっけ。 今思うとチグハグな話だけど、バイトさえ始めていなかった僕には、買うことだけで精一杯だった。

出てきた音は、これまで聴いてきたものとは次元が違う、鮮明かつ滑らかな音。 上京時に、父に買ってもらった 9,800円の Marantz SUPERSCOPE(ステレオラジカセ) に繋いだだけのオーディオ。 これが僕のファーストシステムだ。

そのユニットは DIATONE P-610B ・・・ 熟年オーディオファンの間ではお馴染みのロクハンだろう。 僕のオーディオは、偶然こいつで始まった。

プレス成形の安っぽいフレーム。 古色蒼然たるマッチングトランス取付用台座。 おまけにエッジはペンペラのスポンジだ。 (しかも、後年ボロボロになった)

その後、アルバイトして、プリメインアンプとプレーヤーを購入。 そして僕は、その下宿から 6 駅離れたアパートへと転居した。


Hotel California 、ボヘミアの森から(45 回転 LP) ・・・ このスピーカーから流れるボーカルは、思わず息を呑むほどの生々しさがあって、JBL STUDIO 570CH と同様、「 スピーカーの価格って、いったい何なのだろう 」 と考えさせられた逸品だった。




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