脱あしたのジョー

MTオリーブフィットネスボクシングクラブのブログ

本当に戦う必要がある時

2014-06-13 | Weblog
先日うちの子と運動部の子の間でトラブルがあった。
まあ子供同士の争いと言えばそれまでだが、問題は何を言ったかということで学校でも指導が入ったのだが、問題になったことはその人間が相手の欠点をついて非常に汚いつかってはいけないような言葉をつかってうちの子の自尊心を傷つけたらしい。まあはっきり言って運動クラブと言うのはエネルギーが有り余っているのでそういうエネルギーが時には暴言となることもある。体育会にどっぷりつかった奴と言うのは暴言をはく傾向があると思っている、そういう奴らは狭い世界が常識だと勘違いしきちんと適切な指導をうけなかったからだと思っているが、今回暴言をはいた子供は同じ進学校の子供で世間的には賢いと言われているのでたちがわるいと思っている。
ただこういうことを言う奴はごまんといる、そんなことでいちいちこんなことを言われたなどと学校に行っても本人のためにはならない。
しかし問題なのは自尊心がひどく傷つけられたことである。
私は先生に彼が先生のところに行ったのは単なるつげ口で相手をさばいてくれと言うことではない、彼が暴言をはかれて自尊心を傷つけられ人権を侵害されたからで、相手と対峙して自分の名誉を取り戻すためだ、大事なのはその名誉と人権を侵害されたことにたいして黙っていてはいけない、主張することも必要だ、だからそういう意味でうまく指導してやってほしいということを伝えたが、そのことによって彼が成長してほしいと思ったからだ。
私の子供は私とはまったく逆で論理的思考が苦手である。
だから言われた時は黙ってかえってきたのだが、その内容がいわゆる差別的にも思えたので指導がはいったのだが、たぶん口下手な人間が相手に対峙して話し合いをすることは勇気が言ったことだと思う。
まあこれは笑い話だが、たぶん私だったら間違いなくそいつをバットで襲撃するだろうが、こういうやり方は他に教えてくれる大人がいなかったからで、そうするしか他に方法がない一番くだらない解決法だ。
しかし彼には手本となる大人がたくさんいてどう解決していったらいいかと言うことを教えてくれる大人がいる。我々の時代や環境とは違い今はきちんと話し合いで解決できるし、他に方法はいくらでもある。
名誉や人権と言うものは人間が生きていく上では大事なものだ、この名誉や人権が侵害されることは生きている権利を奪われると言っても過言ではない、よくいじめなどで使われるお前は空気以下の存在だというような言葉はまさにそうで、時にはこの名誉や人権を守るために戦うことも必要であり、その時自分はどう主張してどういう行動をとるかということを教えることは大事なことで、私はこのことを通して彼が成長してくれたらと思っている。

聞くとおどろくと思うが、実は私も昔は論理的に物事を考えることができない人間で、人の話もきちんときけるような人間ではなく人との違いを感じていた。
そんなことを言うと今の自分をあげるためにそんなことを言ってと言う人間もいると思うが、しかしそういうディスアドバンテージがあったからこそ逆にそういう部分で人よりもアドバンテージを持つことができたと思っている。
神は平等だ人間には大きなアドバンテージが与えられている。しかしそのアドバンテージは努力しないと見えてこないもので、実は人間の一番弱い部分にそれがかくされていてその部分を克服しようと努力するときにその自分の本当のアドバンテージが見えてくるのではないかと思っている。
人間はかならず誰でもおとっている部分がある、それを個性といってしまえばそれまでだが、しかしそのおとった部分にこそかくされた本当のアドバンテージがある、そのことを信じて私は子供にこういうディスアドバンテージが見えた時、一番最善なかたちでそれを克服し解決することを教えたい。
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