脱あしたのジョー

MTオリーブフィットネスボクシングクラブのブログ

I like dogは食用の犬が好き

2022-07-20 | Weblog
最近自習室と称してレンタルルームをはじめているビジネスが増えて来ているらしい。どこかのビルに自習できる環境とスペースを提供しているそうだが、そこには国家試験やその他の割と難解な試験勉強をするための利用者が増えているそうである。ここ最近私が思うことは若い人たちがキャリアアップのためか勉強熱心になってきたことである。ジムでも実際、語学や難解な試験を目指している人もいるし、海外の大学や大学院を目指している人もいる。私も実際彼ら彼女らが英語で論文を読むための指導をしているが、人によってはレベルが高く、社会人になってもキャリアアップのために一生懸命する彼ら彼女らには心から尊敬している。

話しは英語の話になるが「I like dog」は私は食用の肉が好きになることを知っているだろうか?英語で犬が好きと言う時「I like dogs」が正解であるが「I like dog」がなぜ食用の犬が好きになるのかというのは、犬を加算か不可算でとらえることの違いで、犬を不可算でとらえると食用の犬になる。これをもうすこし詳しく説明すると「I like dog」の「dog」には冠詞がついていないので「dog」は不可算である。私は加算か不可算を教えるときに加算はかたちをうしなえばそれがそれだと言えないもの、そして不可算名詞は切ったり、かたちをうしなってもそれがそれだと言えるものだと説明している。すなわち水や紙は切り取っても水あるいは紙と言うことができるが、チョークが不可算なのはまさにこのことから言えることだ、不可算は切ってもかたちをうしなってもそれがそれだと言えるのだから、もし犬が切ってもかたちをうしなっても犬だと言えるとしたらこまぎれとか手羽先のように食用となる。よって「I like dog」は食用の犬が好きとなる。
しかしそもそも犬を食べると言うのは日本人や欧米の文化からしたらとんでもないことである。この犬は韓国語ではケッと言うがこのケッは侮辱的な言葉だ。韓国語にはケッセ○キとかケッをつかった罵り言葉がかなりたくさんあるのだが、韓国人は犬に対してあまりいい印象を持ってはいない。ソウルオリンピックの時に韓国人は犬を食べるということがヨーロッパ社会で大きな問題になってソウルオリンピックが開催された時そういう店が表からきえたとか言う話を聞いたが、犬を食べるというのは愛犬家の多い欧米にとってはもはや文化の違いではすまされない問題である。最近ではドッグラバーの間では犬をケッではなくカンアジと言う言葉を使って表現しているのだが、犬はペットとしての権利をかくとくしつつあり、その食文化はなくなりつつあるようだ。
犬はヨーロッパ系の人間にとってはパートナーであって家畜ではない。だから犬を食べるなと言うのは国際的な主張として正しいであろう。しかし同時に日本人はそう言いながらも馬を食べるのだから不思議である。





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