脱あしたのジョー

MTオリーブフィットネスボクシングクラブのブログ

俺は前から言っている

2018-03-10 | Weblog

私が考える指導者にとって大事だと思うことは先見の明を持つことだ。特に責任者は群れを管理するだけではなく、その群れを安全に正しい方向へと導いていかなくてはならない。そのためには多くの情報を集めて物事をよく理解し、先見の明を持って群れを導いていくことが求められるのではないだろうか。日本人はよくまとめるという言葉を使うが、しかしこういう場合多様性を認める海外では使わないと思う。おそらくこういうまとめるという考え方の中にも、体育会系の村社会的な考え方が垣間見られるが、これからはいろいろな性格や育ち、そして民族も違う人間たちをまとめるのではなく、一つの方向に導いていくことがこの多様性と言われる時代には必要なことであろう。

英語を読んでいろいろな情報を集めてそれを理解し、さらに人権や倫理などを必要な学問から学んで理解したら、スポーツの世界がいかに村社会で競技者のことを考えてはいないということがわかると思う。最近相撲やレスリングが問題になって、コメンテーターがああだこうだと言っているが、しかし私自身はだいぶ前から日本の運動系の親玉中心の人間関係に大きな疑問を持っていたし、そのことはずっと言ってきた。さらに格闘技にぶらさがるような奴のメンタリティなどもよくわかっていたし、事実こいつらはだめだと公言していた人間はゲスな問題をおこしている。本当に体育会のヒエラルキーは一般的に考えておかしいことだらけであるが、そういったことは、単に自分が感じたことではなく、私が海外で競技したこと、ドキュメントやそういった関連の情報を英語で理解できたこと、さらに宗教学や哲学や社会学、そして心理学などを学んできたからこそ、そういう事柄を読みとることができたと思っている。私の言う先見の明とは群れを正しく導くためにまわりをよく見て自分たちの最善なやり方を選ぶことである。このボクシングと言う競技を通して会員が生き生きと楽しく充実できるようになるためには、常に自分たちはどうあるべきかということをしっかり考えることができることが必須である。情報もなく哲学もなければまわりに飲み込まれて流されてしまう。そうならないためにも先見の明を持ってしっかりと舵取りしていくことが大事である。ブログでも書いたが私はこのジムを有名にしたいとかしようなどとはこれっぽっちも思っていない。幸いなことに女子がすごく盛んで、2年ほどでB級合格者が二人でたのだが、そういったことはトレーナーたちの力もあるが、うちの持っている自由で誰でも気軽に競技できるという雰囲気があるからだと思っている。時々会員にいい環境をつくってくれてありがとうございますと感謝の言葉をいただくが、私の強みはちょっとやそっとのことで流されないこと、これからも多くのことを研鑽して先見の明を持って、会員の人がここに来て本当に良かったと思われるような場所にしたい。

 

 


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする